11/10虫

2009年11月10日 | 虫写真
新着写真。

当ブログの虫記事においては、ひと月近く前の写真でも、平気で「新着」と称したりすることもしばしばですが、今回ばかりは違います。
ただいま絶好調で蛍光灯まわりをぶんぶん飛び交っている、クサギカメムシです。
湯気がたたんばかりの新鮮写真です。


鬼姑ばりに、蛍光灯に指を走らせて埃チェックに余念がないクサギカメムシ。
ひとの部屋に勝手に上がりこんでおきながら、盗人猛々しいやつです。


柳葉向日葵

2009年11月09日 | その他植物





10月下旬写真。

ヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)。
別名・ゴールデンピラミッド。

アメリカのフロリダ原産の、キク科の多年草。
「ゴールデンピラミッド」、あるいは属名の「ヘリアンサス」の名でも流通する。

ヒマワリの仲間で、秋、中心の筒状花が黒っぽい黄花を、多数咲かせる。
同定に腰が引けてしまいそうなタイプのキク科花だが、名前どおり柳のような細い葉が特徴的。
種小名のsalicifoliusも、「ヤナギ属(Salix)のような葉の」の意。


 キク科 ヘリアンサス(ヒマワリ)属
属名のHelianthusは、ギリシア語のhelios(太陽)とanthos(花)が由来。


11/8虫

2009年11月08日 | 虫写真
10月写真。

いつも怒りに燃える、イカリモンガ。
怒りといっても、ただのヒス持ちとはわけが違います。
慷慨にその身を震わせる、愛と哀しみをともに知る漢です。


世にキンウワバのようなモヒカン蛾が跋扈し、力なき民の怨嗟の声が満ちあふれるとき、羽に7つの傷を持つイカリモンガが現れ、末世の暗雲を吹き払うと伝えられています。


ニゲラ

2009年11月07日 | その他植物







10月上旬写真。

ニゲラ。
別名・クロタネソウ(黒種草)。

地中海沿岸原産で、日本には江戸時代に渡来した、キンポウゲ科の秋蒔き一年草。
葉は糸状に裂け、コスモスを思わせるが、草丈は50センチ前後。

青、紫、白などの花の、花びらのように見える部分は萼片。
花期は春から初夏のはずなのだが……。
写真のものは、春に種を蒔いてしまったのかもしれない。

花後にできる実は、逆さにしたタコというのか、非常にユニークな形をしている。
中の種は黒く、それが「黒種草」という和名の由来となっている。



 キンポウゲ科 ニゲラ(クロタネソウ)属
属名のNigellaは、ラテン語のniger(黒)が由来で、種が黒いことから。
花言葉は「不屈の精神」


11/6虫

2009年11月06日 | 虫写真
新着写真。

特大アブラムシの尻に、がぶっと噛みついているテントウムシ。
食欲の秋です。


体長はほとんど差なし。

いったい体のどこに収まってるんだというほどの大食は、萌えの主要な属性のひとつです。
天賦の愛らしい外見だけで、万人から愛される萌え虫の地位をキープしているわけではありません。


鬼野芥子

2009年11月05日 | その他植物







10月下旬写真。

オニノゲシ(鬼野芥子)。

ヨーロッパ原産で明治時代に渡来した、キク科の一年草~越年草。
道端や荒地などで見られる帰化植物だが、比較的少ない。

草丈は大きなもので1メートル以上になり、茎は縦筋があり中空で、赤みがかることが多い。
葉は無毛で光沢があり、縁の鋸歯は刺状にとがり、触ると痛い。
まだ刺の鋭くない春の若葉は、食用になるらしい。

タンポポに似た黄花は、暖地では周年見られる。

「鬼野芥子」は、ノゲシに似るが、刺があり荒々しい感じがすることから。


 キク科 Sonchus(ノゲシ、ハチジョウナ)属
属名のSonchusは、この仲間やアザミなどを総称するギリシア古名から。


11/4花

2009年11月04日 | その他
模写練習サボるため花記事。
というのは嘘で、じつのところ、アップより3日分先行している。今晩の作業分を入れれば4日。

で、翠晃冠。
たぶんこれが今期最後のサボ花だろう。
マミの朝日丸?は咲き続けているが、まああれは別。


コノフィツムの花はいくつか萎んできた。


地味すぎるウィッテベルゲンセの花。


コノフィツムのお子さまたち。
アルギロデルマとオフタルモフィルムも混ざっているが、どれがどれかは分からず。
さすがにリトープスはもう採種してません。


で、ある程度育つとこうなる。




ハオルチアもぷりっぷりしてくる季節。


ハオルチアのお子さまたち。
同時期に咲いていたハオルチアやガステリアを適当に交配させたもの。


この3つも同じ鉢に植えていた同期なのだが、生長が早すぎるので引っこ抜いて隔離。
上2つは宝草の特徴が強くでている感じ。



この記事の写真枚数多すぎるので、虫記事は休み。

紅葉葵

2009年11月03日 | その他植物







9月下旬写真。

モミジアオイ(紅葉葵)。
別名・コウショッキ(紅蜀葵)。

北アメリカ原産の、アオイ科の多年草。
原産地では湿地に自生しているらしく、やや湿った日当たりを好む。
丈は2メートルほどにもなるが、木ではなく宿根草。
葉は深く裂け、モミジの葉のような葵で「紅葉葵」。

夏から秋に、同属のハイビスカスによく似た、紅色の花を咲かせる。
ハイビスカス同様、一日花。


 アオイ科 ヒビスカス(フヨウ)属
属名のHibiscusは、大きなゼニアオイ属の植物をさすギリシアおよびラテン古名で、エジプトの神Hibisとギリシア語のisko(似る)が語源らしい。詳細不明。


11/2虫

2009年11月02日 | 虫写真
8月写真。

先月末には初霜を観測し、冬の足音が駆け足で迫ってきた、今日この頃。
こんなときこそ、夏の虫写真です。

まずはテントウムシの尻。
一瞬にして、蝉時雨が降り注ぐあの夏の日々にトリップさせてくれます。


エゾアオカメムシとかそっち系のカメ子の尻。
ぎらぎらと照りつける日差しが脳天を焼く、あの目眩にも似た感覚がよみがえる1枚です。


はむはむ葉を食む、シャクトリムシの仲間。
白砂に打ち寄せる波の音が、今にも聞こえてきそうです。


台湾杜鵑草

2009年11月01日 | その他植物





10月写真。

タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)。

台湾と沖縄の西表島に自生する、ユリ科の多年草。
日本のホトトギスより丈夫で、分布にもかかわらず耐寒性も高く、一般的に栽培されるのはこのタイワンホトトギスかその交雑種。
写真のものも園芸交配種かもしれない。

在来種のホトトギスによく似るが、タイワンホトトギスは茎の先で花茎が枝分かれして、上部にまとめて花を咲かせる傾向がある。



 ユリ科 トリキルティス(ホトトギス)属
属名のTricyrtisは、ギリシア語のtreis(3)とkyrtos(突出した)が由来で、3枚ある外花被の基部が曲がって袋状に突出していることから。