ふとっちょローザ/クリステル・デスモワノー・作 工藤直子・訳/ブロンズ新社/2001年初版
国一番の「びじんめうし」のローザ。
表紙を見るとおなかまわりをメジャーで測っていて、となりでは飼い主のジャンがびっくり。
ローザは、まいにちバケツにあふれるほどのミルクをだし、ケーキをつくると、みんなおいしいと、うっとり。
ローザのからだは、つやつや・ぴかぴか、まんまる・おなか、ふっくらピンクのおちちです。
ところが、雑誌を見ていたローザは、雑誌にのってみたいとダイエットをはじめます。
ジャンがほしくさをあげると、ローザがいうことには「きょうからわたしダイエット」とたべません。
たいそう、ダイエット食品。
ジャンががんがんいい、わんわんないて、いっぱいたのんで、ぷんぷんおこってもローザはしらんぷり。
たしかにローザはどんどんやせていくのですが・・・・。
まわりみちをしても、いずれはきがつけばいいのですが、よのなかそんなにあまくはないようですが・・・。
誰が”びじん”の基準をいいだしたのでしょう。
牝牛がやせていては、どうにもさまにならないようです。
ジャンもローザなみに大きいのですが、親しみがもてます。