入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

雨ニモ負ケズ、牛は元気だ

2013年09月05日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 天気:曇り、気温:21度C(正午)

 昨夜の雨はひどかったから心配しながら牛のご機嫌伺いに出る。まず第4のA放牧に登る。この牧区は入笠山の西面、小入笠直下かなりきつい斜面もある。中心部に小さな沢があって、その周囲には小梨の木を中心にした雑木林が視界を遮っている。2年前、2頭の牛が残留し苦労したときのことを思い出す。あの時活躍した雄の和牛マッキーは、ある病を疑われて今春殺処分されてしまった。入牧頭数が激減したのは、このことが大きく関わっている。マッキーのことは、また改めて触れたい。
 雑木林の左側を小入笠の頂上まで登るも、牛の姿を確認できない。迷ったがそこからBへ入る。全頭がBに移動している可能性を期待したが、それどころかアップに耐えれぬ例の和牛の姿も見えない。再びAへ横断して、沢の右側の中断でようやく元気な牛たちを発見。しばらく様子を見てから、和牛を探しにまたB放牧へ。
 いつもより時間を要したが結局、全頭無事を確認する。お前たちはエライ!強い!それにひきかえ・・・、ワカルネ。
              
                       

 地図上でだが、ヒルデェラ(大阿原)のテイ沢入口(手書きの案内板のある所)から引き返しても、そのままテイ沢を下って小黒川林道、入笠牧場経由のコースをとっても、登山口の駐車場までの距離は1.5,6km程度の違いでしかない。また途中から高座岩に登り、法華道の一部を歩いて本家・御所平峠から小黒川林道に出る、このコースでもそれほどのことはない。単調な林道よりも、高座岩までの登りは少々きついが、気持ちの良い眺め、快適な尾根道を歩くのも一興。

 夕方になってまた霧が出てきた。この霧が大気を冷やし、少しづつ山の装いを秋に変えていくのか。萎れかけ色褪せたアザミの花に、蝶が無心に。まるで残された短い時間を知ってかのよう。

 海山のFさんご夫妻、いつもありがとうございます。また顔を見せてください。今日も夜の山道を帰ります。

                                 
                                   トリカブト

 
 
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