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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

講談社絵本賞『クリスマスマーケット』

2024-06-08 | _よむ__
gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/phpfamily/life/phpfamily-20240524095730513
講談社絵本賞受賞『クリスマスマーケット』作者降矢ななさんが描いた「日常の大切さ」

いくつかの場所で「クリスマスマーケット~ちいさなクロのおはなし~」の絵本賞受賞のニュースを目にした。

“「クリスマスマーケット~ちいさなクロのおはなし~」 降矢なな文・絵 福音館書店
を読んだ。
登場人物・なーちゃんのお母さんのコートは緑色で、マフラーは赤。
見事にクリスマスカラーだった。”

のことだなあ、とそのニュースを読んでいった。
ニュースの中で作者・降矢ななさんが、ユーリ・ノルシュテインさんという人が作った短編映画(アニメーション)を思い描いている流れがあった。
ユーリ・ノルシュテイン。知らないな。
ちょこちょこ調べて、
映像ではないけれど 絵本「きりのなかのはりねずみ」を手にして、今。

ユーリ・ノルシュテイン作品アニメーション紹介タイトルの中には
「霧の中のハリネズミ」の他にも
「アオサギとツル」というのがあって
私が先々月程に見かけた アオサギ と思われる鳥は
どこから来たのだろう。ロシア? さて?
なんてことまで考えた。

絵本「きりのなかのはりねずみ」に戻れば
その中に しろうまさん が出てきて
絵本版であるから 動かない。
動かない うま に

“見上げたら 馬 がいた。

回るとそこは 

さくらだった。満開の。”

の時の馬を思い出すこととなった。
あの時は余裕がなかったけれど
あの馬っていったい何だったのだろう?と今さ迷うことに
ミンモ・パラディノという人の名前を知った。

私は下から見上げて
馬は見下ろしているのか見てなどいないのか
きりのなかのしろいうま に
さくら満開ライトアップを背にした 馬 が 浮かぶように
記憶の向こうからやってきた。



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「スクイズ・プレー」を読んだ。

2024-06-06 | _よむ__
読了。
何度も手に取って ほんの少しで読み進まなくなって
を 五度も六度も繰り返した。
読了したかったのだ。できてよかった。
読了したかった理由は?
読み途切れていたポール・オースターだから?
メジャーリーガーの出てくる話だから?
“ジャケットカバー素敵です。”だから?
そのハテナみんなが理由な気のするけれど
“a.k.a.って何の略?”と a.k.a. という表現を知って
一つおりこうさんになった気になれたから。としたい。
a.k.a.知っておりこうさんかどうか勝手な盛り上がりの世界ですが
最近 【角野隼斗a.k.a.Cateen】 という表記に出会って
a.k.a.知ってる知ってる♡とウキウキしたのだった。
(Cateenの「夜に駆けない」に夜に漂う。海かプールか液体の。)

メジャーリーガーの出てくる話、ですが 元 が付く。
元メジャーリーガーには記録もついてくる。
打率三割四分八厘
ホームラン四十四本
打点百三十七点
さらに三塁手としてゴールデングラヴ賞も受賞
チームは 地区優勝し、リーグ優勝し、ワールド・シリーズも制した
と物語が始まってほんのすぐにこれらの記録話が出てくるのですが
以前のワタシであったら
ホームラン四十四本辺りですでに
「ソノ四十四本意味スルトコロハ?」(≒44がどれくらい凄いのかじぇんじぇん分からん。打率.348が凄いのはまーなんとなくわかるとして。)
になっていたでしょうから(かと言って打点と言われても困るんですが。打点ほわっと?)
オータニ・スーパースターの輝く今頃に読むということ
を体感したかったのかな。

と ハードボイルド 読み終わりました。
うむむ、ハードボイルドがハードボイルドたる要件みたいなんは巻末解説※にもさらりと出てくるのですが
あまり読んだことのない私としては 面白かった ということです。と短く書いてさらりと感動していたい。
ハードボイルドの途中に デイリー・クイーン なんて出てきて、
わお、DQ!なんとも懐かしい。
と 乗り換えのあった季節 なんかを思い出している。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


その解説の中に
「終わりの感覚」 ジュリアン・バーンズ が出てきて、びっくり。
だって 読んだことあったんですもん。
読書量の全く誇れない私が読んだことのある本だったから、単純に驚いた。
そうすると すぐ浮かれてしまい、
じゃここの隣みたいなところに紹介されている
「長いお別れ」と「黒い瞳のブロンド」も読んでみよっかなとフワフワしておりますです。



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「100年先」流れ ジェンダー不平等の

2024-06-01 | _よむ__
♪ 100年先のあなたに会いたい 消え失せるなよ さよーならまたいつか!
♪ 生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ さよーならまたいつか!
  ↓
で やってきました、クラウディア・ゴールディン。 

「なぜ男女の賃金に格差があるのか 女性の生き方の経済学」
クラウディア・ゴールディン 鹿田昌美訳 慶應義塾大学出版会 2023/04/05

「本書は、ジェンダー不平等を生み出す要因についての100年分の疑問に、本当の答えを出している。…」
(ジャケットカバー折り返しのところにあった、アン=マリー・スローターによる本書紹介文より。)

原著出版年は 2021年。
第1章初めの方に
「あなたがこれを読む頃までに、パンデミック(この章を書き終えてもまだ猛威をふるっている)がおさまり、私たちがその厳しい教訓から恩恵を受けていることを願っている。」(p.4)とあった。はて?さて?今っておさまったって言えるかなぁ。とわが身振り返ると ついひと月ほど前に感じた “どういう方面というのか、不安?緊張?人見知り?” な個人的精神状態は あれっ?いつの間にか落ち着いていた。マスク無し対面時の動揺が必要圏内?になってきた?(とは言っても マスク無し対面場面がその間にあったのは数えるほどでしたが。。。)

原題は
Career & Family: Women’s Century-Long Journey toward Equity
驚くべきことにと言うか 訳者あとがきには
その原題とともに
キャリアと家庭:女性たちの平等へ向かう100年の旅
と 邦訳題も書かれている。
どうしてこの 逐語訳的題 の方は採用されなかったのだろう。
それと関連があるかどうか、一か所気になっているページがある。
その部分の活字だけ周りと比べて太字※になっているのだ。

p.18

男性は家族を持ちながら、キャリアアップすることができる。それは、女性が家族のよりよい幸せのために時間を提供しようと、キャリアを置き去りにするからだ。

その太字の先には通常の活字仕様に戻って、次の文が続いている。

どちらにも奪われるものがある―男性は家族との時間、女性はキャリアである。

さて、ここでこの文章の含まれる第1章の題を改めて書き出してみると

キャリアと家庭の両立はなぜ難しいか

著者の書き進めようとする内容と
逐語訳的題 キャリアと家庭:女性たちの平等へ向かう100年の旅
は、当ったり前ですが 合致していると思われるのです。
それでも翻訳出版者は
「なぜ男女の賃金に格差があるのか 女性の生き方の経済学」
という邦題を選んだ。

そこには 優三さんの
「トラちゃんができるのは トラちゃんの好きに生きることです。…」に始まる
一連のニュアンスを 終戦前後のコトバでありながらも
現代の日本のニュアンスとして 組み入れたということでしょうか。

なぜここに優三さんが?
そもそも 強引すぎるわね、さよーならまたいつか! と クラウディアさん の並立が><。
それでも書いてみたくなる、

♪ 生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ さよーならまたいつか!

という衝撃。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


太字表記のところは、ここ以外にも存在しますが。



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