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日本モンティ・パイソン宣言

2010-09-05 | movie/試写会・映画祭など
というイベントに行ってきました。
@赤坂レッドシアター。

モンティ・パイソン…もはや高校時代から好きすぎて、
今更どうやって彼らを説明すればいいのかも分らないのですが、
よく言われるのは「コメディ界のビートルズ」って紹介ですね。
とにかく、愛するコメディアンの集まりです。


なんだか内容も分からないままに、
モンティ・パイソンとタイトルに入ってるだけで行ってきたけど、
なかなか楽しかったです。

内容は三つに分かれていて、前半がゲストとのスケッチ(コント)観賞会。
司会は松尾貴史、日替わりゲストは山寺宏一、倉本美津留、水野美紀でした。

記憶が危ういけれど、
一発目は有名どころで「シリー・ウォーク」。
バカ歩き省、ってやつ。

山ちゃんは、オカマ風な軍人たちによる「進軍体操」、
不良ばあちゃんたちが闊歩する「グレパッパ族」、
「下着屋に入った銀行強盗」をリクエスト。
吹替版の偉大な先輩声優の方たちの仕事を称えながら、
青野武さんと押井守作品で共演したときの話もしてくれました。

倉本さんは「パゾリーニのクリケット第三回戦」と
脅迫バラエティ番組、「ブラックメール」。
ダウンタウンの松ちゃんは「(モンティ・パイソンなんて)見たことない」
と昔「遺書」で書いてましたが、
倉本さんはパイソンズ好きなんですねー。
「ブラックメール」みたいな番組を作りたいと思ってたらしいw

松尾さんは「チーズショップ」でした。
久々に見たけど、チーズ買いに来た客がキレる瞬間の演技が素晴らしい!
(ジョンとマイクの組み合わせはハズレなしだ!)
ゲストが話してた「ドリフで言うもしもシリーズ的なスケッチ」ってよくわかるなぁ。


中盤は関西弁にアレンジしたスケッチの朗読。
これがよかった!
常々、彼らのスケッチを日本語にアレンジしてもつまらんだろうと思ってたけれど、
この関西版コントの分りやすくて面白いこと!

スパムメールの語源ともなった
スパムの入ったメニューしか置いていない食堂が舞台の
「スパムの多い大衆食堂」をアレンジして「キムチ」にしたり。
キムチ・キムチ・キムチ・ナムル・キムチ、みたいな品名ばっかり…。

いかにも悪そうなのに法律違反を嫌う強盗団が登場する
「違法じゃない強盗」も、
レストランで汚いフォークに文句をつけたことから始まる悲劇、
「汚れたフォーク」も見事に関西弁コントに。
普通に現代でも笑える朗読で、新鮮でした。


そして、最後は、2010年版の吹替版上映!
今、モンティ・パイソンを放送するとしたらどんな吹替になるだろう?
ということで、

生瀬勝久=グレアム・チャップマン
古田新太=テリー・ジョーンズ
山寺宏一=ジョン・クリーズ
ケラリーノ・サンドロビッチ=マイケル・ペイリン
松尾貴史=エリック・アイドル

というメンツで
「密輸犯」「ナッジナッジ」「親子間階級闘争」「果物から身を守る方法」
の吹替に挑戦した企画。

↓これがCM。メイン企画だったのですね。
http://www.youtube.com/watch?v=7N9OgIUaZI0

オリジナルの声優があまりに偉大すぎて
他の人がやるなんて想像できなかったけど、意外にもよかった。
中でも古田さんのテリー・Jと松尾さんのエリックが合ってた!
「果物から~」での山ちゃんの熱演も見ごたえあった。

今、テレビで新しい吹替を放送するのもありなんじゃないか…
という淡い期待が膨らんじゃう好企画だったわー。

最後は「Always look on the bright side of life」を合唱して終わり。

いつもひとりでビデオとかDVDを見てたけど、
たくさん同じファンのいる中で見るのも、いいねぇ。
それに、パイソンズのネタが、思ってた以上に理解しやすいお笑いなんだってことを、
日本風なアレンジのおかげで感じることができた。
原点に戻って笑顔を若干取り戻した一夜でした。

モンティ・パイソンについては再来週もつづく…

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