goo blog サービス終了のお知らせ 

小山田桜台ジョギングクラブ

尾根緑道、小山田緑地、小山内裏公園周辺をフィールドとしている走友会です。
問い合わせ先 osjc@lcdez.com

リニア中央新幹線巡りラン2

2020-10-27 23:02:19 | Weblog

1か月ほど前、建設中のリニア中央新幹線の内、地元近くの橋本の神奈川県駅(仮称)~片平非常口間を走って巡ってきましたが、その後、やはりその先の品川駅までの区間をそのままにしておくのは中途半端な気がしてきて、続きをやろうと思うようになり、先日の10/24(土)に巡ってきました。

コース的には前回の先をそのまま品川駅まで進めばよいのですが、やはりゴールは温泉にしたいと思い、品川駅をスタートしてこちらに向かって来るコースにしました。
残りの路線を巡るコースを考えてみると、路線上では24km程度ですが、走るコースでは33km程度あるようです。一度で巡れない距離ではないですが、長いと後半が雑になりそうな感じがしたので、2回に分けることにしました。


そして、1回目は品川駅をスタートし、北品川非常口、東雪谷非常口、等々力非常口(神奈川県)を巡り、その先の日帰り温泉をゴールとすることにしました。 (JR東海資料より)


これが、実際のガーミンのラン走行データです。当初は17km程の予定だったのですが、2回に分けたことによりコースの距離が減ったので、逆に追加の寄り道が増え、実際には23kmありました。多摩川を越える部分は橋が限られますので、かなり迂回する必要がありました。


リニア中央新幹線の始発駅であるJR品川駅の周辺図です。赤い部分がリニア新幹線の駅(ホーム)になりますが、現行の東海道新幹線ホームの地下になります。(JR東海資料より)


北側から見た断面図ですが、東海道新幹線ホームの左横(東側)から下に掘り進めることになります。(JR東海資料より)


JR品川駅東口の工事現場です。巡りランはここを9:20にスタートしました。


始めに寄ったのは複合施設「御殿山トラストシティ」内にある和風庭園の御殿山庭園。
JR品川駅の東口から来ると中々分かり難いルートの様で若干心配しましたが、特にまごつくことはなかったです。


「御殿山トラストシティ」の遊歩道を進みます。


御殿山庭園の地図です。「御殿山トラストシティ」は元々、明治~昭和の実業家である原氏の邸宅を再開発したもので、その庭園が御殿山庭園となっています。


池は窪地の様な所にあります。


あまり広くありませんが、人手の入った多くの樹木があります。


池の南端には滝がありました。


庭園の滝の上側からの眺めです。TVか何かの撮影を行っていました。講師がフリップボードを示しながら幕末期の話をしている様でした。奥の建物は東京マリオットホテル。


御殿山庭園横の跨線橋からみたJR線。品川駅方面を見ていますが、左端が山手線、右端が東海道新幹線になります。


続いて寄ったのは、東京十社でもある品川神社。門柱に龍の細工が施された石鳥居「双龍鳥居」があります。また、ここには都内最大の高さ約15mの富士塚である品川富士があります。


神社に上がる階段の途中に富士塚の入口があります。


ここは5合目で、6合目からは富士塚でも急になります。


富士塚の頂上です。


結構眺めは良かったです。向こうに見える線路は京浜急行線です。


社殿は生憎、屋根の葺き替えなどで工事中でした。


上から見た眺めです。


漸く、北品川非常口の工事現場に来ました。品川駅から路線上は約1kmですが、寄り道して来たので4kmありました。


ここは非常口と半地下の変電所が作られます。(JR東海資料より)


大きなクレーンが屹立していました。


今回巡った3か所の非常口(立坑)はいずれも地中連続壁工法という工法で行われています。(JR東海資料より)


ここの非常口はリニア新幹線トンネルを掘削するシールドマシンの発進場所になっているので、工事が早く、昨年(2019年)12月には立坑が完成し、現在は底部でシールドマシンの組み立てを行っており、来年(2021年)1月には掘削が開始される予定とのことです。(JR東海資料より)


目黒川の小さな橋を渡ります。


新幹線と広い製薬会社の研究センターの間を行きます。このような機会で無ければ、殆ど通ることのない道です。


密集した住宅街の細い道を何回か曲がってたどり着いた戸越公園です。


ここは元々は細川家の下屋敷だったところです。人家が密集したような周囲環境なのでオアシスといった場所なのでしょう。


庭園の池を半周程した場所から見たところです。


滝もありましたが、水源は?


東急大井町線の戸越公園駅を通過しました。踏切を渡るわけではなく画面の左へ行きます。


地図で緑道を見つけたので、少し遠回りをして通りましたが、特にどういうこともない緑道でした。


荏原町商店街を抜けました。結構、賑やかな商店街でした。


東急大井町線と東急池上線が交差する旗の台駅前を通過しました。


洗足池に来ました。初めてですが思っていたより大きい感じがしました。


池の袂にある妙福寺と掲示板です。


勝海舟夫妻の墓です。勝は江戸総攻撃中止/江戸城無血開城を西郷隆盛に直談判するため、本陣のある池上本門寺へ向かう途中、この池のほとりで休息したことが縁で、ここに別邸を建て晩年を過ごしたそうで、西郷も訪れてきたことがあるそうです。


勝夫妻の墓所の隣にある西郷隆盛留魂祠。勝が西南役で没した西郷の死をいたみ、三回忌に自費で建てた西郷隆盛留魂詩碑などがあります。


西郷隆盛留魂詩碑付近の案内板です。


洗足池は湧水池で、周辺は湧水の多い土地の様で、主要な湧水からの水路が洗足池に流れ込むところです。その水路には大きなコイが泳いでいました。


入口の反対側付近から見た洗足池です。池にはスワン型ボートが目立ちますが、このボートは大きく少し目障りです。遊園地の様で風情が損なわれ、この池には似つかわしくないと思います。(個人の感想です。)


洗足池の西側の池月橋付近からの眺めです。


東雪谷非常口の工事現場に来ました。



東雪谷非常口の周辺図です。右上に洗足池があります。(JR東海資料より)

この付近で12時近くなり、暑くもなって、少し疲れ、13時頃にゴール地点に着くのは無理と判断して、ここで昼食としました。昼食を取った後は、コーラのカフェイン効果もあるのか元気が出て、田園調布方面に向かいました。


田園調布2丁目の通りです。丁度、この通りの下辺りをリニア中央新幹線が通ります。


東急東横線の田園調布駅に来ました。ここは地下駅になったので中央に見えるのはシンボルとして再建された旧駅舎です。この駅舎の中を通って西側に抜けられます。


駅の西側には花壇と池があり、ここを中心として放射線状に並木通りが伸びています。画面左側(KFC側)の並木通りを通って行きます。


イチョウ並木を進みます。あちこちにギンナンが落ちていました。


放射状の道路と交わる同心円状の道路。落ち着いた雰囲気です。しかし、通る車はやはり高級車が多いですね。
但し、田園調布を渋沢栄一は特に高級住宅地としてが売り出したわけではなく、関東大震災の後に地盤が丈夫で交通が便利だということで要人が住み始めため、そうなったと「ブラタモリ」で説明されていました。


住宅街を抜けて宝来公園に来ました。この中を通って行きます。


続く多摩川台公園です。多摩川に沿った細長い公園です。案内図で下側が多摩川ですが、この図の左端の広場辺りをリニア中央新幹線が通って多摩川をくぐります。また、ここは多摩川の河岸段丘である国分寺崖線の南端部になります。


その広場ですが、結構、人出がありました。


ここは古墳の上に作られた公園の様です。多摩川台古墳群として2基の大前方後円墳と8基の古墳がありますが、木が植えられていて表示がないと普通の凹凸のある丘陵としか感じられません。南側の亀甲山古墳は都内最大の古墳です。


この公園は高台にありますが、木が多くあまり眺望は利かず、唯一ここ位が遠くを見渡せます。等々力緑地方面を見ています。


園内を下って行きます。


多摩川台公園から東急東横線を挟んで反対側にある多摩川浅間神社です。なお、この神社は浅間神社古墳の上に建てられているそうです。


前の写真の階段を上がってからは、富士塚の様な作りになっていて、途中に溶岩などが配置されています。


本殿は浅間造という建築様式です。浅間神社は全国に多くあります(1300社以上)が、この建築様式のものは数えるほどで、ここは都内で唯一の神社だそうです。普通の社殿の奥に2階建ての社殿が見えています。比較的建築された時期が新しいこともありますが、女神の木花咲耶姫命が祭神なので、何となく優美に見えます。(写真が少しブレていて申し訳ありません。)


境内の西側には見晴台があって見事な眺望が得られます。多摩川浅間神社に寄ろうと決めた時は知らなかったのですが、ここは映画シンゴジラのロケ地でした。私も映画を楽しみましたが、あの中で多摩川河川敷に自衛隊の戦車部隊が並んで迎え撃つ場面がありましたが、その時の前線司令部が置かれた所です。
そのため、いわゆる「聖地巡礼」で訪れる人も多いようです。


丸子橋と後方の武蔵小杉方面です。


北側の東急東横線の鉄橋と等々力緑地方面です。


丸子橋を渡って神奈川県に入ります。ゴールまで6km程になります。


丸子橋から振り返って見ています。右側のこんもりした森が多摩川浅間神社、その左に長く続く緑が多摩川台公園です。


多摩川の土手を1km程北上します。




等々力非常口の工事現場に来ました。


等々力非常口の周辺図です。等々力緑地(の隣り)にあります。(JR東海資料より)


等々力緑地の池と後方のサッカー 川崎フロンターレの本拠地である等々力陸上競技場です。



大きな工場の横を通ります。


JR南武線を武蔵新城付近でくぐりました。画面の左方向へ進みます。


そして、大きな変電所の脇を通り、14:20に漸くゴールの溝口温泉「喜楽里」に到着しました。


温泉で汗を流してから、巡ってきたルートを振り返りながら飲むビールはうまいですね。

今回は寄り道を少し欲張りすぎたなという感じですが、今まで馴染のなかった東京南西部を巡れたのが良かったです。天候にも恵まれました。

トレイルF


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2020年尾根緑道親睦駅伝 | トップ | リニア中央新幹線巡りラン3 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事