野田が「東日本大震災や原発事故の現状を報告して欲しい」とカンカラに代理出席を頼んだ。何しろ人材豊富な民主党だ、適当なのがいないので前首相だからと起用したのだが、無能力の癖に出しゃばり好きで『手柄は独り占めして、俺だ、オレだ』と吹聴し捲くる性癖の持ち主だ。態々公費を使ってスイスまで出掛けて恥曝しした。先月末にダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会での事だ。海外メディアから嘲笑されたようだ。福島原発事故を悪化させた最高責任者、所謂張本人だと周知されているにも拘らず、まるで英雄気取りだったというのだ。正に現代のドキホーテを演じて見せた。会議直前に米紙ウォールストリート・ジャーナルの取材に対して「原子力エネルギーに頼る必要のない世界を目指すべき」などと智慧も能力がないのに気宇壮大な御託宣。「これで俺も平和に貢献した英雄だ」と鼻高々、得意満面だったという。これじゃ鼻持ちならぬ奴だと呆れられたのも当然。海外メディアの中には、カンが原発事故収束に手間取ったことの総括や、日本の原発技術をベトナムやトルコに売り込んだこととの整合性、ソーラーパネルの1000万戸設置計画などの進捗状況を聞こうとする記者もいたのだが、アッケラカンは有頂天になって抽象的な話を繰り返すだけで、具体的な話はゼロだった。記者達は「これ以上聞いてもムダだ」と呆れて、同行の官僚等に「前首相の発言の意味が判らない」「本当はどうなのか」との問い合わせが相次いだのだと言う。日本のマスコミは殆ど無視して報道しなかった。野田がハトポッポを『外交政策』の、スッカラカンを『新エネルギー政策』の担当、党最高顧問にしたのだから呆れる。汚沢の子分輿石の強い勧めで、農業の一川を防衛相にしたが、問責を受けて直ぐ更迭せざるを得なかったのを懲りもせず、輿石の勧めで、後任に目白の座布団亭主田中を任命した。予算委で野党の質疑に耐えられず、学級崩壊顔負けの内閣崩壊だ、食堂へ行って「まず、コーヒー」と注文しちゃった。探した理事に連れ戻されと言う、関取顔負けの堂々たる体躯が恐縮する図を想像すると、まるで漫画だ。これがタレントのお遊びなら笑えるが現在防衛大臣閣下だから、笑うに笑えない。浅間山と千曲川、急流の飛沫が凍り付いて