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女性はなぜストレスに強い?

2012-10-18 17:23:49 | インポート
 うつ病についてのある調査データをみると、調査した世界11ケ国において、女性が男性の2倍に達するということです。また、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の発症率も男性の2倍だということです。
女性がうつ病になりやすいことについては、遺伝子や女性ホルモン、脳の性差、社会的役割の違いなど様々な要因があるようですが、一般的に、男性にとって一番のストレス要因は仕事であり、女性にとっては家族や家庭にあり、うつ病になる要因もそこに求められる確率が高くなっています。
 ところが、自殺者数をみると、男性の自殺の頻度は女性の約2倍といわれています。女性の方が男性よりもストレスを多く感じている割合が高いのに、どうしてこのような男女差が生まれるのでしょうか。
 その原因は、ストレスに対処する方法の違いが大きいようです。男性の場合は一人でストレスに立ち向い、その結果、疲れ果て、アルコールや薬物に依存したり、高血圧になりやすい傾向があるといわれています。
 対照的に女性は、ストレスの多い状況におかれると、他の人、特に女性の友人や知人に電話やメールをして、絆を深め、お互いの問題について話し合い、助けを求める傾向があるといわれています。つまり、多くのストレスを受けても、その対処法が男性より優れていることが、女性の強さなのだと思われます。
 時には、一人で重荷を背負い込み、大量のアドレナリンやコルチゾールを放出して戦いを挑まなければならないこともあるかもしれませんが、家族や友人のネットワークを上手に使ってストレスと上手につきあうことが大切です。

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