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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「世界名作の旅」に出る 1-5 アンデルセン

2007-10-13 | _よむ__

この「世界名作の旅」は、各回とも
 ○ その回に取り上げた作家の紹介 と
 ○ その回を担当した著者の旅行記 の二つの構成になっているようだ。
アンデルセンの紹介のなかに 次のような文があった。

一生独身だった。
結婚したいと思ったことがあったが、彼女はほかの人を愛していた。

おお、なんだかね この表現に感じ入ってしまったのですよ。
そうか、彼女はほかの人を愛していたのか。。。人生、めぐりあわせだなあ と。
映画「リトル・ロマンス」の二人も
“パリのアメリカ人”13歳のダイアン・レインが
ベルサイユでハイデッガー(だったっけ?そのあたりの人…)を読んでいると、
即座にその哲学者を批評する同い年のフランス人の男の子と出会い、
ベネチアめざして旅立つことになる。。。
…めぐりあわせ よねえ、人生は。

(と よくぽうっとしていると
 『映画だよ、エイガ。とんとん拍子にいくようになってるのっ』と
 夫か子どもが 現実に引き戻しにやってくる。
 さてさて、そのベネチア行の途中 
 自転車ロードレースにまぎれて 先を急ぐのだが、
 ダイアン・レインが 先に行った男の子を呼び止めるシーンで声をかける。
 『ダニエーールッ』・・・ここもいいんです。
 『イチローーッ』『ダイスケーーッ』『カズオーーッ』っとかでなくて
 『ダニエーールッ』。・・・“エー”がちがうんだなあ。)

会津八一も同じように生涯独身だったようだが
八一のやわらかいあの書を見るときには
失恋 や 片思い といった言葉の方が合うような気がする。
八一は新潟出身なので
普段の暮らしの中に 彼の書は よく現れる。

先の紹介文に戻ると 書き出しは、
『赤いクツ』という童話をご存じであろう。
と始まっている。添えられた写真には、
コペンハーゲンの港で夕日に光る 『人魚姫』の像が写っている。
『赤いクツ』『人魚姫』に思うところあって、
大きな本屋に出かけた。

児童書の作家別のコーナー、あ行のところに言ってみると
はたせるかな、(←使い方合ってる?一度使ってみたかった言葉なンデス…)
いわさきちひろ・画の『あかいくつ』『にんぎょひめ』が棚にあった。

前から気になっていたので ぱらぱらとめくり、
近くにあった『マッチうりの少女』も手にとった。
こちらは モノクロの絵に時々赤の(朱か?)効いた作風で
これもいいなあと思った。


長くなった気がするので
次に続けます。

 

[2012/10/18 編集]




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