ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:ノーサンバーランド岬の物語

2023年08月26日 | オーストラリア:ライムストーンコースト

2022年11月のオーストラリア
5日目の午後はマウントガン
ビアからポートマクドネルへ


ここもまた『船の墓場』と呼
ばれた海域の一部でしたが、
1860年にポートマクドネル港
が開港するや、ヨーロッパへ
の小麦や羊毛の輸出基地とし
て、アデレード港に次ぐ南オ
ーストラリア州第2位の取扱
高を誇るまでに発展します。

(※ロブスターだけじゃない)


しかし、華やかな経済成長の
陰で船の航行の安全を確保す
るための地道で弛まぬ努力が
続けられ、それは時として大
きな危険を伴うものでした。


開港に先駆け1856年に最初の
灯台建設計画が始動します。


1857年には建物が完成しまし
たがイギリスに特注した照明
設備を待ち、1859年1月マク
ドネル灯台が点灯しました。



灯台が建設されたノーサンバ
ーランド岬は海に突き出た崖
の上で、暴風雨は元より崖の
浸食により灯台守の安全が危
ぶまれたことから、1881年
に転移し、解体されました。

ノーサンバーランド灯台とも
呼ばれた灯台は役目を終えて
(※当時の灯台と灯台守官舎)


灯台跡は展望台になりました。



移転後は陸地に再建。規模も
設備もより拡張されました。

(※1882年移転。写真は1906
年。灯台守とその子どもか?)


現在も同じ場所で稼働中



ノーサンバーランド岬での
歴代の主任灯台守と任期。

厳しい任務だったでしょう。


初代主任灯台守となったベン
・ジャーメインは『マクドネ
ル港の父』ともいうべき人物



灯台操業から7ヵ月後にポー
トマクドネルから40kmほど
北上した地点でオーストラリ
アの蒸気客船アドメラ号が難
破し、89人が犠牲になる痛ま
しい海難事故が起きました。



ジャーメインは荒海の中を小
舟を操ってアドメラ号に近づ
くことに成功し船長をはじめ
数人を救助し、この栄誉で数
数の勲章を授与されました。

(※ポートマクドネル周辺の海
難事故とアドメラ号沈没場所)


ジャーメインはまた、マクド
ネル港建設に向け、建設地の
調査と選択を任されました。


周辺の岩や岩礁を調べ上げ、

(※克明な記録)


こうしたひとつひとつを記録
していったのでしょうか



建設地を最終決定し、開港後
は初代港長に就任しました。

(※1862年完成の旧税関。港
長事務所もここにありました)


1861年には灯台近くで転覆し
た船の乗組員救助の際、ジャ
ーメインは手の指を数本失う
という大けがを負いました。


灯台跡があるノーサンバーラ
ンド岬に行ってみました。岸
はどこもかしこも岩だらけ。



陸も崩れやすく立ち入り禁止



浸食された石灰岩はボロボロ
でいつ崩れても不思議はなく



グレートオーシャンロードで
見てきたよりももっと脆そう



草木も生えない厳しい環境



ラクダ岩



ここは古の寺院の遺跡のよう



大きくひび割れて浸食が進む



オットセイが昼寝中でした



まるで海上修道院モンサンミ
ッシュエル石柱を十二使徒
と呼んで観光誘致に成功して
いる商売上手なビクトリア州
を真似てあれこれ呼べそう。

でもそれをしない南オースト
ラリア州の奥ゆかしさもいい


岬は州最南端でもあります。



晩年のジャーマインはうつ病
となり、1893年7月に失踪。
9月に自分の船の中で亡くな
っているのが発見されたそう。



ほぼ還暦だったそうです。



ポートマクドネル港は陸路の
発達もあり1914年の貨物船
カジノ号の寄港を最後に、漁
港としての道を歩みました。


カジノ号はあのグレートオー
シャンロード建設労働者の
大飲み会
の契機になったあの
貨物船🚢1924年の座礁も含
め数々の事故を乗り越えて、
1932年にアポロベイで沈没。


バス海峡の荒波の中、満身創
痍で2,500航海したそうです。


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:ロブスター漁の中心ポートマクドネル

2023年08月25日 | オーストラリア:ライムストーンコースト

2022年11月のオーストラリア
5日目。午後はマウントガン
ビアからクルマで30分ほどの

ポートマクドネル


『ポートマック』の愛称で親
しまれ、内陸のマウントガン
ビアの海の玄関口として発展


マウントガンビアを含む一帯
ライムストーンコースト(石
灰岩海岸)と総称され、その中
でもポートマクドネルは南オ
ーストラリア州最南端の町。
南極まで5,700kmだとか🐧

(※https://alchetron.com/Limestone-Coast)


港らしく旧税関。しかし、そ
れは名前だけで警察署と留置
所、郵便局、裁判所、港長事
務所まで入居していたそう。

(※今は宿泊施設カスタムズハウス)


NZ最南端の町ブラフを彷彿と
させ、危険な海域の港として
同じような苦労をしたよう。



ブラフと言えばオイスター。
でもポートマックといえば、

(※壁画で有名らしいポートマ
クドネル&地方海洋博物館)


ロブスター🦞

1950年代の典型的なロブスタ
ー漁師と漁具。ライムストー
ンコーストは州内随一のロブ
スターやシーフードの産地。
その中でもポートマクドネル
は最大の漁船数を誇るそう。


前夜のロブスターもこの辺で
水揚げされたものだろうか?



2018年に国と自治体が共同で
整備したウォーターフロント



町の歴史の丁寧で詳細な展示



それによると、ポートマクド
ネルは1780年代からオースト
ラリアの東海岸に向かう貨物
船により存在を知られていま
したが、正式な測量を経て18
00年に「発見」されました。


1840年代にマウントガンビア
への農業移民が本格化すると

(※農地が続くマウントガンビア)


旅客と貨物輸送への必要性か
ら、最寄りの港としてポート
マクドネル港建設に白羽の矢
が立ち開発が始まりました。


しかし、石灰岩に覆われ南極
からの暴風雨がたびたび襲う
この地もまたシップレックコ
ースト(難破海岸)
同様に『船
の墓場』で、ポートマクドネ
ルでは21艘が沈没したそう。


1859年に初めてこの地に灯台
が建設されたものの、同年に
40kmほど北で蒸気船アドメ
ラ号が難破し89人が犠牲に。

(※アドメラ号)


潮の干満によって見えたり見
えなくなったりしそうな岩。



小さな小舟で操業するロブス
ター漁も危険な仕事でした。

(※停泊中の漁船。1890年)


現在のマクドネル灯台



今は港を抱くように長い長い
防波堤が建設されています。

1970年代建設。全長1.5km


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:行くなら旗のある日に

2023年08月23日 | オーストラリア:マウントガンビア

2022年11月のオーストラリア
5日目。南オーストラリア州
第2の都市マウントガンビア


ブルーレイクから徒歩でホテ
ルに戻り、今度はクルマで
ベイブルーエスプレッソバー



1日に2回、しかも数時間後に
舞い戻ったので驚かれながら
「これからセンテナリータワ
ーに行って中を見学するの」
という話になると、意外にも


「今日って開館日だっけ?中に
入れる日は旗が出るんだけど」


(※控えないバターの量に夫の
目がハートになりました)


は、旗
というなんともマニュアルな


こちらは彼らのHPで調べて
時間も調整して来たのですが


マニュアルvsデジタル勝負
結果はいかに


クルマで行けるところまで行
き、後は緩い坂道を徒歩で。



右手に見えてきたのは、もう
1つの火口湖バレーレイク。



ブルーレイクの半分以下の広
さで色もブルーではなく、コ
バルトブルーに変わる前のブ
ルーレイクはこんな色なのか



左手は緑が続き農場だったり



ゴルフ場だったり。夫ガン見



1番高い所はマウントガンビ
ア、ガンビア山の頂上。地名
として有名でも元は山の名前
標高たった75ⅿだそうです。


頂上に立つセンテナリータワ
ー。高さ9ⅿ。1904年完成。



なんのセンテナリー(100周年)
なのかと思ったら、1800年に
この地をマウントガンビアと
命名したことを記念して、19
00年に山頂の塔建設計画が持
ち上がり、募金募って実現。



1919年着工1932年完成の
レートオーシャンロード
とは
比較できない規模ながら、時
代としては20年ぐらいの差。

(※1904年の開幕式典)


グレートオーシャンロード信
託は民間からの出資と借入で
8万1,000ポンドを調達し、完
成した区間を有料化すること
で資金を回収し道路を無料化

(※初期の料金所)


道路建設は復員軍人の社会復
帰と恒久的な観光資源の建設
という大義を果たしました。



一方で塔の建設は民間企業が
請け負って総工費434ポンド



経済的価値には置き換えられ
ない市の象徴と市民の誇り。

足元に立ちそう感じました。


誰もおらず開館もしておらず



旗もなく、マニュアルの勝ち



やはりこれは植樹のようです。



でも立ち入り禁止⛔で残念💦



あの岩壁の内側はブルーレイ
クですが、残念ながら水が見
えず。水面が今より2ⅿ高か
った昔は見えたのでしょう。

色の違う湖2つが同時に見え
たら、さぞや綺麗でしょう。


降りて来た時に気づいた標識

旗が掲揚されている時に開館
地元民はいつも正しい


いつか中に入れますように。



見納めのブルーレイク。ここ
はいつか必ず戻って来たい🙏



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:南オーストラリア州第2の街

2023年08月22日 | オーストラリア:マウントガンビア

2022年11月のオーストラリア
5日目。南オーストラリア州
第2の都市マウントガンビア


「こ、これが第2の都市
と思わずググってしまったら

(※1882年完成の旧タウンホール)


人口で見ると州都アデレード
が100万人超、マウントガン
ビアが約2万3,000人と40分
の1以下ながら確かに第2位


隣はインスティテュートと略
称される旧図書館や市議会。

タウンホールより古く1869
年完成。市議会として現役。


都市というより可愛い街です。


やや離れた高台に古い塔が。



塔の後に1列になった樹。町
に入るときの道からも見えて
気になっていた場所でした。



給水塔でしょう。現在は電波
塔も兼ねていてまるで王冠



一帯は緑多い行楽地になって
おり古い塔センテナリータワ
ーも、ここから行くのか~



ブルーレイクホリデーパーク

由緒ありそうなキャンプ場⛺


ゲートにはクイーンエリザベ
スパークとあり、公園も兼ね
ていそうで、誰でも入れる?



ホリデーパークなのでキャン
プだけでなくキャビンもあり

ブルーレイクが目の前で宿泊
には絶好のロケーションかも


湖畔で給水スタンドを発見



目の前のブルーレイクからの
水かと思うと感慨深いものが



ぜひぜひ再訪しましょう

書きながら誓い新たに、今に
なってカテゴリーも新設(笑)


あれっこの電柱って?



コンクリートをかつての線路
で挟んで補強してあります。

廃線後の再利用と街の歴史が
ぎゅっと挟まっているよう。


ため息が出るような素敵な庭



そして家。これだけの美しさ
の維持はどれほどの作業か。



自分でするにしろ業者を頼む
にしろ大変な労力でしょう。



それを弛まなく続けていく街



古い家の増改築に慣れた業者
もたくさんいるのでしょう。

この家は改装中のようでした。
今どきの新建材とは大違い


庭の水やりも



植え替えも



剪定も。どれも手を抜かずに



その結果がこの街並みです。



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:コバルトブルーに魅入られて

2023年08月21日 | オーストラリア:マウントガンビア

2022年11月のオーストラリア
も5日目。南オーストラリア
州のサザンオーシャンドライ
ブの最初の要所マウントガン
ビア2日目はブルーレイクへ


言葉にならないような美しさ

なんとも深いコバルトブルー


まるで着色されているかのよ
うで、グラスにすくったら透
明になるのが信じられない。


ブルーレイクは数千年前の噴
火でできた火口湖。雨水や周
辺の石灰岩帯水層からの地下
水が流れ込んでできたそう。



それは今も続いています。

水深は最長で77m。水面は地
上から30m下になり地下水が
流れ込む構造になっている


1846年のブルーレイク



誰もが思う、
この青はどこから来るのか



しかも、この色になるのは毎
年11月から3月の夏場だけ。
それ以外はグレーなんだとか

なんとも神秘的な湖です。


色が変わる理由は、気温が上
がって表面水温が20度以上に
なると、水中の炭酸カルシウ
ムの溶解度が下がって微結晶
を形成し、それが青色光を撒
き散らすからだそうです。(私
の理解ではこれが精一杯)


湖岸近くで水中の石が透ける
場所ではアクアブルーです。

自然の色見本を見ているよう


ブルーレイクの水量はおよそ
3,600万トンで、今もマウン
トガンビア市の水がめです。

浄水処理場や汲み上げるため
のポンプなどの設備が緑に隠
れるように造られています。


年間の使用量は360万トンと
全体の10分の1ですが、水量
の減少で過去25年間で水面が
2m低下しているそうです。



水源のため周囲は厳重に管理
されていて、ツアー以外では
湖畔までは降りられません。



でも湖が一周できる道が整備
されていて全長3.6kmです。



たいした距離でもないので周
ればよかったのですが、歩か
なかったのはナゼなんだろう



美しさに魅入られ「ここはま
た必ず戻ってくる」という想
いが先立ち、あえてやり残し
を作ろうとしたのだろうか。



旅のやり残しは作っておきた
い方なので。またいつか

(※道端の古い見晴台)


かつてのポンプハウスの写真



今も赤い屋根のまま健在🏡



毎年11月の数日で灰色から吸
い込まれるような青に変わる
そうで、11月に長逗留して色
が変わるのをこの目で見られ
たらどんなに感動することか

バケツリストに入れておこう


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:キーワードはブルー

2023年08月19日 | オーストラリア:マウントガンビア

6月から始まったこの旅行記
もとうとう31本目です。ハワ
イのマウイ島の大火で楽しか
った旅を振り返ることさえ憚
れるほど衝撃を受けていまし
たが、悲劇から10日以上が経
ち、だいぶ落ち着きました。


話を続けたいと思います


=============


2022年11月のオーストラリア
も5日目。ビクトリア州の
レートオーシャンロードの旅

を終え、南オーストラリア州
入り。最初の街マウントガン
ビア2日目の散策が続きます。


廃駅マウントガンビア駅を出
て「さて、どこに行こうか?」

公園に温水プール、ネットボ
ール場に児童公園、BBQコー
ナーにテニスコートとどれも
観光客には関係なさそうな所


でも最後の濃い青は『旧監獄
宿泊施設』とありオールドマ
ウントガンビアジェイル
(監獄)
として絶賛営業中でした(笑)


「週末はムショ暮らしだよ~」
とかジョークが言えそうかも


こういう場所なので今でも、

警察署


裁判所

マウントガンビア地方裁判所


そしてかつての裁判所も

嵌め殺し窓という名称が似合
うレンガで埋め込まれた窓。


1864年に完成し1974年まで
100年以上使われたというこ
とはこの街の犯罪率の低さを
物語っているのではないかと



流刑地だったパースなどでは
流刑囚の受け入れ+地元民用
であちこちに刑務所ができ、
裁判所も拡張の一途でした。


完成は1864年でも最初の裁判
は1865年1月だったそうです。

1877年に両脇のウイング、19
50年には留置所が増設されて


今は集会場や結婚式場👰に

永遠の愛と正義を誓う場所か


急に風景が変わり住宅街に。

場所柄代々法曹界関係者が多
いのか、お屋敷ばかりです。


坂をさらに上る前にひと休み



ベイブルーエスプレッソバー

アールデコの小さな青い建物


サクっとググっておきました
が、思った以上にステキな店



コーヒーも美味しく、滞在中
何度も通ったカフェでした。

カップもブルーで。


坂の上には小高い丘が広がり



火口湖。LAKESと複数形なの
でいくつもあるってことか

(👆いつもながら下調べゼロ)


ブルーレイク。青湖というそ
のままの名前が目的の場所



右でも左でもブルーレイク



他の名前が思い浮かばないほど

ブルーレイクは青かった。


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:歴史の幕を閉じたマウントガンビア駅

2023年08月11日 | オーストラリア:マウントガンビア

2022年11月のオーストラリア
も5日目。ビクトリア州を抜け
南オーストラリア州最初の街
マウントガンビアの散策へ


ホテルが街の中心だったせい
か周囲は古い建物ばかりで、
歴史的建造物好きには最高

かつての郵便局。電信局とし
て1865年完成。1887年に郵
便局も兼ね、今はカフェ


1900年完成のノリス・エージ
ェンシー事務所。イタリア式
ファサードの個人事務所で、



今もオフィスのままだそう。

ほとんど変わっていません


ロートアイアンの門や塀がな
んともヨーロッパな雰囲気。



宿泊しているホテルにそっく
りな外観の、マクス・ホテル



1864年の創業でマウントガン
ビア・ホテル
から2年遅れ。



どうりでそっくり。不思議な
ことにこちらは州の歴史的建
造物に指定されていません。

これだけの建物を行政支援な
しに修繕補修していくのは、
大変だろうな~と思います。


1866年完成のイギリス国教会



門は後付けで1927年の寄進

それでも100年近い古さです。


急に開けた場所に出ました。



錆びた線路のオブジェでした。



かつての線路が石畳になり、



周辺は市民の憩いの場らしい



ここはマウントガンビア駅

北に100kmのナラクートと西
に90kmのネルソンに近いヘ
イウッドまでを結んだ主要駅


1879年完成の旧駅舎を建て替
え1918年にできた駅舎。ペン
キが塗ってありますが石造り

メルボルン郊外のブライトン
を思い出しましたが、あち
らは観光目的で1861年に完成


鉄道は1995年に業務を停止。
2006年まで観光列車が運行し
ていましたがそれも運休し、
以来周囲は公共スペースに。



駅の周辺には古い建物がその
まま取り残されていました。

立派な石造りの3階建てで、
かつての倉庫だったのか


屋上は伝書バトの巣だった



建物にはたくさんのハトが



キミたちここに住んでるの



『1886』の文字が見え、歴史
的建造物指定でもないので放
置状態。今は巨大なハト屋敷



この建物だけに集まっていて
代々ここに住んでいるのか



これはトタン造りでかなり後
世の建物か。でも古いです



今まで訪れたオーストラリア
のどこにも似ていない町で、
それは内陸部ゆえだからか


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:海から山へマウントガンビア

2023年08月10日 | オーストラリア:マウントガンビア

2022年11月のオーストラリア


グレートオーシャンロードを
走破
し、4日目は南オースト
ラリア州へ。ここから州都ア
デレードまではサザンオーシ
ャンドライブ
という観光コー
スがありますが、カーフェリ
ーで渡るカンガルー島まで含
む全長940kmなので途中端
折りつつ州都を目指します。



州境を超えたとたん、つなが
っている風景がガラッと変わ
ったのには驚きました。漠然
とした牧草地のような遊休地
のような荒れた風景が、丹精
された農地や牧場に変わり、
道もグッとよくなり制限速度
も時速100kmから110kmに


まるで国境を越えたかのよう
な違いでしたが、なぜか違い
を写真に残しておかず残念


4日目の宿泊は、マウントガ
ンビア。南オーストラリア州
南東の市。ビクトリア州最後
の町ネルソンから40km足ら
ずですが名前のとおり山


海岸線から30km近く入った
この旅行で初の内陸部です。


マウントガンビア・ホテル

明治維新前の1862年の創業
まさに街の中心という立地


一大改装を経て部屋は完全に
リメイクされていました



褪めたミッドナイトブルーが
なんとも美しい部屋でした。



古のホテルは部屋にバス・ト
イレがなかったので、何室か
を繋げてL字型にし、Lの内側
にバスルームを付けたのか。



レトロモダンなバスルーム🚿

曇りガラスのシャワーボック
スと間接照明が秀逸でした。


部屋の雰囲気に合った調度品



『家畜給餌の基本と実践』
という本の赤が効果的です。



廊下やレストランにはいい絵
がふんだんに展示してあり、
まるで画廊のような雰囲気。



古い建物が持つ魅力を最大限
活かしているのが判ります。

新建材ではこうはいかない


いろいろな一角があり狭い館
内とは思えないほどの広がり



アールヌーボーなドアの中は

18禁の本格ゲーミングルーム


かつてのフロント。今は使わ
れておらず残念。長旅後こん
な場所で迎えられチェックイ
ンできたらと思う旅人の感傷



今のチェックインはバーで(笑)

最近こういうホテルが増えて
いるような。人件費を鑑みる
とこうなっていくんでしょう


チェックインで言葉を交わし
感じがよければ即舞い戻って

ハッピーアワー🍺
(👆単純すぎ?)


地元の人の愛され空間である
のがよくわかる立地と客層

バーだけでなくファミレスや
テイクアウトとしての利用も


素朴なバラ窓がなんともイイ

この時代の凝ったものはヨー
ロッパからの輸入品だったの
で地元の工芸家作でしょう。


この看板に目が釘付けせっ
かくイセエビ🦞で有名な海岸
線を走ってきたのに、見かけ
ることなく山中に来て初遭遇

キロ130ドルは安くないけど


2人でちょうど良さげな小ぶ
りなのがいて、これに決定



スタッフに「キロ130ドルで
オーブンで調理するから40分
かかるけど本当にいいのか」
と再確認されました。大丈夫
食い逃げなんかしないから


夫は🍺と🍟でかなりHAPPY



安く抑えてくれ家計に貢献



キター💛

この充実セットならお値打ち


グリル野菜も美味しかった(笑)

さすがにスゴい量になってし
まい2人で真剣に食べました


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:とうとう州境越え

2023年08月09日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州のグレートオー
シャンロード走破後の4日目


ポートフェアリーを出て西へ
ここからは厳密にはシップレ
ックコーストではありません


70km走って着いた大きな港



深水港なのがわかる規模で、
停泊している船の数も種類も
ジーロング港以西では最大か



ポートランド



メルボルンからアデレードの
間で唯一の深水港だそうで、
天然の良港というわけです。



木材の積出港なんですね。

NZの港でもよく見る光景


あの黄金色の山はなんだろう



木くずのような色に見える



鉱物資源じゃないよねぇ

でも大陸オーストラリアだか
ら何が採れるかわからない


ポートランド港のHPによる
と、港は植樹から生産した再
生可能広葉樹チップの世界最
大の輸出港だそうでウッドチ
ップでした。園芸用かと思っ
たら生ごみの消臭・分解にも
使われるそうでエコ産品か


天気のいいこの時期なら絵に
なる風景ですが、冬の寒さと
厳しさは想像もつきません。



港に面した一等地には教会が
(※オールセインツ教会)

宗派ごとにいくつも教会があ
り宣教師の影響が強かった植
民地初期の面影が残ります。


ポートランドを出て西の町ネ
ルソンまではディスカバリー
ベイ海岸公園
と名付けられて
いますが、州の観光誘致目的
のためのようで、ディスカバ
リーベイ自体は南オーストラ
リア州まで延びているよう。

(※この辺がややこしい💦)


約70kmで到着したネルソン



唯一見かけた観光関連のもの



しかし、がっつり閉まってる



ビジターセンターがあっても
寂しそうな場所で町の中心で
はなさそう。明るい時間でし
たが仕事終わりの長靴の男女
がバーの前にズラッと外向き
に並んでビールをラッパ飲み
朝が早い漁業関係者なのか。

(※この辺の建物のどこか)


突然入ってきたアジア人のク
ルマにみな怪訝そうな視線。
怪しい者ではないのですが
外部の人が少なそうな場所。



岩に座っていたペリカンまで
遠ざかっていきました。あま
り人慣れしていないのかな



街中のペリカンとは大違い



ネルソンから3、4kmで突然
牧草地の中の道路脇にコレが

南オーストラリアへようこそ


振り返れば、道の反対側には

ビクトリアへようこそ


でも、ただの道路標識で背後
もネルソンそのままに殺風景



なんかこう温かみを感じる
南オーストラリアアデレー
ドLOVEですから贔屓目です。

ここからは南オーストラリア


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:植民地の光と影グリフィス島

2023年08月08日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州。ハイライトだ
った全長243kmのグレートオ
ーシャンロードを走破しても
まだまだ旅の楽しみが続く。


これが大陸のいいところなの
だろうか、とも思う。4日目
午後はポートフェアリーの南
端に位置するグリフィス島へ



1周約3km。ゆっくり歩いた
ら1時間のコースだそうで、
グルっと周ってみることに

目指すのは先端にある灯台


どこかの段階で徹底的な治水
をしたらしく、バス海峡の荒
波への対策が講じられている
よう。島は生物保護区指定。



ピッカーリング岬とはまた違
う水の色。透明感が美しい



灯台まで時計回りなら1km超
半時計周りなら2km弱です。



まずは整備された時計回りへ



環境の変化を最小限にしつつ
生態系保全を図っているのか



かつての桟橋跡のよう。今は
干潟になっていてほぼ陸地に



モイン川の河口。海に突き出
ているのは導流堤(海に注ぐ河
川の水流を安定させるための
堤防)のよう。ゴールドコー
スト
で見たのと似ています

👆ここはシーウェイに相当か


手前が湾の海水。奥がモイン川



導流堤の鮮やかなコケに南端
の町の春の訪れを感じます。



この先はポートフェアリー湾

そしてバス海峡


こんなに愛らしい灯台とは

ポートフェアリー灯台


コロナ禍中にペンキを塗り替
えたのか、青空に映えます。



灯台を過ぎて、さらに先へ。



防波堤の内側にミヤコドリ



かつての石切り場

整備も地産地消だったのか


この島に名を冠するポートフ
ェアリーの名士キャプテン・
グリフィス。タスマニア島か
らポートフェアリーと西のポ
ートランドに初めて白人入植
者を連れてきた人物だそう。



1836年にはこの島に捕鯨基地
を建設し、造船や交易等幅広
い事業を手掛けたそうです。


しかし、経済価値が高い地で
あればあるほど先住民との軋
轢も大きく、州南西部では18
30~60年代までユーメララの
戦いと呼ばれる抗争が続き、
おとぎの町にもアボリジナル
迫害を繰り返した暗い歴史が


植民地の光と影が凝縮された
ような島ですが、今は何もな
い静かな地。後半は自然豊か



島でも次々に風景が変わり、



最後は草原のような所を行き
コンクリートについた鳥の足
跡(偶然?)をたどっていくと




👇






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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:おとぎの町ポートフェアリー

2023年08月07日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州。全長243kmの
グレートオーシャンロードを
走破した後、旅の4日目はシ
ップレックコーストを西へ


30分ほどで到着したのは難破
海岸
、シップレックコースト
の最終地点ポートフェアリー



19世紀のまま時が止まったよ
うな小さな町。人口約3,000人



白亜の建物はオーク&アンカー
町のアイコン的ホテルのよう

1857年頃に建てられ、ロイヤ
ルオークやコマーシャルとい
う名で営業していた歴史的建
造物指定のブティックホテル


ステキだけど1泊5万円前後
でも週末は6室全室満室にな
るというのだから、スゴい。


19世紀の方が今より人口が多
く、町が栄えていたのを彷彿
とさせる、古の建物の大きさ

十字路に建つパブ兼ホテル、
スター・オブ・ザ・ウェスト


特徴的なドアの上の明かり窓



1856年に完成したシンプル
で華麗なジョージアン様式。
こちらも歴史的建造物指定で
すが1泊1万円以下です(笑)


アールヌーボーの窓がステキ

これは後付けなんだろうか


植民地らしく本国の流行のい
いとこ取り。でも時代がズレ
ていたり資金不足だったり

それもまたコロニアル様式か


これも同じ頃の建物らしく、
レンガではなく石造りです。



やって来たカフェの『本日の
スペシャル』は見事に空欄

でもモザイクが素晴らしい


コーヒーブレイクなのでコー
ヒーがあれば十分なのです。



でも夫曰くは運転には甘い物
が欠かせないんだそうです。



ポートフェアリー・フォーク
フェス
なるものがあるそう。

3月の開催を11月から宣伝し
ているところをみると町のメ
インイベントなんでしょう。


おとぎ話のようなフェアリー
(妖精)という名がどこから来
たのかと興味を持つと、1828
年にやってきたアザラシ漁船
フェアリー号の船長の命名と
いう説があり、1835年には地
名として定着していたそう。


しかし、1843年にシドニー
から来た弁護士ジェームス・
アトキンソンが測量後に一帯
の土地を買い上げ、排水や区
画整理を行い河港まで建設し
た後、故郷の北アイルランド
にちなみベルファストと命名

(※カフェ店内にあった測量当
時の古い地図には2つの地名)


地元のポートフェアリー郵便
局は1854年にベルファスト郵
便局に改名し(させられ?)18
87年に再び元に戻ったそう。


シドニーのイケイケ弁護士が
札束を携えて大規模不動産
開発に乗り出したのも、地元
民には不服だったはずで、地
名の変遷に地元愛への意地が
垣間見えた気がしました


地元民で混み合う活気ある、
ミルというカフェでした。



日中でも静かなもので地方の
町らしく老人が目立ちます。



古色蒼然な菓子屋



カフェはどこも閉店が早い



かつては銀行だったのではな
いかと思われる大きな建物。
今はカクテルバーでした🍸

地方での酒の重要性を実感す
るような規模の店構えです。


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:メリ海洋保護区

2023年08月06日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州。全長243kmの
グレートオーシャンロードを
走破し、あとはひたすら西へ


4日目はグレートオーシャン
ロードの終点シップレックコ
ーストのワーナンブール観光


というか海岸沿いをあてもな
く歩いていただけですが(笑)


サウスワーナンブール湿地



ここは全国的に見ても重要な
湿地で、50種類以上の鳥類が
ここを棲み処としており、絶
滅危惧種で、インコでは珍し
く渡りをするアカハラワカバ
インコも生息しているそう


渡る先は約240km離れた、タ
スマニア島なんだそうです。


ピッカーリング岬という所に



メリ川の河口。橋はメリ橋。



見たこともない水の色です。



この先はメリ海洋保護区のた
め、厳重に管理された上での
自然で、不思議な、美しい色

カモメがたくさん集まってい
て色が違う場所は餌場なのか


子どもが集めていたのはネプ
チューンズネックレスかな

NZやオーストラリアに生息
するネックレスのように粒々
が連なる海藻が見られる岩場


どこも歩きやすい遊歩道で、
フラりと立ち寄るのもいい



沖合には小さな島が2つあり



緑多い沖のミドル島はオース
トラリアにしかいない世界最
小のリトルペンギンの生息地

背の高さ30cm、体重1kgとい
う小ささはまさに鳥サイズ


2005年には数羽にまで激減
してしまったそうですが、そ
の後のキツネ狩りで個体数が
回復し、両島とも渡れないよ
うにすることで保護を強化中

(※キツネ駆除はこのためか)


手前のメリ島の端にそれらし
き小さな鳥が林立している

な~んてラッキー


と思ったら、あの白黒の鳥は



ウのマミジロウで大笑いの巻

リトルペンギンかとつい期
待してしまいましたが、そん
なに簡単には会えないのかな


最後の氷河期のピークだった
2万年前頃、目の前の海面は
今より100ⅿも下にあったそ
うで、ぬかるみの中、タスマ
ニア島まで歩けたそうです。



周辺の岩場は風に運ばれた砂
が堆積して固まった風成岩と
いうもので、風雨に脆く年間
4cmの勢いで浸食されている
そう。これに比べれば十二使
の石灰岩は遥かに硬いとか



普段は地球の営みなど考える
ことすらないのに、オースト
ラリアに来るとつい考える



そんな光景に溢れています。



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:ワーナンブールのレディーベイ

2023年08月05日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州南端の海岸線全
長243kmを行くグレートオー
シャンロードの旅が終了して
も、まだまだ旅が続きます。


4日目はシップレックコース
の要所ワーナンブール観光



とはいえ、有名な観光地とい
う訳ではなく、海岸線を散策

おばあちゃんのサーフ海岸🏄
ということは初心者ビーチか


ワーナンブールにはおばあち
ゃんの墓海岸という場所もあ
り(行きませんでしたが)、そ
こには1848年にこの地で初め
て葬られた白人女性アグネス
・ラトルトンの墓があるそう。


アグネスはイセエビ漁師ジェ
ームスの妻で、2人は近くで
テント生活をしていたそう⛺


ここはレディーベイという、
きれいな弧を描く穏やかな湾



夏場12~5月は毎朝5時間も
海岸の清掃をしているよう。



11月は清掃期間ではなく漂流
物が打ち上げられています。



浚渫中らしく砂の放出中。



フォアショア(前浜)プロムナ
ードという名の6kmの遊歩道
ランニングしたらよさそう

いい道でしたが何もないので


反対側の防波堤に来ました。

ここはワーナンブール埠頭


防波堤の片側は引き込み線跡
が残る埠頭で今も漁船が停泊



ここで浚渫船が作業中。長い
長いパイプを伸ばして湾の反
対側の砂浜付近で砂を放出中
(※写真上が放出していた場所)

湾内で砂がぐるぐる回るのか


浚渫しないと海底に砂が溜ま
り、船の安全な航行が脅かさ
れるのでメンテナンスは必須


イセエビ漁の船なのかな



太公望も数人。お供のカモメ



釣った後に魚がさばける場所

屋根付きでかなり本格的施設

オーストラリアはどこもこの
設備が充実しているような。

ハービーベイは桟橋の上にも


メリ川の向こうに見えるのは
レディーベイ・リゾート



土手にはピンクの花が満開で
春爛漫。まるで絨毯のよう。



望遠で撮っても何の花か不明

多肉の1種なのかな?


キツネ駆除剤が散布してある
場所。NZにはキツネがいな
いので『外国』を感じます。



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:難破海岸を行く

2023年08月04日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州南端の海岸線全
長243kmを行く、グレートオ
ーシャンロードの旅が終了。



初日はメルボルン入り&宿泊



旅は2日目に始まり正味2日間



メルボルンから起点のトーキ
ーまで100km。実際はクイー
ンズクリフ
など寄り道してい
たので、起点まで150km以上
は走ったと思われ3日間で計
400kmを走破したよう。運
転し続けてくれた夫に感謝



「今ならこれぐらいの運転は
全然平気だけど、いつまでも
できるとは限らないからね」

夫はどこまでも現実的です。


これもまた私の思うところ
今できることは今のうちに
今行ける場所は今のうちに

を後押ししているようです。


再訪できたら儲けもの


終点とされるワーナンブール
アランスフォードの後も旅
は続き、4日目はシップレッ
クコーストを行きました


シップレックコースト(難破海
岸)とは最南端オトウェイ岬か
らビクトリア州最西端近くポ
ートフェアリーまでの130km



V字型のグレートオーシャン
ロードの左側とほぼ重なり、
重ならないワーナンブールか
らポートフェアリーまでは、
30km弱で目と鼻の先です。


シップレックコーストとはオ
ーストラリア史上最悪の海難
事故多発海域で、判っている
だけでも過去に638隻が難破
し、発見されたのは240隻と
わずか3隻に1隻だったそう。

(※1878年に沈没したロック
アード号
もそのうちの1隻)


ワーナンブールのフラッグス
タッフヒル
にある海洋博物館



観光客や地元民への複合施設

かつての灯台守の家は宿泊施
設になっていて泊まれます。


過去の港町が再現してあり、
史跡博物館も兼ねています。



学校の遠足には最適の場所



『船の墓場』だった史実を学
んでこその安全のありがたさ



可愛い灯台と名前の由来であ
るフラッグスタッフ(旗竿)。

竿の旗は船の安全な航行のた
めに信号を送っていたそう。


この超レトロなポストは現役
回収は毎日1時なんだそうな。

本当に届くのが誰かに手紙で
も書いてみたくなりました


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:243kmを無事走破

2023年08月03日 | オーストラリア:グレートオーシャンロード

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州南端の海岸線全
長243kmを行く、グレートオ
ーシャンロードの旅3日目夜


グレートオーシャンロードの
終点かつ宿泊先だったワーナ
ンブール到着。予約していた
ホテルはシステムの問題で二
重予約になっていて部屋がな
く、系列モーテルに回された
ため、ここはどこだったのか

写真もこの1枚だけ(笑)


この街は地名を冠したワーナ
ンブール・チーズ&バターで
有名だそうで、街に入るとき
に大きな工場群を見ました。

(※創業1888年)


ともあれ夕食へ。サクッと検
索しておいた上、「食事なら
リービッグ通り」と夫がフロ
ントから言われてきたので、

@ヘアリーゴート


店名通りの毛深いヤギに迎え
られました。カクテルバーで
もあり、かなり飲み中心の店



しかし、平日だったせいかか
なりガラガラで客は数組のみ



ところが待てど暮らせど飲み
物以外が来なくて、そろそろ
声を掛けようかと思ったら、



「あなたたちを忘れてた訳で
はないのよ。今日は2階に大
きなファンクションが入って
いてキッチンが忙しかっただ
けなの。これから作るから」
という見え見えの言い訳で、

ドドドと届いたタパス類
イワシが美味しかったです。


レタスサラダ



夫の好物の真打パエリア

グレートオーシャンロードの
安全・快適走破ご苦労さま



一番の繁華街でもこの暗さで
多くは望まずとっとと宿へ🛏



4日目はコーヒーロースター

@ピッコロコーヒーロースターズ


元大工と元学校の先生が経営
するユニークな店で、地元の
人が引きも切らずに入って来
る活気のある人気店でした。



朝の1杯にはもってこいの店

ピースサイン(笑)


お隣は同日ブラインドという
1日でブラインドが付く店



その後、夫が連れて行ってく
れたワーナンブールの外れ、

アランスフォードのホテル🏩


ジャンクション・ホテルとい
うのは古の名前で今はアラン
スフォードホテル
として営業


十字路とはいえ周囲は草ぼうぼ
うの寂れた場所ですが、ここが
グレートオーシャンロードの正
式な終点らしいです。(夫調べ)



243kmの走破終了です

運転ありがとう


コメント (2)
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