11/20虫

2009年11月20日 | 虫写真
10月写真。

熱い視線で見つめあう、ツマグロキンバエとオオハナアブ。
さんさんと日差しが降り注ぐハマギクの花上、このふたりの間だけ空気が違います。
いかついグラサン893が差し向かいで、1つのコップからストローでちゅーとやってるような異様な光景に、さしものハナグモも腰が引けています。


こちらはアカハラゴマダラヒトリ?の逢引。
打って変わってほのぼのとした光景です。
右のケムシが、含羞からそっとうつむくしぐさに初々しさを感じます。
もっとも左ケムシの頭がどちらか分からないので、オナラを正面からかまされて顔を背けただけという可能性も、なきにしもあらずです。


友禅菊

2009年11月19日 | その他植物







9月後半写真。

ユウゼンギク(友禅菊)。
別名・ミケルマデージー、ミケルマスデージー、ニューヨークアスター。

北アメリカ原産の、キク科アスター属の多年草。
いかにも日本的な名前だが、明治時代に持ち込まれた園芸植物で、現在では帰化している。
茎葉は無毛で、葉はつるつるしており基部が茎を抱く。
草丈は50センチ以下の矮性種と、1メートル前後になる高性種の2タイプがある。

秋咲きで、青紫・紫紅・ピンク・白などの花色がある。

孔雀アスターの品種など、同じ宿根アスター類の園芸品種との区別は困難。
というより、ユウゼンギクに似た高性の宿根アスターを、園芸上「孔雀アスター」と総称しているらしい。
英語では宿根アスター類を「Michaelmas daisy」と呼ぶ。

「友禅菊」は、花色が友禅染のように鮮やかであることから。


 キク科 アスター(シオン)属
属名のAsterは、ギリシア語で星の意味で花の形から。
花言葉は「深い愛」






こちらは小輪で高性のもの。
「ユウゼンギク」と呼ぶべきか、「孔雀アスター」とするべきか。
葉以外は、ノコンギクによく似ている。


11/18花

2009年11月18日 | その他
半月分まとめて放出。

アルギロデルマの一種、開花。
花が咲かなきゃ、とても植物とは見えず。
いや、花が咲いていても植物とは思えないかもしれないが。



シャコバサボテン。
もう、何年前から植え替えもせず放置しているやら。
さすがに株はぼろぼろ。
適当にそこらの鉢に挿した枝のほうが元気。



コノフィツムはもうそろそろ終わりか。


リトープスもこいつらが最後。


巨鳳玉、最後の2輪。すでに萎んでます。
が、もう1つ蕾を確認。
花より、分頭したりする気はないのだろうか。


ファウカリアの一種。
こちらは現在でも2輪開花中。


室内に取り込んだ金鯱。とげとげ。
何年たっても刺が黄色くならないが、白刺タイプなのだろうか。


松露玉。
すでに来年の蕾がのぞいている。


すでにこんな季節。



虫記事はサボります。

岩菖蒲

2009年11月17日 | その他植物



8月下旬写真。

イワショウブ(岩菖蒲)。
別名・ムシトリゼキショウ(虫取石菖)。

亜高山帯の湿原に自生するユリ科の多年草で、日本特産種。
10~30センチほどの剣状の根生葉を持ち、これがショウブ(菖蒲)に似て、また山地に生えることから「岩菖蒲」。
アヤメ類のようなネーミングだが、アヤメ科ではなくユリ科。

7~9月頃、長い花茎を伸ばし、その先に白花を咲かせる。
花茎には腺毛があり粘つくことから、「虫取石菖」の別名がある。(「石菖」はショウブの小型の近縁種)


 ユリ科 Tofieldia(チシマゼキショウ)属
属名のTofieldiaは、18世紀イギリスの植物学者Thomas Tofieldの名より。


11/16虫

2009年11月16日 | 虫写真
9月写真。

複雑な模様を持つ、キアミメナミシャク?
大写しになった写真はともかく、実物は精妙でなかなかに美しいと認めざるをえない蛾です。


ですが、外見ではほとんど見分けのつかないミヤマアミメナミシャクなる仲間がいるあたり、シャクガはやはりシャクガ。
無辜の虫撮り人たちの苦悶を糧にしている連中です。
だてに、悪辣さで鳴るシャクガ一族の末席を汚してるわけではありません。


写真の個体は9月下旬のものなので、たぶんキアミメナミシャクでOK。


半夏生

2009年11月15日 | その他植物



8月下旬写真。

ハンゲショウ(半夏生、半化粧)。
別名・カタシログサ(片白草)。

本州から沖縄の湿地に自生する、ドクダミ科の多年草。
ドクダミと同様、独特の臭気がある。

6~8月頃、茎の上部の葉が白くなり、花弁を持たない小さな花を穂状に咲かせる。
ドクダミの場合はさらに一歩進んで、白い苞葉が完全に花びらに見える。

半夏(夏至から11日目)ごろに葉が白くなることから、「半夏生」。
「半夏」はカラスビシャク(烏柄杓)の別名でもある。
または葉が半分だけ白くなることから「半化粧」。「片白草」も同様。

開花期に全草を乾燥させたものは、煎じると利尿効果がある。


 ドクダミ科 サウルラス(ハンゲショウ)属
属名のSaururusは、ギリシア語のsauros(トカゲ)とoura(尾)が由来で、花穂の形から。
英名も「lizard's tail」。
花言葉は「内気」


11/14虫

2009年11月14日 | 虫写真
8月写真。

夏になると林内に出没する、アオイトトンボの類。
暑さでご機嫌斜めなのか、イトトンボとも思えぬ凶悪な表情です。


飛び立ったイトトンボの尻を捉えた、貴重な1枚。
当ブログでは、顔より尻を観察することを推奨しています。
なんといっても、尻ならガンを飛ばされることもありません。


鹿爪草

2009年11月13日 | その他植物





8月下旬写真。

カノツメソウ(鹿爪草)。
別名・ダケゼリ(岳芹)。

山地の林内に自生する、セリ科の多年草。
葉は上部が3出複葉(三つ葉形)で、下部や根生葉は2回3出複葉(三つ葉が3つ=小葉が9枚)。

弱々しい印象の草で、夏から秋に咲かせる白花も微小で目立たない。
花後にできる実には、触覚のようなツノがある。

「鹿爪草」は、根が鹿の爪に似た形をしているからとのこと。
葉の形を鷹の爪に見立てて、「鷹の爪草(たかのつめそう)」からという説も。
別名の「岳芹」は、山に生えるセリの仲間ということから。


 セリ科 Spuriopimpinella(カノツメソウ)属
属名のSpuriopimpinellaは、ラテン語のspurius(異常の、適法でない)とPimpinella属が由来で、同じセリ科のPimpinella属に似て非なることから。
もっともカノツメソウ属も、Pimpinella属とすることもあるらしい。


11/12虫

2009年11月12日 | 虫写真
9月写真。

久しぶりのケムシ、ヒメシロモンドクガ?
モンシロドクガと名前が紛らわしいので要注意です。
かくいうこの写真も、同定時に勘違いしたかファイルネームが「モンシロドクガ」になっていて、うっかりそのまま紹介するところでした。


もちろん重箱の隅をつつくような同定など、野暮天のすること、ケムシはケムシとして素直に楽しんでおくことをおすすめします。
鑑賞するだけでは飽き足らなくなったら、羽化するまで飼育したり、敢えて毒ケムシに触ってみたりと、ディープな世界に足を踏み入れてみるのもいいかもしれません。
間口が広く奥が深い、それがケムシです。


11/11紅葉

2009年11月11日 | その他
たまには植物記事のほうをつぶして、紅葉写真貼り付け。
10月末から11月上旬のものだが、この時期はちょうど天候に恵まれず。

上写真はカラマツ。
遠目には黄金色に輝いて美しいのだが、林内を歩くと風が吹くたびに、葉がぱらぱらと降ってきてうっとうしい。













未アップの紅葉写真は、冬に植物写真が尽きたときにでもアップします。
バラの花を品種名つきで撮影していたりもするので、来年1月いっぱいくらいまでは粘れるんじゃないかとは思うが。