「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

小泉構造カイカクは独占体制、寡占体制を生んだ

2008年09月22日 | 小泉構造改革
小泉構造カイカク独占体制、寡占体制を生んだ。

市場原理主義にしたがって強者が残っていく小泉、竹中構造カイカク

彼らのもっともらしい説明は

     競争させる → 値段が安くなる → 消費者の幸せ

であるが、実際には消費者は幸せにならない


竹中氏は、「競争がみんなを豊かにする」と言っているがこれは大嘘である。
すでに彼らの言う競争により、必要以上に安くするために安全を脅かす事態を引き起こしたり、寡占、独占体制を生み出していることは疑いがないであろう。

百貨店も、金融機関も、メーカーも合併、合併でどんどん企業規模は大きくなっている。
例えば安さを武器にシェアを拡大してきたヤマダ電機。既に価格支配力を有し、電機メーカーを相手にヘルパー派遣を強要するなどして問題化している。

パナソニックやキャノンといえどもノーと言えない力が価格支配力である。
ヤマダ電機はいずれ競争相手がいなくなれば、販売価格の決定権を持つようになり、結局消費者はヤマダ電機の決めた値段で商品を買う羽目になろう。

これを経済学では「寡占価格」「独占価格」という。

もう一つ例を挙げればスーパーマーケットの「マックスバリュー」(イオン系)地方のスーパーが倒産し、いたるところでこの「マックスバリュー」に代わっている。

どこに行っても同じ商品が同じ価格でしか買えない
かつて安売りしていた販売店が安売りしなくなる
そんな時代が近づいている。