「効果的に伝える」
ブログをやっていて、その難しさをつくづく実感しています。
同じ時間を共有しつつも、人は自分の経験や状況、特性によって受け取り方は千差万別です。
いわんや、数行の文字媒体でその本質を伝えることは至難の業です。
だからこそ誤解や齟齬が生じるのだと思っています。
けれども、受け取る側が思ったことそれ自体は確かに「真実」です。
その人が思ったこと感じたこと全てが正しい行為です。
ただ、伝える側が意図したことがうまく伝わらないこともあります。
いかに自分が思ったこと、感じたこと、受け取ってもらいたいことを分かりやすく伝えるか。
これは自分自身を磨くしかありません。
言語感覚を磨くこともありますが、私はなるべくブログで画像を多様していました。
ハリセンマスター / 2008-02-25
ブログを見て、それとなく選んだ陸戦開始の緊張感・高揚感を伝える1枚。
これによって、陸戦の雰囲気を伝えようと私はきっと考えたのでしょう。
本にある1枚のカット、1枚のイラストから、読み手は想像力を膨らませます。
レトロな「Wizadry」をピコピコやっていた時代、動画も何もない時代でしたが、色々楽しんだものです。
現在はおよそゲームというよりは映画のようなものが多数あります。それは一方で進化、一方で退化ではないでしょうか。
分かりやすく伝えるための映像が高度に発達すればするほど、空想の余地は狭まり、想像力を働かせる隙間を奪います。
現在、シンプルな作りのゲームが売れ行きを伸ばしているのも、そういったことが要因の一つ(伝えすぎない良さ)があるのではないでしょうか。
大航海時代onlineも、およそ簡略された要素を多分に含んでいましたが、それはそれで私は好んでいます。きっとそこには想像力を働かせる余地があります。
ただ、少しはグラフィックにこだわってもらいたいこともあります。
停戦書なのか戦闘回避書なのか免罪符なのか、漆弓角弓なのか短弓なのか、失敗して間違った方を捨ててしまう人がいるかもしれません←
色違いや左右反対にする作業は作り手は楽かもしれませんが、ユーザーは「グラ使いまわし」「モブ」と言う人もいることでしょう。少しの労力かと思うので努力していただきたいとこです。誤解をさせにくくするということにもつながります。
相手に分かりやすく伝えるには、簡略化して要点だけ伝えるのも大切な作業です。
家電についてくる分厚い取扱説明書を読むのは労力のいることです(それが好きな人もいることは確かですが)。私は簡略化した説明書だけ読んでいます。
限られた時間に論旨を的確に表現する。これも大事な視点ですね。
他方、「えぇ、私の年収低すぎ( ゜д゜)!?」でおなじみですが、相手が目を止める言葉で巧みにユーザーを誘導するサイトがあるのも事実です。
「ネットで稼ぐなら、中身よりもタイトル」
と、ある本を読んだときに書いてありました。
「一日たった5分で、驚くほどスリムに!」
「どんな女でも必ず振り向かせるテキスト。今だけっ!」
中身はどうでもよいのです。
「クリックさせて買わせてしまえば」という詐欺まがいの誘導を、私は軽蔑しています。
容姿や健康、お金など、誰しもコンプレックスや不安に思ってしまうことほどこれらをよく見かけます。お気をつけ下さい。
ネットには、1円にもお金にならないことに意義を見出すことが多くあります。
Wikipediaの執筆、ニコニコ動画への投稿など、どれをとってもお金にはなりません。
しかし、それをすることにより幸福感や充実感を得ることもできます。非貨幣市場という言葉があります。
私もそれらに意義を見出している一人かもしれません。だからこそより効果的に伝えようと努力している一人でもあります。
ネットだけでなく、本や新聞の手法も大いに取り入れて、より「効果的に伝える」技術を学んでいきたいと思っています。
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大航海時代に分類していいのか最近不安です(・ω・)