キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

”喉元過ぎれば熱さを忘れる”

2013-09-05 16:58:46 | Weblog

過ぎたるは猶及ばざるが如し”というのが自民党のはしゃぎ振りだ。衆院、参院選挙で圧倒的多数の当選者を獲得したのを自民党の魅力が勝因だと、大いなる錯覚を起こしている。民主党政権、特にポッポ、カンの幼稚さと阿呆さにほとほと愛想が尽きた国民が反動で自民党に一票入れたに過ぎない。なにも自民党支持者になった訳ではない。それでも数は力だと各派閥が躍起になって新人の囲い込みをした。その結果は安倍がいた町村派43人が88人、額賀派28人から51人、岸田派23人が43人、ニ階派13人を29人とそれぞれ倍増した。麻生派は12人を3倍の37人になった(読売)。過去の8個師団から三角大福中の5大派閥の頃は総裁獲得に鎬を削った。ニッカ、サントリー、オールドパーと皮肉られる程、札束が飛び交った。派閥の親分は政策より金策が肝心だ。その能力がなければ子分に金集めに長けた番頭を側近にして任せればいい、金は集めるし、泥も被ってくれる。いわゆる神輿に乗るという奴だ。造船疑獄では犬養法相の指揮権発動で刑務所の塀の上から中に落ちずに済み、総理になり、おまけにノーベル平和賞を貰った佐藤栄作と角栄の関係だ。小選挙区になってから自民党から複数立候補が出来なくなり、派閥の効用は昔みたいな旨味はない。バブル経済が崩壊してデフレが続いたので企業からの政治献金は激減した。代わって税金からの政党交付金が議員数に応じて入る。足りない分は政治資金パーティーで稼いでいる。原価は会費の0.15掛。体のいい詐欺商法だ。膨れ上がった町村派の御大町村は『遠慮はいらぬ族議員になれ』と発破を掛けた。国土強靭化計画の打ち上げ花火がアベノミクスの三本の矢の一つだ、10年来減り続けた公共事業が今後は増えるだろうと建設業界は早速捕らぬ狸の皮算用、建設族議員はセメント、砂利が食えると胃袋を鍛えている。シロアリ官僚退治だと騒いでいたが今度はクロアリが餌に群がる。余り調子に乗っていると次の選挙でしっぺい返しを食うだろう。第一次安倍政権で惨敗した教訓は雲散霧消しのだろうか。”喉元過ぎれば熱さを忘れる”。写真は『熊蜂』通常『クマンバチ』と呼ばれている。体が大きいので怖い感じがするが、おとなしい蜂でオスには針がないので刺せない。刺すのはメスだけ。1/1250秒で羽が撮れた。


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