日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1268)「医学の証明」は「数学的」には「証明」ではない。

2023-03-05 06:13:43 | 論理

(01)
三角形は、二等三角形である。」
(ユークリッド『原論』、第1巻第6命題)
という「命題」は、
「(任意の)二角三角形は、二等三角形である。」
という「意味」である。
然るに、
(02)
「(任意の)二等三角形は、二等三角形である。」
ということは、「I(普遍量記号導入の規則)」により、
「(すべての)二等三角形は、二等三角形である。」
という「意味」である(E.J.レモン)。
然るに、
(03)
(1)~(ΑΒ=ΑΓ)→(ΑΒ>ΑΓ)
ここで矢印であらわされた内含式が成立するのは、
公理8「全体は部分よりも大きい」にもとづく。
(山下正男、論理学史、111頁)
然るに、
(04)
第2例の証明でも、公理と定理が使用され、さらに暗々裏ではあるが、「命題論理学」が使用されている。
(山下正男、論理学史、112頁)
然るに、
(05)
系Ⅰ:「命題計算」の「すべての定理」はトートロジー的(恒真的)である。
系Ⅱ:「命題計算」は無矛盾である。
(E.J.レモン著、論理学初歩、102頁)
従って、
(01)~(05)により、
(06)
 UI:「普遍量記号導入の規則」。
公理8:「全体は部分よりも大きい」。
 系Ⅰ:「命題論理」の「すべての定理」はトートロジー的(恒真的)である。
という「3つ」を「是認」するならば、
「(未来永劫すべての)二等三角形は、二等三角形である。」
ということに、「ならざるを得ない」し、
実際に、我々は、「そのよう」に思っている。
然るに、
(07)
「(未来永劫すべての)二等三角形は、二等三角形である。」
ということは、
「二等三角形は、二等三角形である。」という「命題」は「100%正しい」。
ということに、「他ならない」。
然るに、
(08)
「二等三角形は、二等三角形である。」という「命題」が「100%正しい」。
ということは、
「二等三角形は、二等三角形でない。」という「P値」が「0%」である。
ということに、「相当する」。
然るに、
(09)
P値」が「0%」である「仮説検定」は、
仮説検定」そのものの、「否定」である。
従って、
(08)(09)により、
(10)
数学的に真である命題」は、「未来永劫(いかなる可能世界であっても)である。」
 のに対して、
医学的に真である診断」は、「確率的に(統計的に)正しい」ということに、過ぎない。
従って、
(11)により、
(12)
数学に於ける証明」という『基準』からすれば、
「患者Aの、症状B」は、「薬Cの副作用」である。
というような、「(医学的な証明」は、その実、「証明ではない



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