どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

モーリッツと空とぶ船

2016年08月17日 | 絵本(外国)


    モーリッツと空とぶ船/デイーテル・ヴィースミュラー・作絵/福間書店/1999年初版


 夏休みのある晩、モーリッツはひとりで留守番。
 友だちもみんな、キャンプや別荘にいっていて、のこっているのはモーリツツだけ。
 そこへ三本マストの空飛ぶ船がモーリッツを迎えにやってきます。 乗っていたのは、不思議な三人組。リジーという女の子、オウムのヘドロ、ネズミのヴィクトール。

 それから4人は海賊に奪われた宝物を探しに冒険の旅に出かけます。

 いかにもこわもての海賊たち。なかなか雰囲気がでています。

 空とぶ船が大きいのか小さいのか微妙です。
 
 夜の冒険で、夜の都市、森の風景が幻想的で、猫の目、月の明るさが印象的です。

 海賊のところに、魔法の本があるのですが、字が読めないので宝の持ち腐れ。モーリッツが字を教え始めるのですが・・・・。

 最後のオチが子どもからうけそうです。