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幸せは意志によって、不幸は気分によってつくられる

2012-09-06 17:39:58 | インポート
  泣きたいときには思い切り泣いて、怒りたいときには我慢せずに怒れば気分がさっぱりする。そして愚痴はこぼしたほうが不満が解消されるといわれますが、本当にそうなのでしょうか。
 人は泣くことでますます悲しくなり、怒鳴ることによって怒りが増幅され、愚痴をこぼすことで「自分は不幸だ」と言う気持ちを強くすることもあります。
 ネガティブな感情は放っておくと長引きます。ものの見方が次第にネガティブになり、何かアクシデントに見舞われると再発しやすくなるともいわわれます。
 幸せになるには不幸になるよりもたくさんの努力が必要だといわれます。なぜなら、一般的に、日常の出来事に相対するとき意志に従って行動するより、気分に流される方がずっと楽だからです。
 幸福だから笑うわけではない。笑うから幸福なのだともいわれます。私たちの脳はとてもだまされやすく、嘘でも笑顔でいると幸福な気分になれるといわれます。私たちは「幸せになろう」という強い意志をもつ必要があります。
 「人間にとって最大の敵は自分自身である。人間は、自分のまちがった判断や、杞憂や、絶望や、自分自身にさし向ける悲観的な言葉などによって、自分を不幸に陥れる。自分こそが自分自身の不幸に対してつねに最大の敵なのである。悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属するのである。」  「幸福論」の著者、フランスの哲学者アランの言葉です。