本日の行程:(京阪出町柳駅) → 【京都御所】 → (タクシー) → 【三十三間堂】
【京都御所】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/8b/a681ce18280ab2964d83b44abea7080d.jpg)
土曜日というのに、あいにくの雨。
京都御所の参観申込をしていたので、朝から京都へ向かう。
申込んだのは、参観所要時間約60分の標準コースで、係員がガイドをしてくれる。
京都御所の参観を、順路に沿って振り返ってみる。
宜秋門(ぎしゅうもん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/e2/2058b97170d374fcee01c72d4aa85f0e.jpg)
公家が参内する際に開かれる門で、「公家門」とも呼ばれる。
御車寄(みくるまよせ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/97/3b08c036ecb471ee4d807a346b5bf87c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/bc/df24e12c83aa46b9677c6367b5678cc1.jpg)
昇殿を許された公家たちが正式に参内するときの玄関にあたる。
屋根は桧皮葺。
中は、下の写真のようになっている。
諸大夫の間(しょだいぶのま)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/d2/8ccb0ef081e442ba0ddf79a39b3dad28.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/34/3450ae76aad8668de4f4145c0439aa3e.jpg)
正式に参内した者の控えの間。
身分に応じて異なる部屋が用意されている。
最も格が高いのは、建物に向かって右側の「公卿の間」で、襖に虎の絵(岸岱筆)が描かれていることから「虎の間」とも呼ばれる。
中央が「殿上人の間」で、襖に鶴の絵(狩野永岳筆)が描かれていることから「鶴の間」とも呼ばれる。
それ以外の者の控えの間が「諸大夫の間」で、襖に桜の絵が(原在照筆)が描かれていることから「桜の間」とも呼ばれている。
新御車寄(しんみくるまよせ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/5d/78b20e19718c0fd8287b84c281e27f1b.jpg)
大正天皇の即位礼にあたり、天皇皇后両陛下のために建てられた玄関。
硝子がはめ込まれている。
建礼門(けんれいもん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/8e/88d85bca158ce4578dbf830151179856.jpg)
京都御所の6つの御門のうち、一番格式の高い門。
現在では、天皇陛下と外国の元首のみに開かれる。
紫宸殿(ししんでん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/8e/1bdb65c72ba5b32e4b103c0566d9b8ca.jpg)
承明門から見た紫宸殿
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/f0/6c5ed6c9bdc37cc626c8d296c5b4dadb.jpg)
紫宸殿
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/c1/caacd7e0adc5dac9b7a58e4b7bbef2a4.jpg)
右近の橘 左近の桜
紫宸殿は即位礼などの重要な儀式が行われた場所。
回廊と承明門が紫宸殿と南庭(だんてい)を囲んでいる。
紫宸殿の右側には右近の橘、左側には左近の桜が植えられている。
参観では、南庭へは入ることはできず、承明門の外側から紫宸殿を遠くに見た。
建春門(けんしゅんもん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/cc/d7b93e9ae9e2fb6bb5040e2043361be1.jpg)
江戸期には、勅使の出入りに使われていた門。
明治以後は、皇太子や皇后の出入りに使われるようになる。
春興殿(しゅんこうでん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/45/7d8421e20f1c531bc5fa1cf3a90d3253.jpg)
大正天皇即位礼に際して、神鏡を奉安するために建てられた。
清涼殿(せいりょうでん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/7a/4495244006b541b8ebde2580d34ad544.jpg)
清涼殿
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ae/fdee27beb7eca34c51f77a9aed19c9cd.jpg)
漢竹 呉竹
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/8e/303581bc6466dc2a14f99efdc3e7f580.jpg)
御帳台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/aa/6344549023f6be9563b2618c585fa4bb.jpg)
年間行事を記した板
平安時代の内裏では、日常の御殿として使われた場所。
中央に、天皇が休息するときに使う御帳台がある。
御帳台は、獅子狛犬に守られている。
通常はここに畳が敷かれているらしい。
清涼殿の正面には呉竹、清涼殿から見て右手には漢竹(かわたけ)が植えられている。
漢竹の後方には、年間行事を記した板が見える。
写真に写っているのは半年分で、残りの半年は板の裏側に書かれている。
御池庭(おいけにわ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/24/582f2fbe018b86d4b0b49441db0ffa7d.jpg)
池を中心とした回遊式庭園
小御所(こごしょ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/c4/db8d6f12e17381f780bdf54fe6f31467.jpg)
小御所
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/39/b02b6a7c492f3f2a8e1f171c1c1d1984.jpg)
蹴鞠の庭から見た小御所
小御所は、皇太子の儀式や、将軍、諸大名の謁見の場として使われた。
王政復古の大号令のあとの「小御所会議」が行われたのもこの場所。
寝殿造から書院造へ移行する建築様式が見られる。
御学問所(おがくもんじょ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e7/1896087eaad2b27307767c2cb878a957.jpg)
江戸時代に作られる。書院造。
学問だけでなく、和歌の会などにも使われた場所。
御常御殿(おつねごてん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/a3/117b942f6283b0a84e34dba584b793e0.jpg)
御常御殿 御常御殿の襖絵
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/98/58bd18574350a415ae36e7f40e99af9a.jpg)
御内庭
室町時代以降、天皇の日常の生活に使われた場所。
書院造。15の部屋がある。
現在の御常御殿では、孝明天皇、明治天皇が生活した。
御常御殿の前には、美しい御内庭(ごないてい)がある。
迎春(こうしゅん)・御涼所(おすずみしょ)・地震殿(じしんでん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/82/f631ef29b6f93cfb5895dc11232810f8.jpg)
左側の建物が「迎春」、右側が「御涼所」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/94/f28618942107a4ce77b1bf40b1390194.jpg)
地震殿
御常御殿より奥は参観することができないが、奥にある迎春、御涼所、地震殿が見えた。
迎春は孝明天皇の御書見の間、御涼所は夏の暑い時期を過ごす場所、地震殿は地震の際に非難する場所である。
御三間(おみま)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/f7/a10b5b26c934d666689c4538942ccf6a.jpg)
御三間
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/91/80e340031b0dc08448400bdcb3bb29f5.jpg)
御三間の障壁画
御三間は、七夕や盂蘭盆会などの行事に使われた場所。
障壁画には、平安時代の儀式や祭礼の風俗が描かれている。
参観コースはこれで終わり。
名残惜しく、振り返ったところ、美しかったのでカメラに収めてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/05/2b3073e8513a59fabbeb893b23f2a841.jpg)
宣秋門側から御三間を望む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/a0/5ea3eec46bba27ffad1f6c3b8e406343.jpg)
宣秋門側から御学問所を望む
なかなか楽しく、充実した60分間だった。
欲をいえば、ゆっくり自分のペースで見たかったけれど。
このあと三十三間堂へ向かうが、それについてはまた後日。
【京都御所】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/8b/a681ce18280ab2964d83b44abea7080d.jpg)
土曜日というのに、あいにくの雨。
京都御所の参観申込をしていたので、朝から京都へ向かう。
申込んだのは、参観所要時間約60分の標準コースで、係員がガイドをしてくれる。
京都御所の参観を、順路に沿って振り返ってみる。
宜秋門(ぎしゅうもん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/e2/2058b97170d374fcee01c72d4aa85f0e.jpg)
公家が参内する際に開かれる門で、「公家門」とも呼ばれる。
御車寄(みくるまよせ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/97/3b08c036ecb471ee4d807a346b5bf87c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/bc/df24e12c83aa46b9677c6367b5678cc1.jpg)
昇殿を許された公家たちが正式に参内するときの玄関にあたる。
屋根は桧皮葺。
中は、下の写真のようになっている。
諸大夫の間(しょだいぶのま)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/d2/8ccb0ef081e442ba0ddf79a39b3dad28.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/34/3450ae76aad8668de4f4145c0439aa3e.jpg)
正式に参内した者の控えの間。
身分に応じて異なる部屋が用意されている。
最も格が高いのは、建物に向かって右側の「公卿の間」で、襖に虎の絵(岸岱筆)が描かれていることから「虎の間」とも呼ばれる。
中央が「殿上人の間」で、襖に鶴の絵(狩野永岳筆)が描かれていることから「鶴の間」とも呼ばれる。
それ以外の者の控えの間が「諸大夫の間」で、襖に桜の絵が(原在照筆)が描かれていることから「桜の間」とも呼ばれている。
新御車寄(しんみくるまよせ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/5d/78b20e19718c0fd8287b84c281e27f1b.jpg)
大正天皇の即位礼にあたり、天皇皇后両陛下のために建てられた玄関。
硝子がはめ込まれている。
建礼門(けんれいもん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/8e/88d85bca158ce4578dbf830151179856.jpg)
京都御所の6つの御門のうち、一番格式の高い門。
現在では、天皇陛下と外国の元首のみに開かれる。
紫宸殿(ししんでん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/8e/1bdb65c72ba5b32e4b103c0566d9b8ca.jpg)
承明門から見た紫宸殿
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/f0/6c5ed6c9bdc37cc626c8d296c5b4dadb.jpg)
紫宸殿
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/aa/5c9bc60eb32046a1eaf303e09bed3de1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/c1/caacd7e0adc5dac9b7a58e4b7bbef2a4.jpg)
右近の橘 左近の桜
紫宸殿は即位礼などの重要な儀式が行われた場所。
回廊と承明門が紫宸殿と南庭(だんてい)を囲んでいる。
紫宸殿の右側には右近の橘、左側には左近の桜が植えられている。
参観では、南庭へは入ることはできず、承明門の外側から紫宸殿を遠くに見た。
建春門(けんしゅんもん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/cc/d7b93e9ae9e2fb6bb5040e2043361be1.jpg)
江戸期には、勅使の出入りに使われていた門。
明治以後は、皇太子や皇后の出入りに使われるようになる。
春興殿(しゅんこうでん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/45/7d8421e20f1c531bc5fa1cf3a90d3253.jpg)
大正天皇即位礼に際して、神鏡を奉安するために建てられた。
清涼殿(せいりょうでん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/7a/4495244006b541b8ebde2580d34ad544.jpg)
清涼殿
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/e3/699546c07824c1e1a90644e36e84124c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ae/fdee27beb7eca34c51f77a9aed19c9cd.jpg)
漢竹 呉竹
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/8e/303581bc6466dc2a14f99efdc3e7f580.jpg)
御帳台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/aa/6344549023f6be9563b2618c585fa4bb.jpg)
年間行事を記した板
平安時代の内裏では、日常の御殿として使われた場所。
中央に、天皇が休息するときに使う御帳台がある。
御帳台は、獅子狛犬に守られている。
通常はここに畳が敷かれているらしい。
清涼殿の正面には呉竹、清涼殿から見て右手には漢竹(かわたけ)が植えられている。
漢竹の後方には、年間行事を記した板が見える。
写真に写っているのは半年分で、残りの半年は板の裏側に書かれている。
御池庭(おいけにわ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/24/582f2fbe018b86d4b0b49441db0ffa7d.jpg)
池を中心とした回遊式庭園
小御所(こごしょ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/c4/db8d6f12e17381f780bdf54fe6f31467.jpg)
小御所
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/39/b02b6a7c492f3f2a8e1f171c1c1d1984.jpg)
蹴鞠の庭から見た小御所
小御所は、皇太子の儀式や、将軍、諸大名の謁見の場として使われた。
王政復古の大号令のあとの「小御所会議」が行われたのもこの場所。
寝殿造から書院造へ移行する建築様式が見られる。
御学問所(おがくもんじょ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e7/1896087eaad2b27307767c2cb878a957.jpg)
江戸時代に作られる。書院造。
学問だけでなく、和歌の会などにも使われた場所。
御常御殿(おつねごてん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/dc/b1247b35cd4f8be70b341181f2914b9d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/a3/117b942f6283b0a84e34dba584b793e0.jpg)
御常御殿 御常御殿の襖絵
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/f8/d0e10634e32bc4f9eaa9475a758d109d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/98/58bd18574350a415ae36e7f40e99af9a.jpg)
御内庭
室町時代以降、天皇の日常の生活に使われた場所。
書院造。15の部屋がある。
現在の御常御殿では、孝明天皇、明治天皇が生活した。
御常御殿の前には、美しい御内庭(ごないてい)がある。
迎春(こうしゅん)・御涼所(おすずみしょ)・地震殿(じしんでん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/82/f631ef29b6f93cfb5895dc11232810f8.jpg)
左側の建物が「迎春」、右側が「御涼所」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/94/f28618942107a4ce77b1bf40b1390194.jpg)
地震殿
御常御殿より奥は参観することができないが、奥にある迎春、御涼所、地震殿が見えた。
迎春は孝明天皇の御書見の間、御涼所は夏の暑い時期を過ごす場所、地震殿は地震の際に非難する場所である。
御三間(おみま)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/f7/a10b5b26c934d666689c4538942ccf6a.jpg)
御三間
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/91/80e340031b0dc08448400bdcb3bb29f5.jpg)
御三間の障壁画
御三間は、七夕や盂蘭盆会などの行事に使われた場所。
障壁画には、平安時代の儀式や祭礼の風俗が描かれている。
参観コースはこれで終わり。
名残惜しく、振り返ったところ、美しかったのでカメラに収めてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/05/2b3073e8513a59fabbeb893b23f2a841.jpg)
宣秋門側から御三間を望む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/a0/5ea3eec46bba27ffad1f6c3b8e406343.jpg)
宣秋門側から御学問所を望む
なかなか楽しく、充実した60分間だった。
欲をいえば、ゆっくり自分のペースで見たかったけれど。
このあと三十三間堂へ向かうが、それについてはまた後日。