これが昨日の小入笠の山腹、第4牧区のコナシの花の様子。何とも工夫のない、素っ気ない1枚と言われそうだが、それでも、今年のコナシの花の実力は知ってもらえるだろう。そのうち、Ume氏の力作も紹介できると思う。
小屋やキャンプ場の営業を自粛していても、何故か来訪者があって結構忙しい。昨日は北原のお師匠が古道・法華道の整備を始めて20年ということで、師と地元のこの古道に関心を持つ人たち5名が、「長野日報」と「信濃毎日新聞」の記者を伴いやって来た。かと思えば、短時間だが県の猟友会長も立ち寄ってくれた。
また先週末は「森のピアニスト」の"仕込み”もあり(この件についての詳細も追々お知らせできたらと思っている)、例年のようにキャンプや小屋泊まりの人がいない現在でも、牧場管理人に徹してばかりはいられないのが現状である。ただ、いまだに入牧頭数は不明ながら、牛の受け入れ準備はほぼ終わっている。
そして昨日、8月1日からの営業が認められたと、下から連絡が来た。新型コロナウイルスの影響次第では中止することもあると承知して貰い、その上で予約者のみを対象にして営業を再開することが決まった。なお、JA上伊那としては、今年1年は営業自粛を続けたい意向のようだったとか。
まだ1ヶ月半以上先になるが、それまでには詳しい案内をここにも載せるようにし、極力安全に配慮した運営を行うべく、努めていきたい。
こういう石仏を、いつ頃、誰が、何のためにこんな険阻な場所へ運んできたのだろうか。かなりの重量だから、どうやって運んできたのかということにも関心がある。馬で運んだのかも知れないが、最後は人が担ぎ上げたことは間違いないだろう。「ここ」の詳しい場所までは呟かないでおきたい。行くまでにかなり危険を伴うこと、もう一つは、ここら一帯はかなり長い間人々にとって神聖な場所だったと思われるから、今はできるだけ昔のままの状態でそっとしておきたい。
ならば、こんなところで呟きの対象にするなと言われるかも知れないが、法華道や御所平のように入笠山の周辺には、観光とは別な顔もあると、そのことを伝えておきたかった。誰でも、いつでも、とはいかないけれども、こういう方面(歴史、民俗学)に関心のある人なら、時間があれば案内役を受けることもあるだろう。
本日はこの辺で。