どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

あさの絵本

2015年06月12日 | 絵本(自然)
あさの絵本  

        あさの絵本/作:谷川 俊太郎 写真:吉村 和敏/アリス館/2006年

 

 ゆっくりと空が明るくなる前の一瞬
 湖に映る森
 朝靄のなかに浮かび上がる家や丘
 地平線から浮かび上がる太陽
 やがて太陽がのぼると草花も木々もいきいき
 風にいきおいよくなびいている洗濯物
 
 昨日どんないやなことがあっても、これをみるとさっぱりと流れ、希望が生まれてきそうです。

 はじめみたとき、読み聞かせなどにはどうかなと思ったのですが、絵本ナビには小学生、中学生に読み聞かせた体験ものっていて、いずれも好評だったようです。
 
 一見、なんでもないような風景が、写真家の手にかかると、ドラマを感じさせてくれます。

 谷川さんの詩で草地がひろがるところに「くさのかおり かぜのかおり いのちのかおり」とありますが、いのちのかおりというのに魅かれました。                


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