「フランス発ミステリー。理論派文書係×熱血警視が事件を解決。最終回。」の
「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」(10)「五線譜の暗号」。
主人公の父がいはく、
「フーガの技法」は
間違いなく バッハの最高傑作だ。
まず 前奏で 主題を提示する。
ヒントを与えるように。
次に 旋律を重ね 絡め
交互に編み込んでいく。
バッハの魅力は 聴けば聴くほど
それぞれの旋律が 頭の中で
バラバラに ほどけていくところだ。
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そんなこと言われたって なかなかに
ワタクシには分かりかねます。
分からないながらに でも聞く、ことはよきかな。
聞いてみよう。お近くに
「クラシックTV」「ピアニスト グレン・グールドの世界」がありました。
その中に
ポリフォニー の説明。
清塚さんによる ポリフォニー の説明 が まるで
アストリッドとラファエル の下にあるように聞こえてくるから、不思議。
右手もメロディーもやってれば
左手もメロディーをやっている
(10)「五線譜の暗号」ラストの方で
絶体絶命・アストリッドは 聞こえない声を聞いていく。
聞いたことのないその声は
アストリッドの耳元に
きちんとやってきたのだった。