入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’24年「春」(73)

2024年05月22日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 曇天、こういう天気の方がむしろいろいろな鳥の声がする。カッコーの鳴き声がその中にないと思っていたら、今朝は大分遠くの方で声がしている。

 昨日の昼も過ぎていた、テイ沢の仮架けしておいた丸太橋の最後の横板を結束し終えたと思ったら、突然人が現れた。
 その人は、この谷は初めてらしく、この先はどうなっているかと尋ねてきた。年齢は少し年上に見えた。地図を持たない人でも、クマよけの鈴を用意している人は多いが、両方とも持っていなかった。
 まだ谷はこの先も続き、さらに林道を2キロぐらい歩いて・・・、などと説明し出すと、その人はあっさり引き返すと言う。この谷の雰囲気がかなり気に入った様子だったので、それではもったいないと、ちょうど仕事が一段落したこともあり案内がてら一緒に下り、軽トラで登山口まで送ってやることにした。

 いろいろと話すと、とてもそんな人とは思えなかったが、何でも300名山を残り3座北海道に残すだけで、それも7月に完了の予定だと言う。昨日はその訓練のため沢入りから入笠山へ登り、ヒルデエラ(大阿原)と来て、その足でテイ沢に寄り道するような気分で来たようだった。いつもなら湿原から車道を沢入りまで、歩くのではなく、走るのがお定まりの訓練だと話してくれた。
 そんな話を聞いて、驚いた。が、もっと驚くことがあった。それについては明日にでも。

 300名山どころか100名山も登っていないし、そういう登山には関心がなかったとは言え、今となってはどこの山にも出掛ける気にならない身、たまげた。恐れ入った。
 別れ際に、手にしていたザックを持ってみろと渡すので受け取ろうとしたら、中には鉄の塊でも入れてあるらしくかなりの重量だった。
 ブログにきょうのことを書いてもいいかと聞いたら快諾し、そして、帽子を取ると深々と頭を下げて礼を言われた。

 本日はこの辺で。
 なお、お知らせしているように、今月の13日から25日まで、事情により小屋とキャンプ場の営業を中止いたします。ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。
 山小屋&キャンプ場の営業案内は下線部をクリックしてご覧ください。


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