シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

聖大木曜日

2013-05-02 22:30:10 | 正教会及び宗教全般
いよいよここまで来ましたなあ…(感慨

意味とかいろいろは過去記事をご参照下さい↓
2006聖大木曜日
2007聖大木曜日
2012聖大木曜日

聖大木曜日のテーマは、
・弟子たちの足を洗う
・最後の晩餐での聖体機密の制定
・ゲッセマネの園での苦悶
・イウダの裏切り
なんだけどこのイコンは全部網羅してる。(*^ー゜)b グッジョブ!!

聖大木曜日の夕方は聖大金曜日の早課で(まぎらわしいw)十二福音って言って、最後の晩餐でのハリストスの説教から葬りのとこまでの箇所が十二に分けて読まれます。
毎年思うんだけどなんかすごい臨場感なんだよなー、何でだろうと思っていたら、合間にはさまる祈祷文になんか秘密があるような。
ハリストスのせりふ御言葉がいっぱい引用されてて、なんか一人称「我」でハリストスの語りかけを誦んでいるとどんどん感情移入していくというかな。
あと途中で急に「主言えり云々」じゃなくて直接我=ハリストスになってて、さらに御受難が身にしみる。
ここね↓第九福音と第十福音の間。

我が衣を我より剥ぎて、赤き上着を我に衣せ、棘の冠を我が首に冠らせ、杖を我が右の手に持たせたり、我が彼等を撃ちて陶器の如く砕かん為なり。
我が背を傷の為に予へ、我が面を唾せらるることより避けざりき、ピラトの審判座の前に立ち、十字架を忍べり、世界を救はん為なり。

聞いてるだけでもいいけど、やっぱ自分で誦んだほうがきますよこれ。
大斎祈祷いいわー。
いやまあ、復活祭はそりゃ待ち遠しいけどねw