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青森県立美術館コレクション展 棟方志功+成田亨+奈良美智 idol3 。

2010-10-03 18:07:03 | 美術館・博物館・シネマ。
青森県立美術館コレクション展
棟方志功+成田亨+奈良美智 idol3

会場:尾道市立美術館

原始的な力強さと天衣無縫な造形で国際的な評価を得た版画の棟方志功(1903-1975)、彫刻家として注目される一方で「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」のヒーロー、怪獣のデザインを手掛けるなどマルチに活躍した成田亨(1929-2002)、独特の表情の子どもや犬を描いて新世代アーティストとして国際的に注目される奈良美智(1959-)。青森県立美術館所蔵のコレクションから3人の作品117点を展示します。

前回、尾道市立美術館を訪れた際に貰った当企画展のチラシを観て、非常に興味を持って必ず鑑賞に来たいと思っていた。本日、雨天であったが、予定が無くイイ機会であったので鑑賞に行ってきた。
当企画展の作品群には深いメッセージ性や哲学、歴史等が織り込まれているのだろうけども、描かれているものが子供モノっぽさがある為に取っ付き易く、難解なことを気にすることなく表面的な面白さを自然と楽しむことが出来た。ウルトラマンのキャラクターや、くだけた仏画、ポップな子供画。作品を目の前にすると、自然と笑みが出て、にやけたり、心が弾む。有意義な時間を過ごすことが出来た。

美術館を出ると雨が止んでいたので、美術館がある千光寺公園から市街地まで徒歩で下ることにした。現在、NHK連続TVドラマ『てっぱん』の舞台がココ尾道であることから観光客が急増。『てっぱん』で使用されたロケ現場には観光客やカメラ小僧が群がっている。千光寺公園から下る坂道の何カ所かにもロケ地があり、総ての箇所に於いて人集りが出来ていた。TVの影響は大きいね。まぁ、確かに尾道は“絵になる景色”が多い。歩けば歩くほどに魅力的な場所に突き当たる。これから涼しくなっていくからさ、尾道の坂道を上がったり、下がったりするにはベスト・シーズン到来だ。