大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

番外編3:東南アジア タイの蓮

2020-05-16 17:00:39 | 日記
 皆さん、ご無沙汰しています、大賀ハスのふるさとの会の”りゅう”です。皆さん、お元気ですか?と言っても、新型コロナウィルスの影響で自粛中ですね。今が踏ん張りどころです。活動が再開する日を楽しみにしていましょう。
 さて、旧緑地植物実験所での活動が休止で、このブログも休止状態なので、番外編として私が赴任しているタイのハス情報をいくつかご紹介します。これは新型コロナ感染がおこる前の情報です。タイでは日本より厳しい行動制限が行われています。1か月半もレストランでの飲食、散髪、ゴルフ等が禁止されていましたが、今は解除されています。でもまだ夜間は外出禁止です。
 まず第一回は、ワット・プラケオ(別名エメラルド寺院)のハスです。ここは、ラーマ1世が現在の王朝であるチャクリー王朝を開いた時に護国寺として建てた寺院で、王宮の中にありタイで最も美しく、きらびやかな寺院です。
 入っていきなり、弥勒様のような仏像の隣にハスを発見。タイは現在(1月)は雨の少ない乾季でハスはあまり見かけませんが単弁の大賀ハスに似たハスです。



 タイは国民の95%が仏教徒で、お寺が約3万もあると言われています。日本のお寺の数は約8万もあるそうですが、日本よりはるかに多くのお寺があるように感じます。タイの寺院には、いつも多くの参拝者が訪れるからではないでしょうか。
お供えにはたくさんの花があげられます。生のハスの蕾ですね。

 タイのお寺にはお参りの仕方があります。ご紹介しましょう。
まず、20バーツ(約70円)でセットを購入します。お花、線香、ローソク、紙に包まれた金箔が輪ゴムでとめられています。

 まず、蝋燭に火をつけて立て、線香にも火をつけてお祈りします。正座している人が多いです。

更に20バーツ札を串にさし、供えます。お花もお供えします。ここでは蓮の蕾ですが、マリーゴールドもよく見られます。


最後に紙に包まれた金箔を仏像に貼ります。身体の治したいところに貼るといいようです。
タイのお寺の仏像は金きら金です。

日本の様にお賽銭を投げて祈るだけではないので、結構大変です。
 最後にせっかくなので、ワット・プラケオの様子を紹介します。タイの仏教はインドのヒンドゥー教の影響を受けているので日本のお寺とは様子が違います。
 この二人は「ヤック(鬼神)とモック(猿神)」です。インドの神話に出てくる魔除けの神様です。顔が赤くて裸足なのがモックなのですぐにわかります。(すみません、足が写っていなかったですね。。。)


 こちらも神話に登場する半人半鳥の「ギンナリー(男)とキンリー(女)」です。横で私は履いているズボン、タイのお寺では足や肩は素肌を出してはいけないので短パンだった私は入口でこのズボンに履き替えて拝観しています。


 タイは見所満点なので、コロナ禍が落ち着いたらまたあちこち見て行きたいと思っています。またタイ(バンコク)のハス情報、お伝えしますね。
(担当: りゅう)


コメント (4)
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