能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

鉢伏山 林道雪解け中

2011年04月18日 | 鉢伏山
最近は暖かい日も多くなっておかげで鉢伏山へ続く林道も雪がなくなってきました。
しかし雪が運んで置いてった大きな岩が道に転がっているので注意を要します。
できるだけ取り除くようにしています。

それでも、どうしても融けにくい「鬼門のカーブ」にはまだこれだけの雪が残っていました。

ブナ林まであと2kmの地点で車を足止めせざるを得ず、ここから歩いて上ります。

その先から上までは所々雪は残るにしても4月初旬に比べれば無いに等しく、
スノーシューは要りませんでした。まさに鬼門のカーブとその周辺数百メートルだけです。


道の真ん中に枝が落ちていました。雪が融けてそのままなのでしょう。

よく見ると表側の樹皮がはがされ、裏返して見ると樹皮が残っていました。
これは耳の長いピョンピョン跳ねる生きものの仕業でしょう。

杉の植林地がなんだかいつもと違います。枝葉を含めた幹全体が斜めになって谷側に傾いています。
みんな揃って・・・。これはいうまでもなく雪の影響です。

この植林間もない小さな杉が雪の下に埋もれ、その後の融雪で斜面の積雪が谷側へ向けてずれたせいで一度倒れたようです。それが今起き上って復活しているところです!

杉は日本固有種で多雪に適応した針葉樹です。
雪国の杉に根曲がりが多いのは幼樹の時に多雪にあい、冬の間雪に埋もれたせいです。
柔軟なのです。他の針葉樹、例えば松は直立するのみですから斜面にあったら折れてしまうでしょう。

雪のない風景に雪を見るインタープリテーションです。

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