ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

シネコンは人の流れを変えるのか? ~ 新宿・歌舞伎町 ~

2008年10月19日 | 街・旅行
 昨日、『おくりびと』を観るために新宿に行ってきました。
 どこで観てもよかったのですが、唯一『9時30分初回開始』だった『新宿ピカデリー』と言う、行った事のない劇場に足を運びました。

 いつも行っている歌舞伎町の映画館街は、スタジオアルタの横を通って、靖国通りを越えて真っ直ぐに歩くのですが、新宿ピカデリーに行くには、靖国通りを右に行きます(新宿三丁目の方です)。歩いて2~3分なので、歌舞伎町の映画館街と同じくらいの距離にあります。

 「小さな古い劇場だろうなぁ」と思いながら歩いていたのですが、現地に着いてビックリしました。新宿ピカデリーは、10階以上ある真新しい大きなビルすべてが映画館のシネコンでした。私が知らないうちに、こんな大きな映画館が出来ていたんですね(2008年7月19日オープンだそうです)。新宿三丁目の方には全く行かなかったので知りませんでした。

 中に入ってみると、真っ白な壁と、外がよく見える窓ガラスに囲まれた、とても綺麗な劇場でした。映画館っぽくないですね。スクリーンは10スクリーンあるそうです。一発で気に入ってしまいました。客が多くて、チケット売り場が混んでいるのは困りモノですけどね(どのシネコンも混みますね)。


 家に帰ってネットで調べると、新宿三丁目には、もう1軒『新宿バルト9』と言うシネコンがあるようです。私は過去の経験から『新宿三丁目=小汚い映画館ばっかり』と言うイメージを10年近く持っていたのですが、その考えは改めないといけないようですね。


 シネコンは、座席数が少ないスクリーンが多いので、「なんでもかんでもシネコンで観る」と言うことはないと思いますが、歌舞伎町の映画街に行く回数は確実に減るでしょうね。
 そう考えると、私と同じような感覚の人が大勢いるとしたら、街への影響は少なくないでしょうね。街で働く人達には由々しき問題ですね。コマ劇場も無くなってしまうので、歌舞伎町の人の流れが変わる時期が確実に来ているのかもしれません(夜の歌舞伎町には行かないので、夜に関する人の流れや増減に関しては判りません)。

 1つの街の衰退のトリガーが何なのかを断定するのは難しいと思いますが、私の以前のホームグラウンドだった上野は、駅前の映画館が潰れてから、明らかに人の流れが減ってしまった感じなので(潰れっぱなしで何のフォローもしていないのも問題)、昼間の歌舞伎町がどう変わっていくのか興味がありますね。

 「ここ数年、歌舞伎町には行っていないよ。」と、5年後の私は言っているかもしれませんね。
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