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スペインサッカー、ゼロトップという衝撃

2012-07-06 10:49:28 | インポート
 サッカーヨーロッパ選手権(ユーロ2012)はスペインが4-0でイタリアを下して前回に引き続き優勝しました。そのスペインの布陣はゼロトップという衝撃的なものでした。
 長らく、日本代表のサッカーは得点力不足が叫ばれ、エースストライカーの不在が嘆かれ、それが弱点だといわれてきました。しかし、スペイン代表は、フェルナンド・トーレスというストライカーがいたにもかかわらず、あえて彼を外して、パスサッカーに徹して優勝しました。得点はフォワードが取るものという私たちの常識を鮮やかに裏切り、新鮮な感動を与えてくれました。
 名将ビセンテ・デル・ボスケ監督は、ゼロトップの布陣を採用した理由について、「本来のFWの選手がプレーすれば、もっと攻撃に奥行きが出るだろう。だが我々はプレーの継続性を求めていた。試合を支配し、ボールを保持しながらチャンスをつくるためだ。」と説明しています。
 スペインのサッカースタイルはパスサッカーです。素早いパス交換で相手にボールを渡さず、隙をみて相手の狭いスペースに走り込んで得点するという方法です。「なでしこジャパン」がお手本としているサッカーです。
 そのパスサッカーの極めつけが、ゼロトップという布陣でしょう。相手のゴールにシュートを打つというより、ゴールマウスにパスをするという感覚が正しいのかもしれません。
 前回のワールドカップの準決勝であの無敵とも思えるドイツがなぜ、かくも為す術もなくスペインに破れたのかずっと不思議でした。それが今回少しだけ理解できたように思いました。ドイツ代表チームのサッカーは、いわば常識の典型といって良いでしょう。しかし、スペイン代表のように誰が、どこから攻めてくるか分からないゲリラのような攻撃に対してパニック状態になってしまったのではないかと思います。
 常識が裏切られるたびに、世界は活性化され、生き生きとしてきます。寝不足ではありましたが、興奮と感動の6月でした。

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