ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

イルカブーム

2011-07-19 23:13:14 | Weblog
世界遺産は価値を評価するものであり、観光戦略のために指定をとろうとして乱立する昨今の流れには疑問を感じ。今日のガイアには強い興味はなかったのですが。岩手には復興の足がかりになって欲しいと素直にエールを送り。そして小笠原の自然の豊かさには仰天と感動。さらに、ラストシーンで島民が観光客を乗せた船を見送る小笠原名物は、感動で鳥肌。たまには北海道と逆方向にも行ってみようかと思いました。

一年中イルカとクジラに会えるのがすごい。先日の講演会以来イルカブームのねがいのいえは、今日もイルカの映像をみんなで観ました。イルカと泳ぎたいなあ。

「幕末維新の暗合」、次々に飛び出す仮説が驚天動地。これ、誰かと語りたいなあ。そんなにマニアックな人は周りにいなくて残念。
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構造化一辺倒にNO

2011-07-18 23:40:37 | Weblog
障害福祉界を牽引する中心人物が、障害のある人への対応をティーチと構造化で統一しようとしていることに大変な危機感を感じ。心のケアという考えを世に広めていくのは自分の役割だとはっきりと意識します。人につたえるため、改めて先生の教え方を学ぶために、ねがいのいえスタッフが必修としている心のケア養成講座に、一年目のスタッフと一緒に参加してきました。そして改めて、この研修がナンバーワンだと確信しました。

人との関わりを構造化一辺倒でマニュアル化し、それを国の研修にさせようとしている流れに、NOと言わなければならない。


本格歴史ミステリーというのを初めて読んでみたら。やめられない吸引力。危険なほど面白い。志士たちが勢ぞろいした写真の謎を解く「幕末維新の暗合」。これほど完璧な作品は二度と生まれないのでは。
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日本の道しるべ

2011-07-16 01:16:53 | Weblog
 菅田さんと今後の農産物加工品の打ち合わせをしました。スケールがどんどん大きくなっていく菅田さんのプランは、いつの間にか全県を包み込む壮大なプロジェクトになっていました。菅田さんが開拓するフィールドに、やじろべえだけでなく、たくさんの障害者団体が参加して欲しいというのが菅田さんとやじろべえの願いでした。しかしこの素晴らしいプロジェクトは、障害者団体だけに限定するのももったいない。環境を守る人たちや、子供を健全に育てたい人たち、引きこもりの若者にチャンスを提供したい人たち、誠意ある人たちが様々な活動をそれぞれに展開していて、そんな誠実な人たちがみんな、菅田さんのフィールドで地域づくり、街づくり、人づくりのために参加したらいいのではないか。

 これは本当に素晴らしいプランです。これからの日本の道しるべにもなりうる、いろいろな人が共生する社会づくりのモデルとなるのではないかと、今日も興奮と感動でした。
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システムはひとりのために

2011-07-16 00:55:49 | Weblog
 25年前、24時間の生活支援でスタートしたゆきわりそうは4年目に通所の作業を始めた。いくつかの就職を支援したがどれもうまくいかなかったひとりの自閉症の青年に、適した仕事場を作るために、たったひとりのために通所部を開設した。

 通常われわれ事業者は、同じような要望を持つ人がある程度集まったら新事業の計画を考える。しかし姥山流は。ひとりでも必要な人がいたら新しいシステムを作る。そしてそのシステムが同じニーズを持つ他の人を支えるようになる。

 20代でこの思想を学んだ自分は、ピエロショーのボランティアで全国の施設や保育園を巡業した劇団おいおいの時にも、「ひとりでも見てくれる人がいるならどこへでも行く」が合言葉だった。ねがいのいえ設立時、ひとりの不登校の自閉症の男の子を毎日受け入れるために指定を獲得した児童デイは、埼玉県で一番最初の平日放課後児童デイとなり、たくさんの利用者を支え、他団体からも見学が訪れるものとなった。

 来年はスタッフの保育部が出来る。これもまた、ひとりでも必要な人が現れたらやると、最初から 決めていたこと。

 「システムはひとりのために」師匠から学んだことのひとつです。
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一人も取りこぼさない

2011-07-14 01:49:21 | Weblog
 今日のネットワーク定例会は。2度の講演会を経て、すでに十分にみんなの意識が開かれた成果を感じる空気が満ちていて。事業所を運営する代表者たちが、それぞれの枠を少しづつ広げたり、新しい事業に挑戦したり、前向きに一歩進めようというみなさんの気概が以心伝心したかのようでした。昨年初めて集まってからちょうど一年、当初の停滞感を思えば、一年でここまで前進するとは予想もしていませんでした。本当に、みなさん素晴らしい。

 すべての相談を支援につなげる。一人も取りこぼさない。

 この決意を再度確認し、再度覚悟を決めました。
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想いが巡る日々

2011-07-11 23:15:37 | Weblog
 相談を聞きに一日外を回り。電話で聞いてたよりずっと重度な感じでちょっとびっくり。うまく支援の組み立てができるか。しかし必ず支援すると誓ったのでいい緊張感が湧きます。もうひとつ難しそうな相談にまだお会いしてないのでこちらも早く会って考えたい。

 緊急最低限の生活支援を考える一方で、生活を支えたら次は余暇の質を高めるために、ゆきわりそうに学び何に取り組むかに想いをめぐらせ。考えることがいっぱいありすぎます。

 姥山さんから「チャンスはつかまなくちゃ」と誘われた第九への参加、そしてニューヨークという目標。やれば絶対に人生が変わると思いつつ。どこかで今のスタイルを飛躍させたい気持ちは山々、そのきっかけに出来そうなのは間違いない。しかし今の多忙さを考えると難しさも感じる・・・さて。しかし、講演を聞いたスタッフからも「可能なら参加してみたい」「すごく感動した」という言葉が聞かれて、改めて大きな成果があったことを感じました。

 
 ピーターフォークの追悼番組、予想通り「別れのワイン」が放送され。見直してみると、描かれた心の機微、お互いの心のからみ、などが絶妙に深く、こんな素晴らしい内容を中学生の時に見たことを改めて幸運だったとまた思いました。後世のミステリーに数多く真似されるモデルとなったけど、完璧な結末と評価され追悼放送にも登場した「2枚のドガの絵」のスタイルは真似さえ出来ない高い極み。小6の時に見た衝撃が、何度見ても今も色褪せていないことは神の領域かとも思えます。

 姥山さんの話を聞いて眠れそうになく、録画したまま見る暇のなかったコロンボを見て過ごした夜でした。
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夢を描く力

2011-07-10 01:59:43 | Weblog
「障害福祉の先進事例を学ぶ連続講座」第二回目の今日は。自分にとって最も深い想いを込めた、ゆきわりそう姥山さんをお招きしました。冒頭あいさつで「みなさんにとって大変な衝撃になることでしょう」とお伝えした通り、多くの方が感動とともに今までの価値観を揺さぶられる体験をしたようです。

遊びではない、すべてが本物の文化を追求し。壮大な目標をまず発表し、方法はあとからひとつづつ考えて積み上げていく。そうして実現した成果は感動の渦で人を包む。

一番大切なのは「夢を描く力」なのだ。

姥山流から学んだことに自分の福祉人生が支えられ、今日まで歩んできました。自分が出会う人みんなに、生涯の師匠と語っているその人物を、ねがいのいえ設立から8年経って初めてみなさんに紹介することが出来た今夜、深い感慨が胸に満ちています。

最後に、「みんな熱心に聞いてくれていい会でした」と言っていただきました。本当に、みなさんたくさんのものを受け取ってくださり。この連続講座は地域を変える!その感慨も深くしました。
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扇風機の前で

2011-07-08 23:24:42 | Weblog
 扇風機を導入してみたら、クーラーをつけなくてもけっこう涼しく。すだれをつけてみたら、気のせいなのか本当なのか、なんとなく涼やか。外から帰ってきたスタッフが扇風機に顔を近づけてしばらく風に当たる姿が、昔の子供のようだと毎日笑っています。

 今ではもう昔に戻れない部分もあるかもしれないけれど、少しがまんすれば戻れる部分をみんなががんばれば、15パーセントの節電は可能なのかも。みんなが言うほど自分は暑苦しさを感じてないのもジムに行って暑さの中でトレーニングしているせいかも。こういう部分も大事かも。しかしお腹が引っ込まないのはトレーニングしてるから大丈夫だろうと思って帰りに買ってくるビールとつまみのせいなのか。

 原発はじょじょに止められていく方向に向かっているようで。動向に注目。しかし街はだんだん節電を忘れて元に戻っていく感もある。都心の駅にある動く歩道って必要だろうか?


 WBS、農家の復興モデルを示しているという大潟村の取り組みが興味深かった。これからの農家は自営業ではなく組織体として、職人が出勤するイメージで広がっていったらいいと以前から思っていたが、復興モデルに限らず、全般としてその方向に向かいそう。いいことではないでしょうか。

 やじろべえの支援をしてくださっている菅田さんが、各方面から注目を集めてどんどん大きくなっていく様子が素晴らしい。障害者と農業の連携というモデルも広がっていくかもしれない。それもまた素晴らしい。
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覚悟と決意

2011-07-07 22:54:16 | Weblog
先週は偉大な先輩方の思想に触れ、この国の未来という大きなテーマにも想いを巡らせたりしました。毎日想うことが多く、そして思索は深く。言葉で表現しても薄い気がしてしばらく書くのを止めていました。

しかし。われわれ事業者は、まずは目の前で苦しんでいる相談者に、必要な支援をひとりひとりに届けていくことしかない。ひとりを支援することが出来ずに、国の未来も共生社会もないと思います。

どんな要望にも答えるねがいのいえも、建物の構造上、物理的に受けられないケースがあり。その課題に対して、ネットワークの仲間と連携することで受け入れを可能にする方法を思いつき、近くの事業所に相談したところ、快くのってくれました。同じ志を持つ仲間、本当に素晴らしい。

世の中には数々の天才的実践家がいて、それぞれに素晴らしいスタイルの福祉を創り出していますが、われわれは今ここで改めて、全ての相談者に必要な支援を届ける、ひとりも取りこぼさない、ということを、覚悟を持って決意しようと思います。
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本物の力

2011-07-03 23:20:54 | Weblog
あまりの忙しさで5日も更新できなかったのは珍しいことで、失礼しました。今日も時間がなく短文ですみません。取り急ぎ報告を。

今年度の「街のナースステーション」助成金、返事が届きました。いただけることになりましたので今年もやります。利用したい方、受け入れてくださる事業所、登録可能の看護師さん、ご連絡ください。

来週の講演会ゲスト、ゆきわりそう姥山さんと打ち合わせに行き、合唱の練習に参加して20年ぶりに第九を歌ってきました。意外に歌えてびっくり。そして遊びではない本物の文化が持つ力の凄さを改めて体感しました。講演が楽しみ。みんなにとって衝撃的な出会いとなるでしょう。
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