ジェンティルドンナが史上初のJC連覇を達成。
今年は勝てずにいたが、ここでようやく結果を残した。
ただ、ハッキリ言って近年のJCでも特にメンバーレベルが低いような相手関係。
ジェンティルドンナのベストな条件だったことを考えると辛勝の内容は評価としては微妙。
去年より力は落ちている(調子が良くない)ことは間違いないような結果だったとも言える。
メンバーレベルの低い上にJCの中でも超スローな部類な流れ。
(前半1200m1.15.2)
勝ちタイムは良馬場のJCでは近年でもっとも遅い2.26.1。
流れの違いはあるが、当日の500万の勝ちタイムは2.25.9でそれよりも遅い底力を要求されないレース。
1400mまでのほとんどが12秒後半で4コーナー手前くらいからペースがやっと上がって、
ほぼ直線だけの勝負となったレース。
こうなれば位置取りの差やこういう特殊なスローで上がりだけを得意とする馬が台頭する。
位置取りを巧く決めて(予想以上の変わり身と)、結果的に他の馬が弱すぎたことで台頭したのが3着トーセンジョーダン。
走破タイムに限界あり、追走が苦しくなると伸びきれないデニムアンドルビーにとって、
超スローの上がり勝負は絶好条件だったのだろう。
軽斤量もプラスで抜群の伸びを見せて2着。
エイシンフラッシュは(逃げるつもりではなかったらしいが)作戦ミスの逃げで、
溜めていれば確実に伸びる好条件を自ら捨てたような自滅。
人気の一角、ゴールドシップはこのスローならばもっと早めに動けても良さそうな展開。
それをまったく動かず(動けず)、負けるにしても負けすぎ。
この辺の馬がまったく走れなければ後は何が来てもおかしくないようなレースだった。
レースとしては、メンバーレベルが示したような超凡戦であった。
ジェンティルドンナは、この状態では有馬記念は(条件も合わないし)苦しいだろうから、
回避した方が良いだろう。
ゴールドシップもここまで走らないと、もっとも得意な条件でもありそうな
冬の重い中山の馬場であっても、さすがにいっぺんの変わり身は期待薄ではないか?
ましてオルフェーヴルが引退レースで本気の仕上げで出てこられたら、勝負にならなそう。
まとめ
連対馬の傾向
イチオシのジェンティルドンナが1着。
デニムアンドルビーは残せなかった。
(5)前走、3着以下でかつ前々走も3着以下。
に引っかかるので。
ハッキリ言って、こんなレベルのメンバーが今後も毎年続いてほしくないし、
そうなれば、デニムアンドルビー程度の馬が2着は普通はないと思うのだが。。。
(5)前走、3着以下でかつ前々走も3着以下。ただし、どちらかでG1で1番人気だった馬は除く。
としておきたい。
3着馬の傾向
トーセンジョーダンは残せなかった。
この成績では残せないし、これももっとレベルの高い年ならば普通は来ない。
例外とする。
まぁ一応イチオシだったデニムアンドルビーが頑張りすぎて2着に来てしまったが、
3着以内には来ていたので、ある意味、傾向としてはそう間違ってはいなかったと思う。
オッズバランス編
実績から仕方がないとは言え、ゴールドシップの2番人気はこの条件では被りすぎだろ。
しかも秋緒戦の京都大賞典も(条件は合わなかったにしても)負けていて、どうみても、
調教の感じから良い状態とも思えなかったし、明らかに出来不調の気配は感じられた。
ここまでの惨敗は想像できなかったにしても、2番人気にしてももっとオッズが高くなければ釣り合わない。
もう1頭はアンコイルド。
使いすぎで消耗がありそうで、調教の動きからも如何にも調子落ちしていそうだった。
(だから無印)
そこでこれまで人気薄の立場から一変の5倍人気はオッズバランスが完全に崩れていた。
馬券は・・・
保険の馬連だけ的中で実質惨敗。