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忍者ローン

2007-07-14 17:26:17 | 時事問題
日経の14日付社説「深刻な米住宅ローン問題の波及を防げ」を読んで、面白い言葉を学んだ。「忍者ローン」である。

社説の趣旨は、冒頭の一段落が語り尽くしている。
「米住宅ローン問題の波紋が広がっている。信用度の低い人(サブプライム)向けのローンの焦げ付きが増加しており、これらのローンを組み込んだ金融商品が不安を呼んでいる。関係当局は金融システムの動揺防止に細心の注意を払ってほしい。」

米国の住宅バブルが崩壊しつつあることの波紋が、日本にも及ぶことに警鐘を発しているのであろう。

ところで「忍者ローン」であるが、上記のサブプライムローンの一種のようだ。同社説によれば次のように説明されている。
「「忍者ローン」と呼ばれた、安定収入、職業、資産不要の住宅融資が米国では昨年まで横行していた。住宅価格が上がり続けたことで、バブル期の日本のように「いずれは転売できる」といった甘さがまん延していた。」

住宅購入者の素性がどのようなものであれ、つまり忍びの者であったとしても融資が行われるから「忍者ローン」なのかしらと思った。どうやらそれは違うらしい。

N.I.N.J.A とは、No Income, No Job, No Assets(収入なし、職なし、資産なし)の略語であるということだ(http://www.askaninja.com/node/3123)。N.I.N.J.A に対しても融資が行われるとは、信じられないけれども、本当にバブルだったのだなと感じざるを得ない。
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