「スウィングしなけりゃ意味ないじゃん!」
そんなわけで試写でした。
夏休みの学校で数学の補講に参加する女子高生。
毎日楽して楽しければいい、と思ってそうな女子高生たちが
野球の試合の応援に出るはずだった吹奏楽部の代わりにビッグバンドを組むことになって…
ジャズなんてちっとも興味ない女の子達が
その魅力にどんどん引き込まれてたくさんの拍手をもらうまでのお話。
面白い話のセオリーと言うものがあるのなら、
『ウォーターボーイズ』も『スウィングガールズ』もそれを則っているんだけれど、
そこを必要以上に誇張してストーリーが少し緩く感じるところがあって、
そこがあまり好きではないんだけれど、監督の作品に対する姿勢は結構好きです。
人物背景の詳細な設定、サイドストーリーなど、
自分が想像していて楽しいことを信じて映画を作っているように感じて、
とても親しみを感じるんです。
そしてティーチインでもいちいちお客さんの質問を真面目に返しながらも
笑いも起させようとしているサービス精神もとてもチャーミングで、
「監督ったら役者もやったら結構面白いんじゃない?」なんて思っちゃいました。
お客さんと記念撮影もしていたし、
この監督の気さくさが作品の評価にも影響を与えるんじゃないかな。
取材をしっかりと作品に埋め込んでいるところも感心しちゃいます。
なかなか出来ないことです、現実をフィクションの中で自然に描くってのは。
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