ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

覚悟のほどを

2012-09-10 21:59:37 | Weblog
 TVタックルのテーマはタイムリーな「脱原発」。小池晃さんや保坂展人さんがどんな話を語るのか興味深々で見ました。

 「国民は多少高くても安全なエネルギーを求めている」と言っていたが、本当だろうか。電気代が上がるのを拒否する声しか聞こえてこないが。競争原理のシステムが存在すれば安くなるという情報は知らなかった。それはやるべきだし、今までそこに着手してこなかった責任は重大だと感じる。

 しかしそれでも、電気代が上がることで廃業に追い込まれる企業の問題は解決できまい。脱原発の問題は経済の問題だという理解が反対デモへの参加者に理解されているのか聞きたい。廃止は揺るがない大前提だが、長年かけて積み上げてきたシステムを作り直すには時間と費用がかかるのだという認識は必要。

 そのうえで具体的な対策を提案しなければ、本当の反原発、卒原発にはつながらない。例えば、日本全国、すべての建物の屋根を太陽光発電にしたら。全ての空き地に太陽光パネルを、すべての海岸に風力発電を設置したら。

 時間とお金は夢物語のようにかかるけど、エネルギー自給率はけっこう上がるだろう。そのためならどれだけの税金がかかってっもかまいません、それでも、日が出ない日、風のない日は電気の足りない日もあるかも。でも何十年も先には、蓄電技術が格段に進む可能性を信じて耐えていこう。

 反対するならそこまで覚悟しなければ。デモのシュプレヒコールで、そんな覚悟を叫んでみたらどうだろう。


 党が最悪な時に損な役回りを引き受けた谷垣総裁が党内から支持されないのは、なんとも気の毒。決して好感がもてたわけじゃないけど。

 沖縄は一層騒然でお気の毒の極みだが、基地を県外へ移転させると言い出したのがきっかけでアメリカとの仲がぎくしゃくした、やっぱりアメリカには守ってもらわなければならないのだという意見に傾いている今、結局、日本の安全を守るためには沖縄県民に犠牲になってもらわなければならないのだという論調。

 この根本的大問題を正面から語り合ってほしいが・・・それもタブーなのか。