能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

ジャパンテント in 舳倉島 1日目

2009年08月19日 | エコツアー能登
ジャパンテント=世界留学生交流・いしかわ2009 「ふるさと愛」がテーマ。
22回目を迎える今大会の特別プログラムとして「留学生による舳倉島調査」が行われ、同行しました。


団長は金沢大学名誉教授の藤則雄先生。理学博士。地球科学がご専門です。
トレードマークはふさふさのあごひげ。ご高名ですがとても気さくな方です。
またフィールドワークで見せるフットワークの軽さとタフネスは驚くべきものがあります。
私にとっては宮沢賢治の作品に出てくる「フーボー先生」です。

北國新聞社の米田論説委員は広い見識と豊富な話題で藤先生のお話に別の視座を示して下さいました。
おだやかな語り口調と分かりやすい表現に努めて下さり、和らいだ場づくりをして下さいました。

留学生は南米・ヨーロッパ・東アジアから3人、アレックスさん、イザベルさん、エンレイさんです。
舳倉島をフィールドとしている大学院生の河合さんもご一緒です。

日本滞在2年前後の留学経験を持つ優秀な学生が揃いました。

初日のフィールドワークは漂流物調査でした。
日本海の沖に浮かぶ舳倉島には海流の関係でたくさんの漂着物があります。
海岸で漂流物(ゴミ?)を拾い、その種類と国をまとめました。


半分以上は日本のゴミですが、中国・朝鮮半島・ロシアなども混じっていました。世界はつながっています。
木陰のない海岸は暑く、海風の涼とボトルの水をたのみに長時間の作業に取り組みました。

夜は地元の漁師やお宿「つかさ」の方との語らいです。
漁は夫婦で行い、夫が操船し妻が素潜りで貝を獲ります。その昔と今の違いを伝えて下さいました。

現役の海女の方から驚くようなアワビの生態や海に対する心理的な怖さを教えて頂きました。
海女になる時は母に付いて覚えたそうです。
自分で捕った新鮮な魚介類をお客様に提供できるメリットも語って下さいました。
暮らしの中で日常的に触れている海の知識はとても深いものがあります。

・・・続く・・・

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