どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ふとっちょローザ

2016年08月25日 | 絵本(外国)


     ふとっちょローザ/クリステル・デスモワノー・作 工藤直子・訳/ブロンズ新社/2001年初版

 国一番の「びじんめうし」のローザ。
 表紙を見るとおなかまわりをメジャーで測っていて、となりでは飼い主のジャンがびっくり。

 ローザは、まいにちバケツにあふれるほどのミルクをだし、ケーキをつくると、みんなおいしいと、うっとり。
 ローザのからだは、つやつや・ぴかぴか、まんまる・おなか、ふっくらピンクのおちちです。
 
 ところが、雑誌を見ていたローザは、雑誌にのってみたいとダイエットをはじめます。

 ジャンがほしくさをあげると、ローザがいうことには「きょうからわたしダイエット」とたべません。
 たいそう、ダイエット食品。

 ジャンががんがんいい、わんわんないて、いっぱいたのんで、ぷんぷんおこってもローザはしらんぷり。

 たしかにローザはどんどんやせていくのですが・・・・。

 
 まわりみちをしても、いずれはきがつけばいいのですが、よのなかそんなにあまくはないようですが・・・。

 誰が”びじん”の基準をいいだしたのでしょう。

 牝牛がやせていては、どうにもさまにならないようです。

 ジャンもローザなみに大きいのですが、親しみがもてます。