ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

正義の戦争より不正義の平和

2012-09-23 22:44:45 | Weblog
 島の問題。一庶民にとっては決して身近ではないし、そのことでテロリストのような暴力が吹き荒れる精神性は、日本人にはなかなか理解しにくい。歴史の認識、解釈も、もともとはどうだったかというその説明だって操作されてるかもしれないし。自国の説明だって正しいとはわからない。だから庶民のレベルで暴発するのはやめたほうが賢明。

 櫻井よしこは嫌いだったけど、今日は鋭くさえて、一番輝いていた。慰安婦問題も知られている通りではないという主張も、膨大な情報量から繰り出される根拠ある説明に凄みがあった。そうか、そうだったのか、と思った。

 しかしここへ来て、あの暴力は政府によって仕組まれたものだったという疑惑の報道。本当だろうか。だとしたら国家としてかなり問題あるが。ただ、収束が早すぎるのも疑惑に拍車をかける。

 国家間の争いは、経済の問題に波及する。互いに売ったり買ったりしながら支えられている双方の庶民が一番窮地に追い詰められることを、もう一度理解しなければ。「正義の戦争より不正義の平和」と言うし。

プラチナデータ

2012-09-23 20:52:41 | Weblog
 文庫化を機に読んでみた「プラチナデータ」。

 舞台は近い未来。技術の問題はともかく、実際にこんなシステムの開発はあり得るという設定。そして起きる政治問題もやはりあり得る。SFテイストながら、あり得る範囲のルールを守りつつ、進行する事件は正統派ミステリー。途中、謎の少女の存在は浅田次郎っぽくて首をかしげたが、終わってみればすべて科学的。そして、最も東野らしいヒューマンドラマを描ききって、最後は感動の幕。
 
 映像向きなストーリーに、映画への期待も高まる。

 東野圭吾にはずれなしをまたも証明した。

ひとりのために始めよう

2012-09-23 00:58:10 | Weblog
 相談支援の進んでいることで有名な地域の方から、自分の子どもに適した支援がないと相談。どれだけ相談のシステムを整えたって、実際に支援する人がいなかったら意味はない。

 現場の支援をしている人たちも。うちも相談を始めよう、などと思わずに、その人手をひとりでも実際の支援に回し。利用者のニーズが今やってる事業になかったら、すぐに始めよう、ひとりでも困ってる人がいるなら、その人のために新規事業を立ち上げよう。

 そうやってねがいのいえは事業をひとつひとつ増やしてきた。その結果、収益は伸びて、新しい雇用を生み、スタッフの手当を増やしてきた。

 ひとりのために始めたケアホーム、ショートステイ。低い収入でがんばっているスタッフの「仕事があるならもっとやりたい」という言葉に支えられ、勤務はますますタイトになったけど、ずっと上げられない給料に手当をつけることが出来て。

 次はこの収入を維持しながら勤務時間を短くするという課題。



 自分自身が能力開発プログラムを数々体験しようやく結実した感を得て。今後幹部スタッフの能力を開発していく方向。これからが、団体として本当の成長が始まります。これからの3年、5年、が楽しみ。