ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:巨大陥没穴アンファーストン・シンクホール

2023年08月27日 | オーストラリア:マウントガンビア

2022年11月のオーストラリア
5日目。ポートマクドネル
らマウントガンビアに戻って
この日最後の目的地だった、

アンファーストン・シンクホール
日が長い時期で助かります


「シンクホール、陥没穴って

クルマを停めてから細長い道
を通って地表に開いた穴へ


「穴を見に来たの」百聞は一
見にしかずで行くっきゃない


ホントに穴



かなりの深さに大きさです。

直径約50ⅿ、深さ約20ⅿ


かつて海水に浸食された洞窟
だったものが、どこかの段階
で天井部分が落ち、現在の陥
没穴になったといわれます。

経緯を知らなければ、旧石切
り場だと思うことでしょう。


今は見事な庭園。底だけでな
く垂直の壁にまで緑の緞帳が

どこにも似ていない驚きの光景


穴は1864年にこの地を購入し
たジェームス・アンファース
トンによって「発見」され、
一家は穴の淵に家を建て1866
年以降は庭園となりました。

(※庭園で寛ぐアンファースト
夫妻と友人たち。1900年)


しかし、その後庭は荒れ果て
第2次大戦後、州林野庁職員
ケン・ノートン
が並々ならぬ
情熱を傾け、33年をかけて
現在の姿に造り変えたそう。


いろいろな植物を植えてみて
もアジサイしか残らず不思議
に思っていたら、その理由は

ポッサムだった
アジサイ以外の植物を食い散
らかしてしまう犯人でした。
(※今は果物で餌付け中のよう)


これはツタ。ノートン自身が
植えた樹も残っているそう。



地形を上手く利用した遊歩道



内側は水分が多く湿気ており
ポッサムの格好の棲家らしい



見るからにボロボロで脆そう
な岩。グレートオーシャンロ
ードで見てきた石灰岩と違う
と感じたこの地の石灰岩は、



ギャンビアライムストーン(石
灰岩)と呼ばれ、ライムストー
ンコースト一帯を構成してい
るそう。4000~1500万年以前
この地が海底だった頃に形成
され厚みは300mにもなるとか



岩は約半分が気孔で形成され
るため水を通しやすく、地下
水貯蔵にはもってこいです。

だから植物も根付くのか~


周囲から地下水が集まるブル
ーレイク
はその恩恵でした。



ボロボロには訳があったのね

@ノーサンバーランド岬


ちょっとギョッとした蜂の巣



シダの裏にも遊歩道があり、



見事な木漏れ日が差し込んで

自然の日除けで夏は涼しそう


今は地元のガーデン愛好家た
ちに手厚く守られ、結婚式か
らピクニックまでさまざまな
形で利用されている憩いの場

(※出入口。このツタが紅葉し
たらそれは見事だろうなと)


自然のアート




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