ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

ようやく最新巻までゲット ~ アメトークのプレゼンで見事にハマった『キングダム』 ~

2015年06月28日 | 

 私の趣味(生きる糧)の1つに読書(漫画部門)がありますが、私が定期購読している漫画雑誌は、少年ジャンプ(週刊)とビックコミックオリジナル(月に2冊発行)の2誌しかありません。そのため、その2誌に掲載されていない作品と出会うのは『いきなり店頭』と言うことになります。本屋に行って陳列されている漫画の表紙の絵を見て興味を持ったら手に取る感じですね。たまに他の雑誌(情報誌)の書評やネットの書評を読んで興味を持つ作品もありますが、そう言う場合はネットで注文することがほとんどです。

 さて、今回の記事の主役の原泰久先生の『キングダム』ですが、その存在は昔から知っていましたが、1巻の表紙の絵(写真の左)を見ただけで手に取ることはありませんでした。目つきの悪いつり目の少年の絵に私の食指は全く動きませんでしたね。完全スルーです。そのため、裏表紙に書かれている作品の簡単な紹介文も読んでいません。その文章を読めば、私の好きな歴史モノの作品だと判るので、それさえ読んでいれば1巻は試しに購入していたかもしれません(今になって判った話ですが・・・)。

 そんな感じで長年私の興味の外だった『キングダム』ですが、5月28日(木曜深夜)に放送されたテレビのアメトークの『キングダム芸人』を録画していたのを週末に見て、この作品が中国の春秋戦国時代の秦の始皇帝を題材にしていることを初めて知りました。この時代に関しては、小説や漫画の『史記』や『墨攻』、小説の『十八史略』、漫画の『東周英雄伝』等の作品を過去に読んでいるので私の興味の中です。

 そして、「キングダムを読んでみよう。月曜日に本屋に行こう。」と私が完全に思ったのは、ケンドー・コバヤシさん他の芸人さんのプレゼンが上手かったからです。物語の内容を完全には明かさずに小出しに情報を出すプレゼンに完全に乗せられてしまいました。かつて1巻の表紙を見て興味を持てなかった絵柄も変わってきているのが判ったのも購買意欲を刺激しました。そして、6月1日(月)の仕事の空いた時間に行きつけの本屋(かなりの大型店舗)に行きました。


 しかし、その本屋には私が欲しい『キングダム』はありませんでした。そして、これが私と『キングダム』の約1ヶ月に渡る戦いの始まりになりました。

 厳密に言うと、本屋には『キングダム』は陳列されていました。ただし、私の欲しい1巻はなく、30巻以降(38巻が最新巻)しか本棚には並んでいませんでした。1巻から20巻台はゴッソリと誰かが買って行ったのが想像できるように本棚に大きな空きができていました。私と同じようにアメトークの『キングダム芸人』を見た人が買っていったんでしょうね。放送から3日も経ってから買いに行った私はマヌーでしたね。

 ちなみに、『在庫がある30巻から38巻を先に読んで、後から1巻から読み直す』と言う選択肢を選ぶ人もいるかもしれませんが、私は読書も映画もスポーツ観戦も最初から見ないと納得がいかない性(さが)なので、1巻を入手するまでは『キングダム』に触れる事は待つことにしました。

 その後、『キングダム』の1巻を求めて私の生活圏にある6軒の大型書店を回るようになりましたが、どの本屋に行っても状況は同じでした。いつも利用している国内最大級のネットショップも、『一時的に在庫切れ:入荷時期は未定です』と言う表示がされたままの状況が続いていました。

 そんな状況に変化が訪れたのは6月15日(月)でした。 最初に本屋に『キングダム』を買いに行ってから2週間後です。

 「今日もないだろうなぁ。」と思いながら昼休みに馴染みの本屋に行ったところ、1巻、2巻、3巻の3冊が30巻台に並べて何冊か陳列されていました。即、1巻から3巻まで購入しました。3巻以降の品切れに変化はありませんでしたが、ようやく私の『キングダム』が始まりました。

 家に帰ってすぐに1巻を読みましたが、アメトークのプレゼンの通りに面白い作品でしたね(絵柄は好きな感じではありませんが・・・)。みんなが本作を薦める理由が判りました。ただし、3巻がものすごく気になる状況で終わってしまうので、「早く4巻以降が読みたいぃぃぃ~。」と新たな飢餓感が生まれたのは誤算でした。

 その後も本屋に4巻以降が並ぶことがなかったので飢餓感は続きました。そんな時にふと、「そう言えば家電量販店のネットショップは本も売っていたよなぁ。」と言う考えが頭によぎったのが次の動きになりました。なんと、4巻以降の在庫がありました。即、在庫のあった4巻から11巻まで注文しました。家電量販店のネットショップは穴場でしたね(その後は他と同じように在庫切れになってしまいますが・・・)。

 そんな感じで、徐々にではありましたが、在庫切れだった『キングダム』の各巻が少しずつ手に入手できるようになりました(本屋を何軒も回りましたが・・・)。そして、6月26日(金)に最新巻の38巻までの全巻を揃えることがようやくできました。私の『キングダム』の38巻までの入手経路は下記の通りなのですが、全巻揃えるまでにここまで多くの本屋を回ったのは初めての経験でしたね。

 1巻~3巻 → A書店
 4巻~11巻 → 電気量販店のネットショップ
 12巻 → B書店
 13巻、14巻 → C書店
 15巻、16巻 → A書店
 17巻~21巻 → C書店
 22巻~29巻 → C書店
 31巻~33巻 → D書店
 34巻~38巻 → C書店


 こんな苦労をして購入した『キングダム』ですが、未読は36巻、37巻、38巻の3冊だけになってしまいました。アメトークのプレゼンで言っていた通り、先が気になる展開がずっと続くので、「今日はここまでで終わろう。」と言う区切りをつけるのが難しいですね。魅力的な戦人(いくさびと)がたくさん登場する物語は、同じ中国歴史モノの『三国志』や『楊家将』や『水滸伝』に匹敵しますね。相乗効果かもしれませんが、以前読んだ『史記』や『墨攻』や『東周英雄伝』を読み直してみたくなりました。そして、巻を重ねる度に絵が格段に上手くなっているので、最初は好きではなかった絵柄も気にならなくなりました。


 以上、アメトークの『キングダム芸人』によって私の新たな生きる糧に加わった漫画『キングダム』の話でした。

 新たな生きる糧が生まれた事は嬉しいのですが、本作が他の私の生きる糧の漫画の『ワンピース』 や『ベルセルク』や『アサギロ』、小説の『餓狼伝』や『グインサーガ』のように、「生きているうちに最終回が読めるのか。」と言う作品達に加わったのは悩みどころですね。本作は中国を初めて統一する秦の始皇帝の話なのに、38巻の時点で秦の国内統一さえできていないみたいですからね。『ワンピース』と同じように終わる時期が全く見えないですね。

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