大倉草紙

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【京都】 大原③ (実光院)

2008年07月03日 08時11分34秒 | 旅 - 京都府
6月14日(土)
当日の行程:(京阪・出町柳駅) → (京都バス・出町柳駅前~大原) → 【三千院】【来迎院】 → 【音無の滝】【実光院】【勝林院】【宝泉院】【寂光院】 → (京都バス・大原~御陰橋) → 【下鴨神社】 → (京都市バス・一本松~上賀茂神社前) → 【上賀茂神社】



          
                  山門

   
                  客殿

実光院は、魚山大原寺下院・勝林院の僧院。
勝林院は、来迎院とともに、天台声明の中心地であり、そのため、実光院においても、天台声明の研究がさかんであった。

客殿は、大正10年に建てられたもの。
客殿の南と西は、庭へ向けて開かれている。
お菓子とお抹茶をいただく。


   
   
               客殿に並ぶ楽器

客殿には、多くの楽器が並んでいて、実際に触れて音を確かめることもできる。
これは、歴代の住職が声明研究のために集めたもの。


   
               三十六詩仙画像

客殿の欄間の三十六歌仙画像は、江戸中期の狩野派の画家によって描かれた。


      
        庭園                  理覚庵   
 
客殿の南には、池泉鑑賞式庭園が広がっている。
池へは律川から水を引いて作られた滝が流れ落ちる。
築山には石造の五重塔があり、池の手前を俗世間、向こう側を仏の浄土に見立てているという。

庭は自由に回ることができるようになっている。
庭にある茶室「理覚庵」は、実光院の住職の設計で、昭和50年に建てられた。
使われている材木の殆どが、実光院領の山林から調達したものだという。
 

          
               実光院の御朱印