ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

グレートオーシャンロード+アデレード3回目行備忘録:2022年11月

2023年09月11日 | 海外:オーストラリア備忘録

2022年11月のオーストラリア
グレートオーシャンロード+
アデレード3回目行。9泊10日
の旅行記が計50本となり、こ
のブログでの新記録を樹立


今までは2017年3月の人生初
ハワイ
9泊10日と、2018年の
初アデレード5泊6日の44本が
過去最多だったので記録更新


期間の長さもさることながら
私の南オーストラリア愛も反
映しているかもしれない(笑)


グレートオーシャンロードの
243kmとその前後計1000km
以上走破し、さらに日帰りの
サイドトリップもあり、無事
故無違反で睡魔と戦いつつ運
転し続けてくれた夫に感謝


グレートオーシャンロードは
多くのオーストラリア人やキ
ウイ(NZ人)の一生に一度はや
ってみたいバケツリストの1つ
で「もうやった?」「まだ」
みたいな会話が成立します。


しかし、今回の旅行記を書き
つつこんな写真を発見し絶句

(※ウィキペディアより)


今回

アイランドアーチウェイと呼
ばれていた高さ25ⅿの岩は20
09年に崩落し、使徒2人爆誕


ロンドン橋が落ちたのは1990
年。けっこう頻繁に崩れてい
るようで生涯1回来ればいい場
所ではないのかもしれない


50本リンクを貼ったので自分
用備忘録を残しておきます。


ポストコロナの旅

この旅行で気持ちの区切りが


240kmのロードトリップ

ビクトリア州の南岸を行く旅


新町という名の古い町

ジーロングのニュータウン


ジーロング周辺

タスマニア島行きカーフェリー


クイーンズクリフ

ポートフィリップ湾の入り口


グレートオーシャンロードの起点

「どこが起点?」とキョロキョロ


世界最長の戦争記念碑

旅は始まっ(てい)た


歴史のない国の大胆さ

戦没者慰霊と復員兵の福利厚生と


慰霊路を行く

ともに戦いともに働く男たち


ローンまでの10km

2年半かかった最初の10km建設


パットン岬で一大飲み会

これで工事が2週間中断したとか


東からの民間、西からの行政

建設の立役者の1人はNZ人


100km走ってアポロベイ

2日目の宿泊はこの町で


ロードかウォークか

ここからは歩くか走るか


コアラに遭遇

えっちらおっちら歩くコアラ🐨


海にたたずむアヒルの親子

アヒルにしか見えないゴグとマゴグ


十二ではなく八使徒だった

本当は何人(笑)


羊鳥島のタフな鳥

いつか見たい数千羽が舞う姿


大地の慟哭サンダーコーブ

身を削られる大地の慟哭


目に見える瀬戸際

小川の注ぐ先は猛狂うバス海峡


ロンドン橋落ちた

本当に落ちていた


243kmを無事走破

終点のアランスフォード


難破海岸を行く

今度は『船の墓場♰』を行く


ワーナンブールのレディーベイ

天気が良ければ穏やかな湾


メリ海洋保護区

見たことのない水の色


おとぎの町ポートフェアリー

小さな小さなおとぎの町


植民地の光と影グリフィス島

かつての捕鯨基地は自然公園に


とうとう州境越え

ビクトリア州から南オーストラリア州へ


海から山へマウントガンビア

南オーストラリア州第2の街


歴史の幕を閉じたマウントガンビア駅

廃線、そして廃駅


キーワードはブルー

目指していたのは青い湖


コバルトブルーに魅入られて

吸い込まれそうな不思議な青


南オーストラリア州第2の街

ぜひまた訪れたい街


行くなら旗のある日に

地元民はいつも正しい


ロブスター漁の中心ポートマクドネル

ロブスター好きにはたまらない🦞


ノーサンバーランド岬の物語

ここにも安全への過酷な闘いが


巨大陥没穴アンファーストン・シンクホール

世にも不思議な巨大な穴


タイム@ザレイクスの夜

街の灯を見下ろし最後の夕食


ライムストーンコーストに別れを告げて

南オーストラリアの美しさたるや


古くて新しいドイツ村ハーンドルフ

見えない進化を遂げる古い町


ドイツ村のクラフトマーケット

ここで貴重な出会いが


11月のクリスマス

街は早くもクリスマス一色


紀元前から「儲かりまっか」

再訪が楽しみな店でした。


ドライブでビクターハーバーまで

アデレードから日帰りで


名前だけを残すビクター港

歴史的役目を終えて静かな地に


魚の銀行フィッシュバンク

秀逸だったトイレ


アデレードに住みたくなる中央市場

生産者との近さを感じる充実度


ノーステラスを行く

官庁街で文教地区


ミュージアム巡り

毎回楽しみな移住博物館


素顔のオーストラリア

また次回チャオ


旅行記終了約3ヵ月のお付き
合いありがとうございました。


コメント (2)
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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:素顔のオーストラリア

2023年09月10日 | オーストラリア:アデレード

2022年11月のメルボルンか
ら始まった旅も9日目。最後
の夕刻が迫ってきました🌇


急ぎ毎度おなじみヘイグス
駆け込んでチョコレート購入

1915年から続くアデレードの
老舗のチョコレート専門店🍫


そしてアデレードアーケード

でも意外と旅行者には縁遠い


なぜなら高級クリーニング店



シェーバー専門店



バッテリー専門店



さらにウィグ専門店

こうした店がこんなに一等地
で採算が合うのが不思議~
カツラってそんなに売れる


旅の最後の晩餐は雲南味道

前回出会い非常に感動した店


材料とあつあつのスープが運
ばれてきて、卓上で自分で作
る🥢過橋米線が素晴らしい



と・こ・ろ・が・・・

えっ


最初からできてきました

保健局の指導とかがあったの
か。スープの熱だけでしゃぶ
しゃぶをするようなものだし


夫のピリ辛麺



副菜の豆腐皮と豚耳

この辺は特に変わらずながら


山積みのチキンシーゾニング
パウダー。つまり化学調味料



前回はNO MSG(化学調味料
不使用)の張り紙があったのに

今回は見当たらず残念な最後


でもインチョウと出会えたし

インチョウ
捨てる神あれば拾う神あり


陽の長い晩春。のんびり歩いて



風景を目に焼き付けてホテルへ



最終日10日目。これも恒例で

最後のアデレードアーケード


美味しい朝の1杯と



オープンサンドを半分こ🥪



快く食器を2つ用意してくれ

ありがたく美味しかったです


チャオ・カフェバー

チャオ
またね、アデレード


アデレード空港。NZ航空の
ラウンジがないのでカンタス
のラウンジなのがちょい残念



でもコロナ後はバリスタ配備

これはありがたかったです🙏


=============


今回の旅行は本格的なロード
トリップだったため、今まで
あまり見たことがなかった観
光地ではないオーストラリア
に足を踏み入れ、半年前の総
選挙で盛んに言われていた、

エブリデーオーストラリアン
(Everyday Australian、普通
のオーストラリア人)の暮ら
しぶりを目にしてきました。


国民の平均的豊かさの指標で
ある1人当たりGDPで世界10
位の国(NZ21位、日本28位:
IMF2023年)の素顔を見てい
るという気づきは、グレート
オーシャンロードを走り始め
て早々に自覚した点でした。


素顔のオーストラリアーー
まだまだ奥深く何度も訪ねて
行きたい地だと思いました。


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:ミュージアム巡り

2023年09月09日 | オーストラリア:アデレード

2022年11月のオーストラリア
9日目。アデレードも4日目に


移住博物館は初めて訪れた20
18年に、アボリジナル画家ク
ニ・ジューン・アン・マキナ
ニー
の特別展を開催していて
史実の衝撃に心が震え、足が
釘付けになった場所でした。



今回は「アフガン女性に贈る
モザイク展」を開催中です。



「糸に吊るされてーアフガン女
性に贈るモザイク」(Hanging
by a Thread-Mosaic for Af-
ghan Women
)とは世界的な
プロジェクトで、タリバン政
権樹立以降のアフガニスタン
の女性や少女が置かれている
過酷な社会的、経済的な状況
に目を向けようという動き。



オーストラリアの100人以上
のプロアマのモザイクアーテ
ィストがアフガンの伝統的な
色使いや文様を活かして制作
した、モザイクのスカーフ。



その趣旨といい、モザイクは
人生で諦めたこのとの1つ(笑)
(※最終的にアクセサリー作り
を選択)といい見入りました。



単純な構図の配色の妙。1粒1
粒で埋めていく事に力を感じ



見飽きることがありません。



1作1作写真を撮りたいぐらい



アボリジナル・アーティスト
ダリル・フィッツナー・ミリ
氏の作品群。「植民地化以
降アボリジナルたちにもたら
された痛み、嘆き、喪失を単
純な構図の中に込めたもの」
だそうで、単純ゆえに正直で
喜びも哀しみもすべて直截的

豊かな水が示す雄大な自然


豊穣で平和な地に生きる民



「畏敬の念」と題された作品

小さな月が頼りなげに見える
ほどどっしり揺るぎない大地


ある日、高波を乗り越えて帆
船がやって来て暮らしが一変



「ホワイトアウト」という作品

副題は「漂白され消されていく」


棲み処を奪われ



農地は生き物の棲み処も奪い



大河が蛇行する雄大な地を遠
く離れ、建物の中イギリスら
しい白黒の市松模様のタイル
の床を磨かされ、黒板には存
在を抹消してくような分数と
絶滅したタスマニアタイガー

水平線や地平線以外の直線が
いかに人工的で自然とかけ離
れたものかに気づかされ、小
さな絵が無限の奥行を持つ。


移住博物館旅は移民と先住民
の双方に焦点を当て、そのバ
ランス感覚が素晴らしい
移民の1人として思います。


次も定点観測的に向かった、

南オーストラリア州立美術館
『オルセー美術館の印象派展』
が見られた思い出深い美術館


今回は中が真っ赤っかクラ
シカルな建物と前衛のせめぎ
合い無数の赤い紐が毛細血
管にしか見えないと思ってい
たら、あろうことか足元には
マネキンの脚や腕がばらまか
れていて、直視できない空間

日本人名の女性アーティスト
の作品でしたが、記憶なし


その奥では草間彌生展。これ
も私は苦手な、隙間のない極
彩色の息がつけない空間で、



芸術は良し悪しではなく、好
き好きというフランス人の教
えを改めて思い出しました。



次は南オーストラリア博物館

ここも見応えがある博物館


しかし、向かったのはカフェ



館内にあるので営業時間が他
の店より長くて助かります



オマケでティラミスまで(笑)

良く歩いた旅の終わりの1日


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:ノーステラスを行く

2023年09月07日 | オーストラリア:アデレード

2022年11月のオーストラリア
9日目。旅もいよいよ終盤。


オーストラリア国旗とアボリ
ジナル旗がはためいている、

ビクトリアスクエアに面する


南オーストラリア州水道局

SA Water


あのブルーレイクの水もここ
の管理下かと思うと不思議。



中心部では無料の路面電車。



これだけの乗り物が無料って
オーストラリアは素晴らしい

都市部へのクルマの乗り入れ
を規制するなら代替手段がな
いことには、今のオークラン
ドのように片手落ちで、多数
の市民が苦しむばかりかと。


利便性の高い公共交通機関が
無料で利用できる憧れの光景
ですが、自分の目の黒い内に
オークランド中心部で実現す
るとは残念ながら思えない💦

道幅や都市計画が違いすぎる


鉄道のアデレード駅へ。カジ
ノも入居する一大商業施設。



その向こうは州の肝入りで進
む複合再開発計画フェスティ
バルプラザ
。工期2016~25
年の予定で、ず~と工事中

これだけ時間をかけて造って
いるところがスゴい。期間中
のインフレも半端なさそう。


前夜の魚の銀行もこの通りで
ここが官庁や文教施設が集中
する目抜き通りノーステラス



南オーストラリア州議事堂

65年をかけて完成。ここは資
金不足を補いながら後世に残
る仕事をこつこつと不屈に、
確実にやり遂げる地なのか
コリント式の大理石の建物


趣きのある建物が続きます。



一等地だけに美しい街並み



マシュー・フリンダーズ像

(1774~1814年。享年40歳)
イギリス海軍に属した類まれ
な航海士、測量士。オースト
ラリアを初めて1周し大陸で
あることを突き止め、オース
トラリアという名称を強く推
奨。植民地化の先駆者の1人


今も国内中にその名を遺し行
く先々でフリンダーズです。

フリンダーズチェイス国立公園
(※建物は2020年1月の森林火
災で焼失してしまいました)


国立戦争記念碑



どうしても筋トレ・アベニュ
ーと読めてしまい毎回ウケる

キントアアベニューを曲がり


やって来たのは移住博物館



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:アデレードに住みたくなる中央市場

2023年09月06日 | オーストラリア:アデレード

2022年11月のオーストラリア
9日目。メルボルンから始ま
った旅もいよいよ終盤です。


やり残しがないようにサクサ
クお気に入りの場所へ来ると

ため息


そしてため息

「一生ココの朝ごはんで生き
ていける」と思える品揃え🥪


ビッグテーブル

アデレード中央市場


2018年の初アデレードで出会
った店
。コロナ後も変わらず



お向かいさんも美味しそう



ここは夫婦で一番気に入って
いる市場で、見てはため息



歩いてはため息



食べても買ってもため息



「オークランドにこんな場所
があったらね」と毎回思う



プレゼン?忘れ物?

ポンと置いてあるキャベツ


来るたびにアデレードに住み
たくなる場所「ここで買い物
してアレを作りコレを作り」
と想像力だけは膨らみますが

(👆NZ国籍はオーストラリア
にいつでも自由に住めるので)


ここの気候には耐えられそう
になく、実現はありません



でも、夢が膨らむ場所です。

トマトだけでもこの種類 


エノキもこの量でこの安さ

ほぼ300円


ワニ肉も絶賛販売中🐊



『地元の手作り生産者のショ
ーケース』とありますが、南
オーストラリアのキーワード
のひとつは『手作り』かと



安易に安価な工場や機械での
大量生産に頼らず、割高でも
職人気質にこだわり、それを
支える消費者がいる地なのだ
と感じますそれはクラフト
マーケット
でも感じ、クラフ
ツマンシップの高さは感動的


生産者と消費者の間に絶対的
信頼感があってこその市場。



売上がついてくれば、生産者
は一層供給に専念でき価格も
据え置けるのかと思います。


食品以外の小物も多数あり、
センスの良さが光ります

おみやげ探しにもいい場所


匠の域は食材に留まらずデリ
の充実も生きていけるレベル

私はこっち


夫はこっちだそう。

アルジェリアのパエリア


いつか夫もリタイアしてゆっ
くり来られるようになったら
アデレーディアンに混じって
連日ここに繰り出せるかな



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:魚の銀行フィッシュバンク

2023年09月05日 | オーストラリア:アデレード

2022年11月のオーストラリア
8日目。アデレード3日目はビ
クターハーバーから戻って、


ブタがゴミ箱をのぞいている



ランドルモール。人気の銅像

ブタのお出かけ像


夜は前から予約をしておいた

フィッシュバンク


英語のフィッシュタンク(fish
tank)は水槽なので、T⇒Bに
置き換えフィッシュバンクと
いう洒落もありそうですが、
なによりもここは元銀行

(※日中の写真)


さらに言えば最近まであのセ
レブシェフ、ジェイミー・オ
リヴァー氏の店でしたが、本
国イギリスでの経営破たん
コロナ禍中に閉店しました。


別の店になったと知り初めて
来ましたが、なんとも重厚。

相当投資をしたのが判る


かなりがジェイミー・オリ
ヴァー時代のままなのか

ゆうに2階分以上ありそうな
天井の高さで席数もスゴい。


まずは旬のホワイトベイト

美味しいに決まってます


日本でいえばシラウオに近い
稚魚の総称で、オーストラリ
アのはもっと太目で大きい

ここにも熱烈なホワイトベイ
ト教徒がいそう。NZでの話は
コチラでどうぞ。


ホタテ



前夜に続きメインは蒸し魚

えっ魚の向きが逆


夫の方からも撮り直してもら
いましたが、逆なものは逆。

プレゼンも荒く、汁も多すぎ


前夜との質の違いは歴然で

頼んだ私たちが冒険しすぎで


この手の店では禁じ手でした。

反省💦


シンプルな蒸し魚がどれだけ
難しい一品かを実感しつつ、
香港人たちがその辺で店の格
を推し量るのがよくわかる。


他のメニューと難易度が違う



「あれは見といた方がいいよ」
と夫に言われて来た、地下室

ワインセラーみたいですが、


なんと

トイレ


銀行時代の金庫室なのでしょ
うが、うまくリノベしてあり



これは一見の価値あり



「スゲぇよな、ここ。こんな
トイレ見たことないよな~」




と写真を撮っている私に声を
かけてきた笑顔のお二イさん



魚の銀行はトイレがピカ一

また機会があれば~


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:名前だけを残すビクター港

2023年09月04日 | オーストラリア:サザンオーシャンドライブ

2022年11月のオーストラリア
8日目。アデレード3日目のビ
クターハーバー。ウォーター
フロントは整備中でした。も
しかしたらコロナ経済支援策
の一環の地方公共事業なのか


創造者ヌルンデリ(ngurunderi)

西洋人の入植以前、ここはヌ
ルンデリが創り出したナリン
ジェリ(Ngarrindjeri)ネーショ
ンで、彼が持つ槍(Kaika)はグ
ラナイト島の現地語名です。


目の前がグラナイト島。島に
続く橋を渡れば目と鼻の先。

馬車トラムの線路があり、馬
の負担が軽減されているよう
でもやっぱり可哀そうです




隣に古い橋があったらしい


水中にも点々と橋脚が残り、



島側は展望台に改装中かな?



橋の上はものすごい風と寒さ
薄着のお二イさん、さすが

と思っていたら橋の途中で苦
笑しながら引き返して行きま
した。ばっちり厚着してきた
おじさんとおばさんは行く



グラナイト島/カイカ

花崗岩島


ずっと見てきたライムストー
ン(石灰岩)とは確かに違う



ここもオーストラリアにしか
いないリトルペンギンの島🐧



いたのはタテガミガン一家



オーストラリア固有種で、本
当に立派なたてがみがある



島までは1.9km。島内1周の
カイカトレイルは2.9km45分
整備されていて歩きやすい

2022年の途中まで橋の整備中
で島に渡れなかったようなの
で私たちはラッキーでした


島の東側(地図は南北逆転)に
カタツムリの目のように突
き出たのが防波堤と桟橋。防
波堤は1882年完成。全長約
30m。20万トンの岩を切り出
し人力と馬力で運んだそう。

左はかつての桟橋。スクリュ
ーパイル(回転貫入杭)で施工。
1881年に操業開始。ここから
羊毛を満載した蒸気船🚢がロ
ンドンまで行っていたそう。
中央はカフェ兼おみやげ屋。


今や名前しか残っていない港
がかつてここにありました。

ビクター港


港の建設は1862年より開始。
隣町がオーストラリア最長の
マレー川河口のグールワだっ
たため、内陸部から羊毛や小
麦が集まり、積出港爆誕(笑)



マレー川は全長2,500km。N
Zの南北1,600kmよりも長い



古い橋の橋脚は桟橋跡でもあ
ったよう。ここはビクトリア
埠頭と呼ばれ、物資を積んで
マレー川を往復する外輪船が
行き交い、陸揚げされた物資
はトラムでグラナイト島へ。



沖合にある分水深が深く蒸気
船が利用できたのだそう。



1.9kmの差が価値を生んだ



しかし、マレー川に橋が架か
り1885年にアデレードまで鉄
道が開通すると、物資は陸路
で州都まで運ばれるようにな
りビクター港は役目を終え、

(※1879年開通のマレー橋
前回行ってきた場所で徐々に
史実がつながって来ました)


1920年代以降は港湾設備がな
くなり今は名前を残すのみに

今ではアデレードっ子の夏の
避暑地として人気なんだとか


あの赤は錆にしか見えない



ここにも錆びる岩がある



石灰岩と全然違うのね



リトルペンギンには会えず

代わりに寒そうなカモメの番


晴天でも強風が吹く寒い場所

南極まで3,850km


先住民への敬意を示す動きが
急速に進んでいるようで、モ
ニュメントがどれも新しい



「先住の地で」と題され、イ
ギリスのオーストラリア植民
地化を正当化したご都合主義
の主張『テラ・ヌリウス』(無
主の地)には先住民族アボリジ
ナルがいたことを認める碑銘



今回も長くなってしまった💦


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:ドライブでビクターハーバーまで

2023年09月03日 | オーストラリア:サザンオーシャンドライブ

2022年11月のオーストラリア
8日目。アデレード3日目の朝


下調べをしておいたカフェ☕

シブリング


英語できょうだいという店名
は隣の店がオーナーの姉妹の
店だからというストーリー性



夫が大喜びの朝ごはんの原点

サワードウトースト


私はブラータのせのサラダ🥗

「少し時間がかかりますけど」
と言われたのが判るこだわり


「家の近所にあったら」と思う
ようなこぢんまりしたいい店



コーヒーを買いに来る人が必
ず立ち話をしていくような店



しかし、私たちが訪れた頃に
店は譲渡され、今は『パディ
ーバリーズ』
というアイルラ
ンドの『山田太郎』的な名前
のカフェ兼ロースタリーに


その後は前日行ったハーンド
ルフをもう少し南東へ。クラ
フトマーケット
で出会ったエ
ロールがリトルハンプトンと
いう町に住んでいて「いい所
だよ」と言っていたのでクル
マで一回り。陽当たりのいい
丘陵地の静かで穏やかな村。

創作がずっと続きますように


近くのマウントバーカーも立
ち寄りました。マウントと言
ってもいわば丘。標高360m



街路樹の新緑が美しい場所。



近くのハーンドルフ同様1839
年に西洋人による入植が開始



宗派の違う古い教会がいくつ
もあるのが往年を偲ばせる。



教会主催の金曜日無料昼食会

都会ではこの手の企画は近年
ホームレス向けですが、ここ
では純粋に高齢者の社交の場
なのではないかと思います。


この教会では青空マーケット



これはなんとも温かみのある
レンガとレンガ色の石造り。



隣はオーストラリアによくあ
る黄色のライムストーンなが
ら同時代に建てられたものか



所要時間1時間、3kmの歴史
的建造物散策コース
を見つけ
たので(今頃)ぜひ次回に


さらに1時間南下して来たのが

ビクターハーバー


運び屋という名の宿があった
り、いかにも往年の港町風情



ここでひと休みすることに☕

地元で45年続いているニノス
年中無休で朝8時から夜まで


週末のテイクアウェイも誕生
会も「みんなココ」的な店



運転する夫は常に糖分補給🍰



グラナイト(花崗岩)島という
島まで歩いて渡れます。石灰
岩の次は花崗岩。どこも石



1894年から続く馬車トラム

島までこれで渡れるそうです
が、週末のみの営業なのかな


荷役馬にはそれぞれ名前が。



牧場にいるときの写真もあり
アニマルウェルフェアに配慮
しているのが示されています
が、やっぱり私は乗らない。



理想であっても、動物が営利
目的で働かされることがない
ように、と心から願います🙏

こんな姿は切なすぎます。


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:紀元前から「儲かりまっか」

2023年09月02日 | オーストラリア:アデレード

2022年11月のオーストラリア
7日目。アデレード2日目の夜


ビクトリア州のグレートオー
シャンロードでもマウントガ
ンビアでも洋食続きだったの
で(地方でのアジア食には限り
あり)この日もアジア食に🥢


やって来たのは中華街

この門も街も本格的です。


これは可愛い

もいて感動(←寅年)


前々から気になっていた店へ

実はこの写真、2018年の初ア
デレードのときに撮ったもの


変わった名前と老舗の風格に
「アタリ」を予感。でも混み
合っていて1、2回目とも通過

包有魚菜館


3回目にして初めて予約なし
で、席をげっとできました。

英語名はインチョウ


白人だけでこんなに込み合う
老舗中華も珍しいと思いつつ
アデレードの民族構成比を考
えると、こんなものかとも。


気になるのがその名前です。
インチョウはどんな字なんだ
ろう。中国語名の包有魚とは
まったく関係なさそうだし。
チョウ(CHOW)は周なのか?


店の解説では『インチョウと
いう名は‟The state of Ying”
からとったもので、そこは芸
術や美食が花開く、豊かで非
凡なローマのような場所だっ
た。政治面では徐々に上海に
追い上げられたものの、歴史
上の重要性は不朽』なのだと


英語でstate(州)ということは
チョウとは現代中国語では州
(ZHOU)なのか。つまり地名
(※一例:広州=Guang zhou)


大方の人には全然関係なくて
も、1980年の訪中から始まり
アジア在住歴20年の私は、州
がZHOUではなく、CHOWで
あることに興味を感じます。


店のオーナーかその一族は現
代中国になる前、第2次大戦
以前に本国を出た人たちの証
明だからです。苦力(クーリー)
として南洋に出て、タイやマ
レーシアなど第3国を経由して
何世代もかけてここまでたど
り着いたか、ゴールドラッシ
ュの一攫千金狙いで新金山
呼ばれたオーストラリアに直
接渡ったか、または彼らを頼
って出国した人たちの末裔か


いずれにしても現代中国にな
り、中国語が北京語表記に統
一される前に出国した場合、
人名や地名は各地の方言の発
音に適当にアルファベットが
充てられたため、同じ漢字で
も驚くほど表記が違います。


まさにこのアデレードでその
好例のような一族を知りまし
た。詳しくはコチラ(姓は陳)

(※初代は1891年の移民)


では、『中国のローマ』イン
州とはいつのどこだったのか


調べてみたところ、應国(州)
とは紀元前1,030年~646年ま
で400年近く存在した、中国
東部の小さな王国で、後に西
周王朝の属国(属州)になった
そう。中国語では應国(←慶應
義塾の古い應ですよね)で
すが、英語のstateといいチョ
ウ表記といい、現代中国語の
州(ZHOU)で、應州でしょう。


さぞや文人を大勢輩出し、中
華文化が隆盛を誇ったのでし
ょう。現在でいえば河南省平
頂山市に相当するそうです。
その頃日本は縄文時代末期。
NZは人がいない鳥の楽園🐦


では中国語名の包有魚は? 


これは周易(古代中国の三易の
ひとつで周代に生まれた易)に
見られる言葉だそうですが、
そんなに遡らなくても魚=余


連年有魚とか、年年有余とか
中国正月に張り出される赤い
紙に書かれた年初の願掛けの
定番で中華圏では今も現役


『魚』と『余』はユイという
発音が同じなので、願掛けは
「毎年余りが出ますように🙏」
で「儲かりますように」の意



中国正月でも北京語であれば
新年快楽
(新年おめでとう)
とサラッと淡泊な表記が多い
のに、中国返還まで約150年
間英領下にあった香港は、現
代中国成立前の19世紀の文化
習慣を色濃く残しています。


なので新年の挨拶もいきなり
恭喜發財
(おめでとう。儲かるように)


4文字に納めないといけない
ので「新年」なんて省略
その事を香港人と話したら、
「年が変わったからって儲か
らなきゃ話にならんだろう」



格差社会も環境もほとんど関
係なかった80年代のネイキッ
ドキャピタリズム(裸の資本主
義)に触れて衝撃を覚えた私。


「働くなら絶対この街で
と決め、大卒後は香港で就職


懐深い街にじっくり育てられ
子どもたちもまた香港生まれ
血縁はなくてもあのDNAは我
が家に受け継がれています。


ということで、英語名は雅や
かでも中国語名はかなり本音
紀元前から「儲かりまっか」
.
「それもイイ」と気に入り


サンラータン

お初の店でのお試しメニュー


ネギ餅

質の高さに驚きました


そして蒸し魚。このシンプル
な1皿がどう出るかで、店
の格が決まると言っても過言
ではないと思っていますが、



蒸し加減、香味野菜や油の量

質の高さに大感動の大感激


ここは毎回来るでしょう。



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:11月のクリスマス

2023年09月01日 | オーストラリア:アデレード

2022年11月のオーストラリア
7日目。アデレード2日目午後
はドイツ村ハーンドルフから
戻り、徒歩で市の中心部へ


雨も上がってフラり街歩きへ
19世紀に造られた『20分シテ
ィー』
はほとんどの場所に歩
いて行けるので便利で楽しい


滞在中何度も行っては通り抜
ける、アデレードアーケード

すっかりクリスマス仕様


一番の繁華街ランドルモール

モールと言っても青空ホコ天


店が鈴なりでパフォーマーも

このダリのレプリカはアレ


好きな建物。現役の住宅です。



多様性でレインボー🌈



午後も遅くなるとカフェは閉店

チョコレート専門店サンチュロ
ここでやっと午後コーヒー☕


メニューにすべてカロリー表
示(KJ)があり、正直だけど逆
に頼むのを考えてしまうびみ
ょ~なマーケティング。でも
世の流れはこうなんでしょう



私はブラウニー。夫はクレー
ムブリュレでかなり大きめ。

チェーン店らしくすべて平均
点。卒もないけど感動もない


店内が甘い香りで満ち満ちて
いるせいか、無糖のコーヒー
まで甘く感じられました(笑)

アジア人が少ないアデレード
でアジア人率が高い店です。


クリスマスまで1ヵ月以上あっ
ても街はクリスマス一色です。

でも多様性を意識してか宗教
色が薄まっているのは今風。


住んでいるオークランドは年
年クリスマスらしさが後退し



なんだか新鮮に感じます。逆
に商魂逞しくコテコテにやら
ないところが好感度大です。

老若男女で祝っている感じ


えっあんなモノが走ってる



みんなグラス片手でまさかの
飲み会🥂

こんなものが公道を走っても
いいなんてかなりビックリ


夕方のツリーは



夜は素朴なライトアップ



超ハイテク仕掛けよりも、

これぐらいの方がホッとして
立ち止まって全ver見たかな


まだまだいろいろあります。

ぬくもりのある暖かい、誰に
でもやってくるクリスマス


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:ドイツ村のクラフトマーケット

2023年08月31日 | オーストラリア:アデレード

2022年11月のオーストラリア
7日目。南オーストラリア州
にあるドイツ村ハーンドルフ



アデレードに来るたびに立ち
寄っているので今回で3回目

ドイツ国旗が掲揚されていて


なんでもかんでもドイツです。

ジャーマンスプーンという店


ド派手なドイツ国旗色の階段



ここはドイツ食材店でしたが
フランスやイタリアの物など
いろいろあったのは内緒(笑)

パケ買い需要に弱そうな独製


1839年の創村時からあるの

素朴な『1839』に説得力が。
ここも半切妻屋根ですね
見慣れない屋根が気になる。


前回来た時に食事をした店。
名前が変わりジャーマンイン



以前はアシエット(皿)というフ
ランス語名が目立っていた店

今はスペイン、イタリア、イ
ンド等いろいろな店もあり。


以前からあるインド料理店



ここも変わらない老舗パン屋



でも村は確実に大きくなって
おり、この宿泊施設も新築か
拡張か、とにかく新しそう。

週末の小旅にはもってこい


大通りのありとあらゆる場所
が商業施設になっている感じ
で、奥まった場所にも店が。



それがいかにも自然な感じで
コロナ禍中に村を挙げて練り
に練ったかのような、気づか
れにくいアップグレード



コロナのようなピンチのとき
に攻められるのが正しい経営
では。多くのビジネスはキャ
ッシュフローが止まって四苦
八苦。そこを内部留保を使っ
て攻めれば、四苦八苦な他の
地元企業の助けにもなるかと

しっかり宿題をやっていた


こんな消防署があったっけ

インフラも追いついている


ふと目に止まったマーケット

ポップマーケット


地元クラフターのハンドメイ
ドクラフトマーケット。洗練
されたセンスや精緻な造りに
驚き。ギフトやおみやげが必
ず見つかりそうな場所です。


目移りしたシュシュ専門店

生地選びのセンスがすべて
けっこう買っちゃいました(笑)


そして出会った美しいボード



この手の嵌め木は珍しくない
ものの、ここまで美しいのは
初めて見た気がします。どれ
もオイルで丁寧に磨かれてい
るばかりか、今や伐採禁止の
樹も多く、貴重な組み合わせ

じっくり話を聞き何点か購入
息子と友人のプレゼントにも


我が家にも2点買いましたが、
もったいなくて使えません

(※一番手前を購入。クスノ
キ、クルミ、ユーカリの1種
レッドガム、ラジアータマツ)


チラリと映っているのが制作
者のエロール・クラウチ氏。
見事なクラフツマンシップ

自宅の工房には膨大な数の木
材コレクションがあるそう。


私もクラフターの端くれ。材
料はいつも、いくらでもほし
くなるものなんですよね


ぜひまたお目にかかれますよ
うに🙏エロール、ありがとう


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:古くて新しいドイツ村ハーンドルフ

2023年08月30日 | オーストラリア:アデレード

2022年11月のオーストラリア
7日目。前夜に南オーストラ
リア州州都のアデレード入り


この旅行記も40本になりまし
た。どこまで続くんだろう


この日もこんな天気でしたが

こういう天気こそクルマでし
か行けない場所に行くに限る


やって来たのは1839年から始
まったドイツ村ハーンドルフ



なぜオーストラリアの片田舎
にドイツ村ができたのかは、
記事にしているのでコチラ


そこに新しくできたスペイン
料理の店コミダ。ここは以前
人気カフェだったはずですが
コロナ禍中に変わったよう。

半切妻屋根がオーストラリア
では珍しくドイツ風なのか


昔の写真でも半切妻です。



広々とした店内。カフェとい
うよりは完全にレストラン



巨大なパエリアパン。大のパ
エリア好きの夫は目がハート



シンプルな内装は配色の勝利



このコップもありそうでない

コロンとして手頃な大きさ


サワードウ好きの夫は再び



で、こうなる。バターも秀逸

これで2ドル(200円以下)って
ありえないお値打ちさです


さらに驚きの食材を発見



まさかのタコ🐙しかも地元産

さすが地中海料理。獲る人も
食べる人もいるんですね。NZ
はそこまで普及してないかな


私も迷わず大好物で。ベビー
コスレタスのシーザーサラダ

エシャロットたっぷりで非常
に丁寧な作り。味もピカイチ
これでオーストラリア標準サ
イズ(この2倍以上)あれば(笑)


ハーンドルフは市内から30
分もかからない距離なので

ぜひ次回は夕食で


雨も上がっていざ村歩きへ

かつての製粉所。今はホテル
オールドミル


なんだか一段と小ぎれいにな
ってアップグレードされた

インスタ映えが強化されて、
これは乗ってもいいらしい


アデレードもならハーンドル
フも3年7ヵ月ぶり。なんだか
村が広くきれいになっている



コロナ禍で閉店した店もある
反面、残った店や新しい店は
あの手この手でコロナの反動
を享受しているようでした。

(※ここはイタリア料理)


どこがどう変わったのかは以
前の写真とでも見比べないと
判りませんが、雰囲気をその
ままに、確実に村が拡張して
いるのを感じました。その高
度な再発手腕の見事さたるや



変わらないことに価値がある
ことを知り尽くし、自分たち
もその価値観を愛する人たち
の完璧な規律と調和の結実か

(※ずっと変わらない刃物屋)


ここも変わらないドイツバー

みんなめちゃ飲みそう~🍺🍺


ここは前回はなくコロナ直前
にできたビスケットカフェ

(※ビーン&ビッキー)


前からあるキャンドル専門店



古くて新しい村を歩こう



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:ライムストーンコーストに別れを告げて

2023年08月29日 | オーストラリア:ライムストーンコースト

2022年11月のオーストラリア
6日目。南オーストラリア州
第2の都市マウントガンビア
を出てアデレードへ一路北上



ただただ平地。ただただ直線
退屈を紛らわす美しい農村が
延々と続いていくのには感動



商業施設でもないのに沿道に
は数キロにわたって花が植え
られ、芝も刈られそれは見事



一帯はブドウ畑だったり、



果樹園や小麦畑だったり。



観光名所でもない普通の田園
風景なのにすべてが端正で、

グレートオーシャンロードと
はまったく異なる光景です。


NZでは見ない木の杭と水道管
でできた整然と並ぶ簡単な塀

動物除けなんだろうか?リサ
イクルが容易そうな地産地消
素材が自然な風景になじむ


温室効果ガスを大量に出すセ
メントを使わない努力が始め
られる以前から、こうして暮
らしてきたように感じます。


道端の遊休地もキレイに芝刈
りされ風力発電のタービンも

人工的なものは最小限です。


ここはまだライムストーンコ
ースト(石灰岩海岸)で.小さな
町や村が点在しているはずで
すが、高速道路沿道ではなさ
そうで、店はほとんどなし。

(※https://alchetron.com/Limestone-Coast)


通過するドライバー以外は目
にする者もいないのに、ここ
まで愛情と美意識をかけ流し
た農村風景に心打たれます。
暮らしぶりのゆとりなのか。

ロードトリップにはいい道


ライムストーンコースト北端
の町キースでひと休み。マウ
ントガンビアからアデレード
までのちょうど中間地点。写
真を撮ったり休んだりゆっく
り来て、ここまでで3時間半。

ヘンリー+ローズ


コロナ禍を脱しかけたばかり
の頃ゆえ、ネットで営業が確
認できた数少ない店でした。

確認して行っても閉まってい
ることがまだあった頃です。


カフェ+花屋+雑貨屋のワン
ストップサービスでクルマが
停まっては出ていくような店



ひと息つけてありがたかった。

手作りスイーツも美味しい


さーて、一路アデレードへ


と思ったら、この大雨

ワイパー最速が追いつかない
南極からの暴風雨にたじたじ


しかし、雨雲の絨毯攻撃が終
わればあっけらか~んと青空



この辺は降った形跡さえなく
麦穂が風にそよいでいます。



しかし、再び南西から黒雲が



山の向こうは降ってるよね



で、こっちもすぐこうなると

ここまで来ればもう市内です。


ただいま~ 所有するホテル
の1室『アデレードの子』(と
呼んでいる)にチェックイン。
2019年4月以来で感無量です。

ホテルの方針でオーナーでも
自室に泊まれるとは限らず、
別の部屋でしたがそれもよし


悪天候にも阻まれ7時間の運
転でヘトヘトなはずなのに夫
は元気にベトナム料理ご所望

クルマがないと行けない郊外
メイキッチン
2018年以来2回目でした。


とにかく混み合う店で大繁盛



コロナの反動が爆発してる(笑)

夫はビーフフォーでご満悦


私はチキンフォーでHappy



さぁ、いよいよアデレード


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:タイム@ザレイクスの夜

2023年08月28日 | オーストラリア:マウントガンビア

2022年11月のオーストラリア
5日目。南オーストラリア州
第2の都市マウントガンビア


暮れなずんでいくまっ平な街
夫婦して非常に気に入った街

どうも私たちは南オーストラ
リア州と相性がいいらしい。


今回は陸路でビクトリア州か
ら入って来たせいか、空気の
違いを如実に感じ、極端に言
えば同じヨーロッパ内でもイ
ギリスから大陸側に渡ったよ
うなそんな違いに感じます。


マウントガンビア2日目にし
て最後の夕食にやって来た、
タイム@ザレイクス

ロゴがセンテナリータワー


ファインダイニングの店で円
卓2卓の大きな誕生パーティ
ー🎂が開かれていました。

ボケボケですがアミューズ


ギリシャ料理をベースにした
地中海風オーストラリア料理

フラットブレッド


ホタテ貝



テイスト・オブ・ジ・オーシ
ャンというシーフード尽くし

ソフトシェルクラブ+蝦+イ
カ+ホタテ貝の盛り合わせ


なんと夫のメインはほぼ同じ
量が多くなって再登場(笑)



シーフードメニューは大小あ
り前菜にもメインにもできた
ので私は蝦のカタイフィ巻き

ここの看板料理のようです。


付け合わせのインゲン



デザートはチーズケーキで。



コーヒー☕



誕生日パーティーでフロアも
多分キッチンもてんてこ舞い
の中、テーブルについてくれ
たウエイトスタッフが冷静沈
着だったのが好印象でした。

眺めもいいしまた行こう


6日目の朝はまさかの大雨に

ホテル周りの写真も断念して


そのまま出発することに💦



2泊だったので中1日しかな
くほとんど出かけていてホテ
ル周辺の写真はごくわずか。
前日に撮っていた数枚のみ


1911年完成の旧バーコー鋳
物工場のファサード。珍しい
黄色のドロマイト(白雲石)製



ここでは風車やウサギ獲り器
が製造されていたそうです。



1903年完成のマウントガンビ
アクラブ。現在も2階で活動中



1975年まで稼働していた製粉
工場。今は改装されて外食や
娯楽施設に。今回は行けずに
写真のみですが、ぜひ次回に



最後の朝も再びベイブルー

3回目。どれだけ気にいった


しっかり食べてここからアデ
レードまで435km。まっすぐ
行っても5時間の長旅です



再訪したいマウントガンビア

ぜひ、またいつか



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:巨大陥没穴アンファーストン・シンクホール

2023年08月27日 | オーストラリア:マウントガンビア

2022年11月のオーストラリア
5日目。ポートマクドネル
らマウントガンビアに戻って
この日最後の目的地だった、

アンファーストン・シンクホール
日が長い時期で助かります


「シンクホール、陥没穴って

クルマを停めてから細長い道
を通って地表に開いた穴へ


「穴を見に来たの」百聞は一
見にしかずで行くっきゃない


ホントに穴



かなりの深さに大きさです。

直径約50ⅿ、深さ約20ⅿ


かつて海水に浸食された洞窟
だったものが、どこかの段階
で天井部分が落ち、現在の陥
没穴になったといわれます。

経緯を知らなければ、旧石切
り場だと思うことでしょう。


今は見事な庭園。底だけでな
く垂直の壁にまで緑の緞帳が

どこにも似ていない驚きの光景


穴は1864年にこの地を購入し
たジェームス・アンファース
トンによって「発見」され、
一家は穴の淵に家を建て1866
年以降は庭園となりました。

(※庭園で寛ぐアンファースト
夫妻と友人たち。1900年)


しかし、その後庭は荒れ果て
第2次大戦後、州林野庁職員
ケン・ノートン
が並々ならぬ
情熱を傾け、33年をかけて
現在の姿に造り変えたそう。


いろいろな植物を植えてみて
もアジサイしか残らず不思議
に思っていたら、その理由は

ポッサムだった
アジサイ以外の植物を食い散
らかしてしまう犯人でした。
(※今は果物で餌付け中のよう)


これはツタ。ノートン自身が
植えた樹も残っているそう。



地形を上手く利用した遊歩道



内側は水分が多く湿気ており
ポッサムの格好の棲家らしい



見るからにボロボロで脆そう
な岩。グレートオーシャンロ
ードで見てきた石灰岩と違う
と感じたこの地の石灰岩は、



ギャンビアライムストーン(石
灰岩)と呼ばれ、ライムストー
ンコースト一帯を構成してい
るそう。4000~1500万年以前
この地が海底だった頃に形成
され厚みは300mにもなるとか



岩は約半分が気孔で形成され
るため水を通しやすく、地下
水貯蔵にはもってこいです。

だから植物も根付くのか~


周囲から地下水が集まるブル
ーレイク
はその恩恵でした。



ボロボロには訳があったのね

@ノーサンバーランド岬


ちょっとギョッとした蜂の巣



シダの裏にも遊歩道があり、



見事な木漏れ日が差し込んで

自然の日除けで夏は涼しそう


今は地元のガーデン愛好家た
ちに手厚く守られ、結婚式か
らピクニックまでさまざまな
形で利用されている憩いの場

(※出入口。このツタが紅葉し
たらそれは見事だろうなと)


自然のアート



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