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キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

予算委、同窓3名で一時間独占

2012-02-03 15:51:56 | Weblog

昨日2日の衆院予算委員会、中井委員長が仕切る。自民の石波議員が田中防衛相に質問した。このトライアングルは三田の同窓だ。出身、年齢は次の通り、中井洽・慶応経済・昭和17年生で69歳、田中直紀・慶応法・昭和15年生で71歳、石破茂・慶応法・昭和32年生で59歳だ。最善・最強のドシロウト田中、防衛相の資質がないのが改めて証明された。憲法9条の芦田修正について問われたが全く知らなかった。田中議員の年齢であれば芦田修正を知っているのは常識だろう。ましてや30年も国会議員として福島、新潟両県から選らばれている優れた人材だ。12歳後輩の石破議員に説明されている図を見れば気の毒で哀れさを感じた。この芦田修正は昭和21年(1946)芦田均は憲法改正委員会委員長だった。改正草案の政府案は第二章 戦争の放棄 第九条 国の主権の発動たる戦争と、武力による威嚇・・・第二項は陸海空軍その他の戦力の保持は、許されない・・・だった。芦田が智慧を絞って、これに文言を入れて、次のような現行憲法の条文にしたものだ。第一項の頭に正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し・・・を入れて 第二項の頭に 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない・・。これで自衛権があり因って武力が持てると解釈出来る。これと引き換えにマッカーサーは職業軍人を排除する目的で憲法66条第二項に『内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない』を入れさせた。英語のcivilianが日本語にはないので苦肉の策で『文民』の新語を作って翻訳したようだ。高校2年の頃、日本国憲法を英文と日本語と比較したが英文の方が判り易かった。憲法の、特に前文など日本語らしくない日本語だと言われているが、翻訳だから止むを得ない。米国占領軍が押し付けた憲法だ。彼等が改正が出来ないよう雁字搦めした憲法だからマトモな日本語にするのも難しい。