大倉草紙

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【京都】 八坂神社

2008年07月20日 22時32分06秒 | 旅 - 京都府
本日の行程:(阪急電鉄・烏丸駅)…(自転車) → 【建仁寺】【圓徳院】【高台寺】【八坂神社】【平安神宮】【無鄰菴】【吉田神社】


   
              西楼門(重要文化財)

もともとは「祇園社」と称していて、それで、「祇園さん」と呼ばれるらしい。
神仏分離令により、「八坂神社」という名に改められた。
祇園祭で知られている神社である。

東大路通に面した西楼門から入る。
この門は応仁の乱で焼失した後、1497年に再建されたもの。
「駕籠門」とも呼ばれるそうだ。
八坂神社には、西楼門のほかに、南楼門がある。
南楼門のほうが正門のようだ。


          
                  疫神社

西楼門から入るとすぐに、疫神社がある。
疫神社は八坂神社の摂社で、祭神は蘇民将来。
1月19日の疫病社祭と7月31日の夏越祭の日には、鳥居に茅の輪が取り付けられ、参拝者はこの輪をくぐって厄を祓う。
疫神社の夏越祭は、1ヶ月に渡る祇園祭の締めくくりの神事である。


   
               本殿(重要文化財)

現在の本殿は、5度の焼失の後、承応3年(1654)に、徳川家綱が紫宸殿を模して再建したものといわれる。
本殿と拝殿をひとつの入母屋屋根で覆う「祇園造」で、これは、仏寺建築に近い神社建築様式とされる。


   
                  舞殿

本殿のすぐ南側にある舞殿では、奉納行事がなされる。
周囲には、奉納された提灯が沢山吊るされていた。


   
                 能舞台

南楼門の脇に、能舞台がある。
能舞台では、毎年1月3日の午前中に、能の金剛流と狂言の大蔵流による神能が奉納される。
同じ日の午後には、日本かるた院本院による「かるた始め式」が行われる。


          

   
               八坂神社の御朱印

下の左側の御朱印には「青龍」と書かれている。
八坂神社のある東山は、四神(青龍、百虎、朱雀、玄武)のうち青龍が宿る土地で、八坂神社の本殿下には、青龍の気が溢れ出る「龍穴」があるという。

下の右側の御朱印には「祇園御霊会」と書かれている。
かつて、祇園祭は「祇園御霊会」と呼ばれていたという。
869年、疫病が流行したときに、災厄を除く祈願をしたことに始まるらしい。
この御朱印は、祇園祭のときにだけいただけるそうだ。


帰宅してニュースを見る。
どのニュース番組でも、「今日はこの夏一番の猛暑」だと言っている。
京都市の最高気温は37.4度。
くたびれたわけだ。
一日中、水ばかり飲んでいた。
無鄰菴に着いたころから頭痛と吐き気がしてきたので、涼しい喫茶店に入って休憩する。
夏場は、ペースダウンしなくちゃだめだなあ。


今日の歩数:15,211歩