地味~な花々

2007年05月10日 | その他植物



地味~な花を地味~に紹介。
上の写真はスグリ(グーズベリー)の花。……とミツバチのお尻。
これは番外で紹介するべきだったか。




ツクシ。
今さらだけどツクシ。
こちらではまだ生えてるんだから仕方がない。
というか、これを花と呼んでもいいものか?




これはたぶんハハコグサ。
訂正。チチコグサらしいです。ハハではなくてチチでした。
地味~。
キク科の花は意外とヘンなやつが多い。



教育再生案

2007年05月10日 | その他



最初に言っておく。
今月俺は訳もなく荒れ気味。
この記事も相当に見苦しいものになるだろう。
感情的な文など読みたくないという方は、ここで引き返すべし。



お上の教育再生案なるものの記事を読んだ。
子育てや家庭の「あるべき姿」ね。
それを60年かけて壊してきたのが自民政治だろう。
その当の本人たちが今の社会はおかしいと言って、復古調、懐古趣味に走る神経が理解できない。
まあ、政治は守備範囲外だ。知った風なことを言うつもりはない。
ここはひとつひとつの項目にツッコミでもいれるとしよう。


 
・乳幼児期は母乳を与え、子守歌を歌ってやり、一緒に歌を歌って、赤ちゃんの瞳をのぞいてやる。


随分とご親切なマニュアルだ。
母乳で育てないと子供の人格形成に悪影響が出るとでもいうのか。
新聞の記事でも指摘していることだが、病気や薬の摂取などで母乳を与えられない場合、子供を育てるべきではないとでもいうのか。
「生む機械」発言よりよっぽどタチが悪い。
子守歌? 瞳をのぞく? 赤ちゃんとのコミュニケーション手段や愛情表現がそれだけで、これ以外では化け物に育つとでも?
愛情をどう表現し、どんな関係を築くかは人それぞれだろう。それは親と子という関係でも変わらないはずだ。
それより、日々の生活に追われて子と向き合う余裕もない親、子供にどうしても愛情を抱けない親をどう支援するか、だろう。
人がまともに生きられない社会を作っておきながら、一方で人が本来あるべき姿を励行するとは、まるでダメ親みたいじゃないか。そういう分裂した態度に晒され続けると、子供は愛情を確信できず、他人の顔色を窺うだけになる。



・食事中はテレビをつけない。インターネットは世界中の悪につながる。


一見まともな指導。
だがテレビがついていようといまいと、子供と基本的な人間関係が築けている家庭なら問題ないし、逆ならテレビがなくてもいかなる心の交流もないと思うが。
インターネットは世界中の悪につながる、それは同感。確かに子供にネットは必要ないだろう。健全な社会なら。
残念ながらお上が作った美しい社会は健全とはほど遠く、ネットでしか救いが得られない子供を大勢産みだしているのが現実。
本当にこの社会が美しいのなら、子供は誰もネットなんか相手にしないはずだ。
世界中の悪=人間ということを忘れている。ネットが腐ってる社会は、当然人間も腐ってる。



・子供の発達段階に応じ、最初は「あいさつ」「うそをつかない」「時間を守る」などを、次の段階で「卑怯なことをしない」「恥ずかしいことをしない」などを教える。


……逆じゃないのか。社会的なルールより、まずは己に恥じないことを教えるべきだろう。
ネット上で匿名性を利用して中傷をしている連中、彼らは「うそをつかない正直な」人間だ。おそらくリアルでは挨拶もできる、時間も守れる「まっとうな人間」としてふるまってるのだろう。
だからといって、彼らが「まっとうな人間」か?
内実をともわない態度になんの意味がある?



総括。お上は人間に育って欲しくないのだろう。
彼らが求めているのは、自分たちの懐古趣味と幻想を実現してくれる、おままごとの人形だ。