半夏生

2009年11月15日 | その他植物



8月下旬写真。

ハンゲショウ(半夏生、半化粧)。
別名・カタシログサ(片白草)。

本州から沖縄の湿地に自生する、ドクダミ科の多年草。
ドクダミと同様、独特の臭気がある。

6~8月頃、茎の上部の葉が白くなり、花弁を持たない小さな花を穂状に咲かせる。
ドクダミの場合はさらに一歩進んで、白い苞葉が完全に花びらに見える。

半夏(夏至から11日目)ごろに葉が白くなることから、「半夏生」。
「半夏」はカラスビシャク(烏柄杓)の別名でもある。
または葉が半分だけ白くなることから「半化粧」。「片白草」も同様。

開花期に全草を乾燥させたものは、煎じると利尿効果がある。


 ドクダミ科 サウルラス(ハンゲショウ)属
属名のSaururusは、ギリシア語のsauros(トカゲ)とoura(尾)が由来で、花穂の形から。
英名も「lizard's tail」。
花言葉は「内気」