再三安倍政権に放つ文春砲、今回もかなりいい所に迫ったがハネマンにはならなかった。
東京高検の黒川弘務検事長が緊急事態宣言中の5月1日、13日産経新聞記者2名朝日新聞社員元記者と接待賭け麻雀を産経新聞記者宅でしていたと『週刊文春デジタル』で報じられた件だ。検察庁法改正案を与党が今国会で成立させていればハネマンだった。各テレビ、新聞紙上で『黒川検事長』の名前が連日賑わせている最中、本人を入れて4人が呉越同舟でチーだのポンなどと遊んでいたのだから、驚く、度胸があるのか、高を括っていたのか。
政府、与党この改正案にハッシュタグを付けたツィッターで反対派が拡散させたので嫌気が差したのか、今国会の成立をさっさと諦めたように見えるが、どうも、この文春の記事を事前に察知したからではないか。5月 20日の衆院内閣委員会で野党会派の柚木道義議員が文春報道を取り上げ、菅官房長官に黒川検事長を辞任させるよう迫った。菅長官「報道は承知しているが事実関係は承知しておらず、コメントは差し控えたいと思います」との答弁を繰り返した。その後黒川弘務検事長は辞任の意向を固め、総理官邸に伝えたと報道があり、森まさこ法相は「一昨日の夜に情報に接して、現在調査中であるが、もし報道されているような事実があれば大変由々しき事態なので、厳正に処分したい」この賭け麻雀を文春にリークしたのは産経側からと言われる。
柚木道義議員は山井和則と共に国民党を除名され現在立民党会派に属している。柚木議員の質問は、議事とは関係のないスキャンダルな事案を国会の委員会でヒステリックに追及を繰り返す、性癖の持ち主だ。彼がどうしてスキャンダルな事案を好むかというと、先ず善悪が明白であり、資料集めはいらない、週刊誌、新聞などマスコミをネタにつまみ食いすれば済む。経費はゼロ、まことに安直だ、無知、無能力な議員でも追求するのが容易である。スキャンダルは読者、視聴者が好み、興味本位で関心を寄せるからマスコミもダボハゼのように直ぐ食い付いてくれる。目立ちたがり屋の迪木議員は各報道カメラ、テレビカメラに写る位置に陣取り常にカメラ目線で四角い顔を向けている。写真はクレマチス
の通り、余りにも間抜けな挙動でその地位を
棒に振ったと拙方も見ています。
文春砲は、仰る通りかなりの所まで肉薄する
努力は分かりますが最後の詰めが甘く、その
意味では黒川検事長と同席して芋蔓となった
産経・朝日両紙の関係者とマヌケ度は近
いと心得ます。
今回の陳謝や関連り説明については、産経
は朝日よ要領が悪いと拙者には見えますね。
取材についてのコメントは表にすべきでなく、
又相手の立場を守る為の取材源秘匿原則
は分かりますが、それに留意しながら対
外陳謝をする方法はあるはずで、今回は
朝日に先行されてしまった様に思います。
一方の特定野党は大喜びでしょう。所詮
ヌカ喜びですが。立民党の政局優先姿勢
は相変わらず。枝野代表は結局、この思考
から終生抜け出せない事でしょう。
柚木議員みたいな所謂「ゴミレベルの騒擾屋」
を拾ってでも党勢が欲しい。拾われ柚木
は結局 中曽根元総理が実践された様な
深い勉学から得られる政策勝負力をつける
事なく、既成メディアのつまみ喰いだけで
攻勢に出る。それでも立民にとっては頭数
の足しになるだけで価値があるという事
でしょう。尤も党勢と支持率が必ずしも
一致しないのは当然ですが。