皆さん、ご無沙汰しています、大賀ハスのふるさとの会の”りゅう”です。皆さん、お元気ですか?と言っても、新型コロナウィルスの影響で自粛中ですね。今が踏ん張りどころです。活動が再開する日を楽しみにしていましょう。
さて、旧緑地植物実験所での活動が休止で、このブログも休止状態なので、番外編として私が赴任しているタイのハス情報をいくつかご紹介します。これは新型コロナ感染がおこる前の情報です。タイでは日本より厳しい行動制限が行われています。1か月半もレストランでの飲食、散髪、ゴルフ等が禁止されていましたが、今は解除されています。でもまだ夜間は外出禁止です。
まず第一回は、ワット・プラケオ(別名エメラルド寺院)のハスです。ここは、ラーマ1世が現在の王朝であるチャクリー王朝を開いた時に護国寺として建てた寺院で、王宮の中にありタイで最も美しく、きらびやかな寺院です。
入っていきなり、弥勒様のような仏像の隣にハスを発見。タイは現在(1月)は雨の少ない乾季でハスはあまり見かけませんが単弁の大賀ハスに似たハスです。
タイは国民の95%が仏教徒で、お寺が約3万もあると言われています。日本のお寺の数は約8万もあるそうですが、日本よりはるかに多くのお寺があるように感じます。タイの寺院には、いつも多くの参拝者が訪れるからではないでしょうか。
お供えにはたくさんの花があげられます。生のハスの蕾ですね。
タイのお寺にはお参りの仕方があります。ご紹介しましょう。
まず、20バーツ(約70円)でセットを購入します。お花、線香、ローソク、紙に包まれた金箔が輪ゴムでとめられています。
まず、蝋燭に火をつけて立て、線香にも火をつけてお祈りします。正座している人が多いです。
更に20バーツ札を串にさし、供えます。お花もお供えします。ここでは蓮の蕾ですが、マリーゴールドもよく見られます。
最後に紙に包まれた金箔を仏像に貼ります。身体の治したいところに貼るといいようです。
タイのお寺の仏像は金きら金です。
日本の様にお賽銭を投げて祈るだけではないので、結構大変です。
最後にせっかくなので、ワット・プラケオの様子を紹介します。タイの仏教はインドのヒンドゥー教の影響を受けているので日本のお寺とは様子が違います。
この二人は「ヤック(鬼神)とモック(猿神)」です。インドの神話に出てくる魔除けの神様です。顔が赤くて裸足なのがモックなのですぐにわかります。(すみません、足が写っていなかったですね。。。)
こちらも神話に登場する半人半鳥の「ギンナリー(男)とキンリー(女)」です。横で私は履いているズボン、タイのお寺では足や肩は素肌を出してはいけないので短パンだった私は入口でこのズボンに履き替えて拝観しています。
タイは見所満点なので、コロナ禍が落ち着いたらまたあちこち見て行きたいと思っています。またタイ(バンコク)のハス情報、お伝えしますね。
(担当: りゅう)
お元気そうで何よりです。
自粛の中、タイの情報は躊躇していましたが、喜んでいただいて良かったです。
タイは昨日から全土で雨季に入りました。雨は多いですが、花も咲き、南国の果物も美味しい時季になります。
またタイのハス情報、送りますね。
報告書が無いので捜索願を出すところでした。
新型コロナを忘れさせる賑わいですね。
こちらの植物園も組織的な活動は止まってますが
入ってみると変わらずハス達は元気そうです。
体調に気を付けて帰国の折にはのぞいて下さい。
とっても面白い記事をありがとうございます。写真がいっぱいでイメージしやすいです。タイの寺院では参拝者が金箔を像に貼り付けるって、豪華すぎ! 次のレポート楽しみにしています。