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単なる冗談「日ロ50周年 前に進む政治の決断を」

2006-10-23 01:07:46 | 雑談
日ソ共同宣言50周年に関する社説が、各社ともあまりにも画一的なので、いたずらをしたくなりました。以下は単なる冗談です(朝日新聞社の皆様、もし気を悪くしたら、ご一報ください。すぐに削除します)。

【パロディ】日ロ50周年 前に進む政治の決断を

 ちょうど50年前の10月、鳩山一郎首相がモスクワに乗り込み、日ソ共同宣言に署名した。戦後のソ連との、正式な付き合いの始まりである。3世代にまたがる年月が流れたが、さて日ロの現状はどうか。「(祖父は)天の上からいたく嘆いているに違いない」と、鳩山由起夫氏は語った。

 冷戦時代はともかく、ソ連からロシアに変わってからの15年を見ても、双方の関係が順調に発展してきたとは言い難い。のどに刺さったとげは、言うまでもなく北方領土問題である。

 共同宣言では平和条約を結んだあと歯舞、色丹を日本側に引き渡すとされ、国後、択捉への直接の言及はなかった。決着を先送りしたのだが、いまだに何の進展もないとは鳩山首相も予想だにしなかったろう。

 ロシアの経済困窮、米欧同盟の東方拡大などを背景に、90年代には領土問題の解決につながる「窓」が開いたかに見えた。だが、日本外交はその好機をつかみそこねた。4島返還の原則論にこだわりすぎたせいである。

 これでいいはずがない。幸い、トヨタ、日産の進出などで経済のつながりは深まりつつある。文化交流も盛んだ。政治が追いつかなければならない。

 ロシアとの関係を太くすることは、中国などアジアの国々とのパワーバランスの上でも重い意味を持つ。北朝鮮の核問題でも、平壌と独自のつながりを持つロシアとの連携は重要だ。

 プーチン大統領は最近、領土問題を凍結させるつもりはないと述べ、双方の妥協で解決を目指す考えを表明した。2年前には中国との国境紛争を決着させた。08年までの任期中に、日本ともめどをつけたいということかもしれない。

 安倍首相に求められるのは、ロシアとの関係を前に進めるという政治の決断だ。
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