岩菖蒲

2009年11月17日 | その他植物



8月下旬写真。

イワショウブ(岩菖蒲)。
別名・ムシトリゼキショウ(虫取石菖)。

亜高山帯の湿原に自生するユリ科の多年草で、日本特産種。
10~30センチほどの剣状の根生葉を持ち、これがショウブ(菖蒲)に似て、また山地に生えることから「岩菖蒲」。
アヤメ類のようなネーミングだが、アヤメ科ではなくユリ科。

7~9月頃、長い花茎を伸ばし、その先に白花を咲かせる。
花茎には腺毛があり粘つくことから、「虫取石菖」の別名がある。(「石菖」はショウブの小型の近縁種)


 ユリ科 Tofieldia(チシマゼキショウ)属
属名のTofieldiaは、18世紀イギリスの植物学者Thomas Tofieldの名より。