鹿の子百合

2009年11月27日 | その他植物



8月下旬写真。

カノコユリ(鹿の子百合)。
別名・ドヨウユリ(土用百合)、タナバタユリ(七夕百合)。

四国・九州の山地や海岸の崖地に自生する、ユリ科の多年草。
花の美しさから観賞用に栽培されるが、自生のものは盗掘などで年々減少し、絶滅危惧種に指定されている。

夏、紅紫の地に濃紅色の斑点を散らし、白覆輪のある花を咲かせる。
この斑点を、鹿の子模様に見立てて、「鹿の子百合」。
別名は開花時期から。
斑点の入らない、純白の園芸品種もある。


 ユリ科 リリウム(ユリ)属
属名のLiliumは、ケルト語のli(白)とlium(花)、あるいはギリシア語のleirion(白)が由来で、西洋絵画の受胎告知のシーンなどでも描かれるマドンナリリーの花色から。