入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「春」(61)

2023年05月24日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

    Photo by Ume氏

 もうすぐ午前4時になる。あと1時間もすれば外へ出ていかねばならない。それまで、もうひと眠りするかどうか1時間ほど前からずっと迷いつつ、結局は起きてしまった。つまり、本日の起床時間は午前3時ということになる。
 普段は安眠、惰眠を貪る身である。時にはこういうこともあると言い聞かせ、それでも6時間ぐらいは寝ているはずだから、これで1日ぐらい何とかなると思っている。

 寝損ねたのは、実につまらない理由だった。あることが気になってしまったのだが、まあ、それを理由にして寝過ごさないようにしようとしたのかも知れない。
 昨日、牧場内のある場所に仮設トイレを設置することになり、作業員がそれを固定するため杭を打ち込み、トイレと杭を番線を使い固定した。
 その時の1本の番線で結線したやり方が気になり出し、ついに寝ていられなくなったのだ。どこかに番線の結び方をメモしたノートがあるはずだということを思い出し、どうしてもそれを見たくなった。ところが、探し物は見付からない。


 人形番線の束とそれを結ぶ道具「シノ」

 番線はテイ沢に丸太橋を架けた際には何百本も使っている。本来であるなら、そんな作業には当然習熟しているはずだが、使い慣れた人形番線と呼ぶ2本の番線ではなくて、1本の番線で何かを結ぶことはあまりやったことがなかった。だから、自分のやり方が必ずしも完璧でなくて、遠い昔に、亡妻を充分に納得させられなかった時のようなしこりが残るのだ。
 あれ、思わぬ譬えをしてしまった。とにかく、1本の番線を使うのは見よう見まねで、それ故に満点の域に達しているとは言えそうもない。いやいや、だからと言ってテイ沢の丸太橋がバラけてしまうかと言えば、もちろんそんなことはないのだが。

 ひと仕事を終えて、また部屋に戻ってきた。7時15分前。カッコウが今朝も鳴いている。それを耳にしながら、鳴きたいだけ存分に鳴けという気持ちでいる。だから、機嫌は悪くない。多分、「年寄りの元気春の雪」と知りつつも、若い人に負けずにやったという後期高齢者の満足感のせいだろう。クク。

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 本日はこの辺で。

 
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