アネッティワールド

日常の体験から・・・

犬の散歩  あわや

2014年02月12日 11時29分34秒 | 日記

気持ちのいい朝だったのでいつもと違うコースを散歩しました。

もとあった空き地に家が立ち並んで

景色の変わりと年月の経過の速さに驚きながら

いつもの100マイナス7の計算を口ずさんでの散歩でした。

『100.93.86.79・・・・2』と。

 

 

距離も歩き汗ばんだ頃

遮断機が下りているのに線路内に車いすから落ちた男性を

奥さんが必死に線路の外に出そうとしているところを偶然に見かけました。

電車の通過方向は下り、男性は上りだったので

「落ち着いてください!電車は反対方向ですから大丈夫ですよ」

リードをかけるところがなかったので

「レオ待て!」とだけ言い

車いすを線路の外に出し男性を持ち上げようとしたのですが

情けないことに重くて動かないのです。

70キロを超える身体が麻痺してる人間は簡単には動きません。

おじいちゃん鉄柱を強く握っていたので

「大丈夫ですよ、電車は反対側ですから、手を放してください」

膝も腰も痛めてるわたくしですが渾身の力を出して何とか引きずり出せ

車いすに乗せることができました。

下りの電車は止まってくれて運転士さんは窓を開けて

「大丈夫ですか?」と声をかけていただきました。

 

そのあとすぐに上りの電車が通過していきました。

こんな時に限って我々以外、人も車も通らなかったのが不思議なくらいで

散歩コースを変えてなかったらどうなっていたんだろう

おばあちゃんは「真ん中を通ればよかった。端を通ったので脱輪してしまった。

車いす慣れなかったので。  ほんとうにありがとうございましたm(__)m」

と言って新品の車いすを押しながら歩いていく老夫婦を見送りました。

 

つながれてなかったにも関わらず

我が家の愛犬はじっと様子を見ていたのかな?

おとなしくしていました

 

今は腰がパンパンに張っています。

情けないです